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バックナンバー

◯製作中の琉球弧(奄美群島〜沖縄諸島)の歴史年表

7月3日(金)〜7日(火) 高岡市・戸出七夕まつり
7月13日(月)、14日(火) 氷見市・氷見祇園祭
7月24日(金) 入善町・新屋大磐祭り
7月25日(土) メルヘンおやべ源平火牛まつり
7月31日(金) 滑川市・滑川のネブタ流し
8月25日(火) 婦中・熊野神社 稚児舞 詳細
9月1日(火)〜3日(木) 八尾・おわら風の盆
9月4日 (金) 加茂神社 秋の大祭 稚児舞
9月13日(日) 小矢部 埴生護国八幡宮  宮めぐり神事
9月23(水)、24日(木) 高岡市・つくりもんまつり
10月10日(土) 10月の第2土曜日、戸出・戸出野神社の秋季例大祭 幌武者行列
10月12日(月・祝) 魚津・千光寺 秋祭
10月17日(土) 小矢部 白馬山 慈光院  火渡り法要
10月26日(月)、27日(火) 黒部市・生地たいまつ祭り
1月の第4日曜日 魚津・千光寺の火祭り 小川寺の獅子舞
3月12日 魚津・千光寺の春祭 小川寺の獅子舞
4月18日? 黒部・明日(あけび)の稚児舞
4月20日前後の土日 浦田山王社獅子舞
5月3日、4日 鹿嶋神社稚児舞
*とやま文化財百選シリーズ(3)とやまの祭り
*全国祭り情報 富山県 祭り イベント一覧
とやまの獅子舞百選
富山県内のお祭り、イベント
○福島第一原発事故に関するリンク集 http://www.scn-net.ne.jp/~onodak/news/index.html
○DAYSから視る日々 http://daysjapanblog.seesaa.net/
○HIROPRESS.net 広河隆一通信 http://www.hiropress.net/index.html
○独立系メディア今日のコラム 青山貞一・池田こみち http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm
○小出裕章(京大助教)非公式の説きまとめ http://hiroakikoide.wordpress.com/
○やんばる東村 高江の現状 http://takae.ti-da.net/
○辺野古浜通信 http://henoko.ti-da.net/
○チョイさんの沖縄日記 http://blog.goo.ne.jp/chuy
○沖縄はもうだまされない http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/

7月31日(金)

 もう7月最後の日。午後から、滑川のネブタ流しを観に行く。
 あいの風とやま鉄道で、滑川駅へ。2つ先の魚津駅は降りた事があるが、滑川は駅を降りるのも町を歩くのもたぶん初めて。16時頃に駅に着いて、歩いて5分ほどのネブタ流しが行なわれる海岸へ行くと、既に8体のネブタが組み立てられ、飾り付けが始まっていた。
  飾り付けの様子を見てから、町の中を少し散歩。wikipediaには「午後2時ごろ禊場(みそぎば)である櫟原(いちはら)神社で大祓の神事を行ったあと、夕方の5時ごろ和田の浜に向け住民や子供たちが担いで「ネブタ流され、朝起きゃれ(起きれ)」と掛け声を掛けながら地区内をまわり」と書かれていたので櫟原神社に行ってみると、夏越大祓の幟が立てられていた。拝殿の中には茅の輪が設置されている。拝殿にいらした方に、ネブタ流しのお祓いはここで行なわれるのか尋ねたが、どうも違うらしい。
 神社から海岸に戻ると、新たに3体のネブタの組み立てが始まっていた。合計11体のネブタが海に流され、燃やされるようだ。
 18時半、海に降ろされたネブタの先端に火がつけられる。ネブタの藁には予め灯油がかけられているので、炎が勢いよく上がる。海に降りる階段は、いつの間にか見物客でいっぱいになっていた。

ねぶた流し
ねぶた流し02
 会場の後ろの方で滑川市が机を出していて、ネブタ流しをテーマにした俳句を募集していた。ネブタ流しのパンフレットも置いてあったので一部貰って読んでいると、中にお祓いの事が少し書かれていた。
 中川原地区では、「みそぎ場」と呼ばれている場所があり、「茅の輪くぐり」と呼ばれる神事が行なわれたあと、櫟原神社の神主から安全祈願のお祓いをネブタの胴体にしてもらう。夕方になると、子どもたちは子ども用に作った小さなネブタをかついで、「ネブタ流され 朝オギャレ」のかけ声もにぎやかに町内をねり歩いて和田の浜まで運ぶ。常盤町でも各町内会でネブタ製作し、和田の浜まで運んでくる。
 市の方に、このお祓いは今も行なわれているのか尋ねたところ、パンフレットは10年ほど前に作ったもので、中川原地区の方に直接聞いてみて下さいとの事。 
  ネブタ流しが終わり、一段落したところで中川原のネブタを片付けていた男性に聞いてみた。すると、今でも中川原にあるみそぎ場と呼んでいる場所に子供用のネブタを運び、櫟原神社の神主さんからお祓いを受けるそうだ。また、櫟原神社からこの時に茅の輪を持ってきて子供たちがくぐりお祓いをする。その後、再び茅の輪は神社に返される。先程神社の拝殿で見た茅の輪は、みそぎ場で子供たちがくぐった後に戻ってきた茅の輪だった。お祓いの後の町内のねり歩きは、以前は行なっていたが今はやらなくなったということだ。
 wikipediaの情報は、櫟原神社がみそぎ場と書いてあるが、これは誤りですね。
 滑川駅を19時33分発の富山行きに乗車。富山駅で金沢行きに乗り換える。通勤ラッシュの時間帯なのか、2両編成の小さな電車は高岡駅まで通路も人でいっぱいになった。

7月29日(水)

 集団的自衛権を火事に例え、10代の女性から〈バカをさらけ出して恥ずかしくないんですか〉〈集団的自衛権と個別的自衛権の違いを勉強してください〉と反論され、やり取りの末に論破された首相補佐官を務める礒崎陽輔氏が、今度は安全保障関連法案を巡り「法的安定性は関係ない」と発言し波紋を呼んでいる。氏の発言の詳細はこちらにある。
 一昨日から参議院で、集団的自衛権の行使を含む安全保障関連法案の審議が始まった。昨日と今日の国会中継を途中から少しずつ見ていたが、相変わらずの安倍話法。「明確でありまして」「明確に申し上げておきたい」と、度々安倍首相は答弁の中で「明確」という言葉を使うが、相変わらず答弁の中身は何を言っているのかわからない内容で、明確とは対局にある歯切れの悪い不明瞭な話に終始していた。

 集団的自衛権行使の具体例として安倍首相が持ち出していたホルムズ海峡の地雷撤去だが、駐日イラン大使がホルムズ機雷敷設例示に「全く根拠がない」と述べ、イランが海峡封鎖する可能性を否定した。この発言を受けて昨日の参院本会議では「特定の国が機雷を敷設することを想定しているわけではない」と安倍首相は説明。我が国を取り巻く安全保障環境の変化と謳いながら、「特定の国を想定しているわけではない」と具体的な対象国を想定していないとは変な話だと思う。

 一週間ほど前、菅官房長官が記者会見で中国による東シナ海のガス田開発に言及。中国が東シナ海の日中中間線に近い中国側で16基の構造物を建造しているとして写真を公開し、極めて遺憾と述べた。
 16基のうち12基は2013年6月以降に確認していたというから、なぜその時に写真を公開しなかったのだろう。安全保障法案を巡る審議の最中に中国の脅威を国民に煽る目的だろうかとも推測されるが、もし仮に中国からの直接の脅威があるなら、それは個別的自衛権の話になるだろう。逆に集団的自衛権で中国のガス田開発を止められるのだろうか? 
  自国(日本)を守るために必要なのは個別自衛権で、他国を守るために必要なのが集団的自衛権。元防衛官僚でイラク自衛隊派遣の実務にも携わった柳澤協二さんの講演レポート「集団的自衛権と自衛隊(その1)」で、集団的自衛権について考えるヒントが色々語られている。
 中国のガス田開発については、以下のリンクを参照に。
日本は、中国ガス田開発に対抗できない 残念ながら日本の反論は間違っている
東海天然ガス田の調査・開発事業 中外4社が契約
東シナ海ガス田開発って実態はこういうことらしい。

 ハワイで開かれているTPP協定の交渉が最終調整に入った。
 ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。日本を耕す自民党農産5品目聖域化を公約にそして現在、日米の2国間協議において主食用のコメの輸入拡大では、アメリカがTPPの輸入枠として17万5000トン増を要求。日本政府は当初、輸入を増やしたとしても5万トンが限度だと主張したが、交渉を進めるために7万トンから8万トン程度の輸入枠を新たに設けることで決着できないか交渉。牛肉・豚肉については、日本が輸入牛肉にかけている関税は15年程度かけて現在の38.5%から10%前後に、豚肉の関税は同じく10年以上かけて価格の安い肉1キロ当たり最大で482円を50円前後に、それぞれ引き下げる方向で調整。ブレまくって公約はどこかへ飛んで行ってしまった。

 政府が東電の再建計画変更を認定、原発賠償7兆円に。福島第1原発事故の賠償費用が約7兆円に上る事を盛り込んだ東京電力の再建計画が政府から認定された。これに伴い、東電は追加の要賠償額約9500億円を政府に支援要請し受け入れられた。東電が政府から支援を受けた9500億円は、電気代と税金で国民が払う事になるのだろう。
 その福島第1で、1号機の原子炉建屋を覆うパネルの撤去作業が昨日から始まった。放射性物質が飛散しないように飛散防止剤を注入しながら撤去作業を行うようだが、雨が降って高濃度の汚染水が流れ出る事はないのだろうか。

 1票の格差を是正する公職選挙法改正案が、自民党と維新の党などの賛成多数により衆議院本会議で可決した。改正案は「鳥取と島根」「徳島と高知」の2合区を含む10増10減で成立したが、2013年の参院選で4.77倍だった最大格差が2.974倍に縮小するだけで、未だ3倍近い格差がある。そもそも10増10減なら議員定数は変わらないわけで、安倍首相が2012年の11月に当時の民主党・野田首相と交わした「来年の通常国会において、私たちは選挙公約で定数削減と選挙制度改革を行っていくと約束しています。今この場で、そのことをしっかりと約束しますよ」という約束はどうなったんだろうか。

 沖縄・久高島の祭祀を記録し続けていた映画監督の大重潤一郎さんが、今月の22日に亡くなられた。2013年の9月に行なわれた久高島の八月マティと2014年1月31日からの旧正月行事を撮影に久高島へ行った時に、車椅子で移動しながらムービーのカメラマンに撮影指示をしている大重さんをお見かけした。
 You Tubeに大重監督が制作した比嘉康夫さんのインタヴュー映像があった。「原郷ニライカナイへ-比嘉康雄の魂- 予告編」。

 リニーアルしたgalleryページのIberia1986の写真に何ヶ所かリンクを貼りました。リンク先には、スペインやポルトガルの音楽映像があります。リンクした曲名とアーティストは以下に。
「Concierto De Aranjuez/Miles Davis」「Spain/Chick Corea and Return to Forever」「Winds Of Barcelona/Yoshiaki Masuo」「 Fonseca /Tuna de Derecho de Santiago de Compostela」「Mar Adentro /Carlos Nuñez」「Soleares/Maria Vargas-Paco de Lucia」「Canção do Mar/Dulce Pontes」「 Coimbra/Amália Rodrigues」。

↓Gallery内のIberia1986のページ。写真左下にGo to linkの文字が現われたら、そこをクリックでYou Tubeのミュージック映像に飛べます。 

ギャラリーの画面01

 Winds Of Barcelonaー「バルセロナの風」は日本人のジャズ・ギタリスト、増尾好秋さんの曲。この曲が当時好きでカセットに入れてスペインに持って行き、旅の間も聴いていた。マドリッドの蚤の市で、1986年当時にヒットしていたahaのアルバム『Hunting High and Low』のテープを買って、これも旅の間によく聴いていた。

ギャラリーの画面02

7月26日(日)

 暑ぢぃ。高岡は35℃を越える猛暑になった。扇風機を回しても生暖かい風しか吹いてこない。
 九州の西を北上し長崎に上陸した後、熱帯低気圧に変わった台風12号だが、昨日は奄美地方の徳之島で50年に一度の大雨をもたらした。先月の29日にも徳之島では50年に一度の記録的大雨が降っており、これで2ヶ月連続だ。2010年の10月、奄美大島を100年に一度という記録的な豪雨が襲ったが、2011年も同じ様な豪雨に見舞われた。もはや50年に一度、100年に一度という形容詞が通じない気候になっているようだ。
 奄美大島の名瀬で24日未明、16棟を焼く火事があった。2010年の100年に一度といわれる豪雨災害直後にも、今回の火災現場の近くで火事が起こっている。この時は、長浜の自分の部屋の窓から炎の上がる名瀬市街を愕然と眺めていた。  
  奄美大島の集落は殆どが海に面した入り江にあり、他の3方は山が迫って人の住める平地は少ない。名瀬もそのような地形で、海を埋め立てて広くしてきたがどうしても住宅地が密集してしまう。そこに海からの強い風が吹くので、一旦火が出るとあっという間に燃え広がるのだろう。
 それにしても火事の多い島だと思う。名瀬では昭和30年10月に118棟、12月に1365棟を焼く大火があり、3年後の昭和33年12月には南部の瀬戸内町古仁屋で町の中心部の殆どが焼ける火事があった。ここに小さいですが昭和33年12月の名瀬の大火後の写真があります。

 昨日は、今年5月にオープンしたボールパーク高岡へ高校野球の決勝戦を観に行った。対戦は高岡商業と富山東。

ボールパーク高岡
 スポーツ観戦をする方ではないし、高校野球にもあまり興味はないけれど、従兄弟の子供が高岡商業の野球部で出場していて、準決勝をテレビで観ていたら面白かったのと、球場が自転車でも行ける距離だったので足を運んでみた。
  従兄弟の子供は一昨日の準決勝で投げて、昨日の決勝は出場しなかったが、チームは富山東を5対2で破り甲子園行きを手に入れた。
応援合戦
優勝した高岡商業
ダイヤモンドを行進する選手達

↑優勝した高岡商業の野球部。7年ぶり、17回目の夏の甲子園出場だそうです。
←表彰式の後、ダイヤモンドを一周する選手達。

 高校野球の後は、石動まで自転車を漕いで小矢部の源平火牛まつりを観に行った。先ずは駅横の立食いうどんで、天ぷら月見うどん460円を食べて腹ごしらえ。観光案内所でチラシを貰ってから会場へ。

 最近まで小矢部に火牛まつりというお祭りがあるのを全然知らなかったが、ホームページを見ると割りと新しいお祭りのようだ。ポスターやチラシには、角に火がついた藁で造られた牛が写っているので、この牛を引いて歩いて町内の厄を祓って歩く神事かと思っていたら、藁の牛を引っぱってタイムを競う運動会のようなお祭りだった。
 火牛を辞書で調べると、「兵法の一。牛の角に刀の刃を上に向けて結び、尾に葦(あし)を結びつけて点火し、その牛を敵軍に追いやる。古代中国の斉(せい)の田単(でんたん)が考えた兵法とされ、「火牛の計」といわれる」と書かれている。
火牛まつり01
↑お祭りのメインイベント、義仲・火牛の計レース。左は子供の部、右は大人の部のレース。↓大人の部の牛は、500キロ以上の重さがあるそうだ。
火牛まつり02
 今日の午前、調布の住宅街に小型飛行機が墜落、3人が亡くなり5人が怪我をした。

7月23日(木)

 梅雨明け宣言が出された次の日から、富山は雨模様だ。
 このホームページ用に借りているサーバーの契約更新が迫っていたので、郵便局で次の一年分のレンタル使用料を振り込んで来た。
  契約更新時期の7月になると、毎年レンタルサーバーのロリポップから手続き案内メールが届くが、今年はなかなか来ないな〜と思っていた。そう言えば最近、ロリポップからニュースレターのようなメールも届いていない。「ん?」で、思い出した。3月にネット接続を光回線にしてプロバイダーが代わりメールアドレスも変更したが、ロリポップにメールのアドレス変更を申請するのを忘れていた。気がついて、早速昨日のうちに変更手続き。今朝、ロリポップから「《あと9日》契約期間終了日が近づいております」と書かれたメールが届いた。
今日借りてきた本

 近所の市立図書館で本を借りてきた。「日本の民話16 沖縄」(研秀出版)、「日本の民俗 沖縄/源 武雄」(第一法規出版)。1977年と1972年の発行で些か古い本だが、それ故昔の集落や祭祀・行事の様子が窺える写真も掲載されていて面白い。返却期限は8月7日。

 galleryのページをリニューアルしました。今回はWixで作成。ブラウザーによっては見れないようです。

 Wixが対応しているブラウザーはこちら。家のノートパソコンはOS10.5.8でブラウザーがSafari4.0.2なので画面が真っ白なままで何も表示されません。ちなみにデスクトップはOS10.7.5でブラウザーがSafari6.0.5。Wixの説明では、Safari 5, 6, 6.1 ブラウザを使用してサイトを編集することはできませんとなっているが、このSafari6.0.5で今回作成している。Internet Explorerでの閲覧に関しては、10以降で対応しているそうだ。 
新しいギャラリーのトップページ
↑リニューアルしたgalleryのトップページ画面。

7月21日(火)

 昨日から富山は晴天。今日の最高気温は富山で36℃、高岡で32℃を記録した。そして気象庁は今日、北陸地方が梅雨明けしたと発表。平年より3日早く、去年と同じだそうだ。

 安倍内閣の支持率が急落している。毎日新聞では内閣支持35%・不支持51%、朝日新聞では支持37%・不支持46%、サンケイ新聞とFNNの合同調査では支持39.3%・不支持52.6%、東京新聞では支持37.7%・不支持51.6%、読売新聞は採決が行なわれた15日以降の内閣支持率の世論調査を行なっていないようだ。この支持率低下を受けて、19日にNHKの番組で高村副総裁が「支持率を犠牲にしてでも、国民のために必要なことはやってきたのがわが党の誇るべき歴史だ」と述べた。この発言を高慢だな〜と思うのは僕だけだろうか。支持率を犠牲とは、国民の支持が得られないことで、それを強引に進めるのは独裁ではないのだろうか。
 支持率急落の挽回を狙ってか、安倍首相が昨日、フジテレビ系の「みんなのニュース」に出演。90分に及ぶ枠で安全保障関連法案について説明した。内容は安全保障を火事に例える話で、軍事同盟を町内会に例えたり、集団的自衛権を不良との喧嘩に例えて批判を浴びた先日来のネット番組から進歩がない。今回はより分かり易くと思ったのか、模型まで作成して持論を展開したが、その模型が思わぬ方向で注目を集め、ネットで炎上する始末だ。
 そもそも集団的自衛権を火事に例えるのは、安倍首相の側近の一人で、国家安全保障担当の首相補佐官を務める礒崎陽輔氏が以前に行なっており、この時は10代の女性から〈バカをさらけ出して恥ずかしくないんですか〉〈集団的自衛権と個別的自衛権の違いを勉強してください〉と反論され、やり取りの末に論破されている。懲りないのだろうか。安倍首相が出演した「みんなのニュース」が、You TubeにUPされている。こちら→安倍首相緊急生出演 やくみつる「裸の総理だ」2015年7月20日

 モーニングバードがヒゲの隊長を論破。安倍首相だけではなく、ヒゲの隊長こと佐藤正久議員も7月17日にテレビ朝日の番組「モーニングバード」に出演し、安保法制についての疑問に答えている。その時の映像がこちらにある→【たまちゃん】ヒゲの隊長に教えてあげてみた(モーニングバードバージョン)。この中で、徴兵制について聞かれた佐藤正久氏は「徴兵制には絶対にならない。憲法13条で苦役させられないと決められている」と答えているが、「その憲法の解釈変えて集団的自衛権やろうとしてるのに信用できない」と反論する玉川さんの意見はもっともだろう。

 一昨日は久しぶりにライヴの撮影で、高岡のオタヤ通りにあるクローバーホールへ。お店の前は何度か通った事があるが、中に入るのは初めて。客席が縦に長くて、後ろの席からステージまではちょっと離れている。
  開場の前にお店に入り、機材をステージの横に置いてから暫く近所を散歩。高校生の頃は、このオタヤ通りを学校帰りに歩いていた。オタヤ通りから路地を入ったところに軽音楽部の先輩の実家である靴屋さんがあって、よく遊びに行っていたが、再開発後はその路地がどこだったかも分からなくなった。 
ヘッケル&越中
 ライヴは19時の予定を少しおしてスタートした。一部はヘッケル&越中。ヘッケル&越中は桑名晴子さんと一緒に沖縄でライヴをした時に見に行っているので2年4ヶ月ぶりだ。
 二部は元ハウンド・ドッグのギタリスト・西山毅さん、四人囃子のドラマー・岡井大二さん、女性ベーシスト・駒沢さつきさんによるセッションバンドの演奏。三部はヘッケル&越中に3人が加わっての豪華なセッションだった。
↑ヘッケル&越中。→西山毅さん。
西山毅さん
セッションバンド
↓岡井大二さん。→駒沢さつきさん。
駒沢さつきさん
岡井大二さん

 二部ではドラムが岡井大二さんという事があって、四人囃子の「Lady Violetta」が登場するサービスもあった。四人囃子は高校の時に好きだったバンドの一つで、当時「一触即発」や「ブエンディア」をコピーして練習していた。
気持ちのいい夕方に ボタンの穴から 覗いたらクシャミなんて出そうになって アー空が破ける アー音もたてずに アーア・・・・
 このシュールな歌詞とプログレッシブなサウンド。もう40年も前の曲だが、今聴いても、なんてカッコいいんだろうと思う。

 今日は、中村とうようさんの命日だった。右下の写真は、ミュージックマガジン誌でアンジーと対談した時に撮影したとうようさん。とうようさんの写真は他にも何度か撮影しているが、1989年4月15日に行なわれたこのアンジーとの対談が初めてだった。


 とうようさんの製作したオーディブックの『わが心のボレーロ』というアルバムが好きで、たまに思い出したように寝る前とかに聴いている。その中から一曲、You Tubeでモラーレスの「CAMPANITAS DE CRISTAL」。邦題は「水晶の鐘」。優雅な曲です。
 中村とうようコレクションでたどる20世紀大衆音楽のダイナミズム『ポピュラー音楽の世紀』が、8月16日(日)まで武蔵野美術大学で開催されている。

噴火だが噴火と呼ばない」。気象庁は箱根山の大湧谷で、6月に新たに確認された火口から噴煙に火山灰が混じっていた事について、「理科研究の小学生に、噴火かと問われれば噴火だと答える。ただ、気象庁では噴火と記録はしないと説明する」と話した。変な国だな。

中村とうようさん

7月18日(土)

 アベ政治を許さない。気づくのが遅くて13時には間に合いませんでしたが、こちらにUPしておきます。
アベ政治を許さない

7月17日(金)

 連日テレビで批判されていた新国立競技場の建設だが、安倍首相が今日、計画を白紙に戻して見直す事を表明した。大会組織委員会委員長の森喜朗元首相も見直しを容認した。しかし不満があるようで「国がたった2500億円も出せなかったのかねっていう、そういう不満はある。何を基準に『高い』と言うんだね。皆、『高い、高い』と言うけれど」とコメントしている。何を基準に・・・当初予算1300億円を基準にしたら2500億円は明らかに高いのでは?ロンドン843億円、シドニー683億円、リオ548億円、北京511億円、アテネ367億円といった過去のオリンピック競技場の建設費と比べれば、1300億円という当初予算そのものも桁違いに高いと言える。

 その批判を浴びていた新国立競技場のデザインを決める国際コンペで審査委員長を務めた建築家の安藤忠雄氏が、昨日記者会見を開いた。その時の様子が、こちらにある。一部記事を引用させて頂くと、
 自分たちが担ったのはデザインの選定案までで、選考時に「1300億円」の予算が示されていたと強調。「2520億円になった理由は私も聞きたい。総理大臣じゃないので、私が決めたわけではない。国民の一人として下がらないかなと思う」など自身の責任を否定した。当時、費用面の検討が不十分だったのではないかという点については「公募要項の条件が工費1300億円だった。私はこんな大きなもん作ったことはないですからね。そんなもんかなと思いました」と釈明した。
 日本を代表する建築家が「こんな大きなもん作ったことないですからね・・」。なんだか釈然としない説明だと思う。また、ザハ・ハディド氏のデザインを選んだ理由を「スポーツの躍動感を思わせる、流線型の斬新なデザインでした。極めてインパクトのある形態ですが、背後には構造と内部の空間表現の見事な一致があり、都市空間とのつながりにおいても、シンプルで力強いアイディアが示されていました。とりわけ大胆な建築構造がそのまま表れたアリーナ空間の高揚感、臨場感、一体感は際立ったものがありました」と述べている。
  好みの問題はあるだろうが、確かにコンペで選ばれた最初のザハ案は美しい流線型を描いており、躍動感があると思う。でも修正してこれから建設しようとしていた新しいザハ案に躍動感があるとはとても思えない。こちらに新旧のザハ案のデザイン画が掲載されている。
  そもそも最初のザハ案は「最高高さを超えている(約80m)」「JRを超えて北側と連絡するデッキがある」など応募条件に違反していたとされる。個人的には違反している「JRを超えて北側と連絡するデッキ」部分があっての流線型の美しさや躍動感だと思うのだが、応募条件に違反しているものを何故選んだのだろう。修正案は条件をクリアーしたのかも知れないが、そこには当初のデザインにあった躍動感も美しさもない。
 今日、安倍首相が計画を白紙にした事で、新国立競技場建設に纏わるゴタゴタや不可解な事柄がなかった事になってしまうのだろうか。

 昨日、安保関連法案が衆議院で可決した。 15日の衆院平和安全法制特別委員会での採決を中継しなかったNHKだが、昨日は新聞のテレビ欄に記された番組を変更して中継を行なった。批判が殺到したためだろうか。
 15日に行なわれた与党による強行採決に対して、ネット上にはこんなデマが流れている。確かに民主党が与党だった時代にも強行採決が行なわれ批判を浴びたが、安倍政権での強行採決は今回が初めてというのは明らかに事実に反している。また、安全保障関連法案に反対する大学生らで作る”自由と民主主義のための学生緊急行動”SEALDsに対して、ネット上で誹謗中傷が飛び交っているが、彼らが作成した動画「6分でわかる安保法制 WHAT IS アンポホウセイ?」を観れば法案の問題点が理路整然と語られており真っ当な主張をしている事が分かる。軍事同盟を町内会に例えたり、集団的自衛権を不良との喧嘩に例えて矮小化する安倍首相のネット番組よりも遥かに誠実な動画だと思う。ヒゲの隊長こと、自民党の佐藤正久議員が安保法制について解説している動画に反論動画が作られて話題になっている。こちらに2つの動画がUPされているので、見比べるのも楽しいと思う。

 昨日の夜に四国に上陸し、今日の午後に日本海に抜けて行った台風11号。日本海に抜けた後も、各地で大雨をもたらして浸水や崖崩れの被害を出している。現在、2人死亡1人重体18府県で56人が怪我と報じられている。
 福島第一原発で昨日、高濃度の放射性物質を含む汚染雨水が排水をから溢れ、外洋に流出した。大雨が降る度に汚染した雨水が外洋に流出している印象がある。今日の東電の発表で、外洋に流れないようポンプを使って別の排水路に流していたそうだが、そのポンプが1時間あたり14㎜の降雨までしか対応できない事がわかった。今回の台風11号でいえば、東京・八王子で1時間あたり39㎜埼玉県の東松山、狭山市などでは1時間あたり51.5㎜を観測しているわけで、東電の危機管理のお粗末さがよく分かる。安倍首相は、汚染水対策は国が前面に出て抜本的な対策を講じると話したが、どうなったのだろう。

 昨年9月7日、ライトアップされた瑞龍寺を見に行った日のスナップをPhoto Albumにしました。こちら
瑞龍寺01
↑↓「夜の祈りと大福市」と題されたイベントでライトアップされた、瑞龍寺。来月の8日、9日にも開催される。
瑞龍寺02

7月15日(水)

 暑い日が続いている。一昨日は、高岡も35℃を越える猛暑日となった。今日は仙台や東京で34℃、金沢が33℃、沖縄は32℃となっている。このところ、沖縄と内地の最高気温が逆転し始めた。沖縄も奄美も日差しは身体に突き刺すほど強いけれど、海に囲まれた島なので35℃を越える猛暑になる事は少ない。日陰に入り、風でも吹けば思いのほか涼しく過ごせる。
  その奄美地方が、今日梅雨明けした。梅雨入りの時期は沖縄も奄美もほぼ同時だが、梅雨明けはいつも奄美がずっと遅くなる。5年前、梅雨の奄美大島に着いて唄者の築地俊三さんに言われたのが「奄美の梅雨はしつこい」だった。明けそうで、なかなか明けない奄美の梅雨ということらしい。

 今日の昼、衆院平和安全法制特別委員会で、集団的自衛権の行使などが可能となる安全保障関連法案が自民・公明による強行採決で可決された。与党はこの安保関連法案について、110時間を越える審議時間の長さを強調しているが、日本経済新聞の世論調査では81%が政府の説明が不十分という結果だった。東京新聞の今日の社説によれば、共同通信社が六月下旬に行った全国電話世論調査によると、安保法案が「憲法に違反していると思う」との答えは56・7%に上る。法案に「反対」は五月の前回調査から11・1ポイント上昇して58・7%、今国会成立に「反対」も8ポイント増の63・1%に達する。今月に入って報道各社が相次いで行った世論調査でも、同じ傾向の調査結果が出ている、と書かれており「法案への国民の理解が進まないのは、説明が足りないからではない。理解しがたい内容だからだと警鐘を鳴らしておきたい」という言葉で締めくくっている。
 国会の審議を聞いていても説明不足よりも、そもそも何を言っているのか分からない。話の内容が難しいとかではなく、日本語としての文法が酷すぎて意味がわからないのだ。
 先日の国会での辻元清美議員と安倍首相の答弁を書き起こしたものをFacebookに上げて下さっている方がいらしたので、一部引用すると、
◆安倍首相
「いま、辻元議員の述べていらっしゃることはですね、PKOについて
(辻元「イラクです、もし、よろしければ、(本を)どうぞ」)
あ、あの、あ、イラクですね。イラクのオランダ軍につきましてはです
ね、武力行使をしているところの 後方支援活動ではない、ということ
ですから、
そ、それは、ま、まさに、いわばPKO活動ではございませんが、いわば、
えー、人道、人道復興支援の活動になるわけでございます。
いわば、人道復興支援という文脈においてですね。
いわば、駆けつけ警護的な、そこではちょっと
弱冠正確性にはかけますが、
(辻元、本をどうぞ、と差し出す)
いや、それは結構ですが、
PKOにおける、いわばPKOにおける駆けつけ警護のことも念頭に置きながら、それを述べたわけでございますが、
PKOについても駆けつけ警護等は可能になるわけでございますから
その点は相当改善されたと、いうことにあるわけでございます。
先ほど私が答弁しましたのは
まさに、これは後方支援でありますので 後方で支援をする。戦闘現場
になるかならないかということで、文脈で申し上げている通りです。
いずれにいたしましても、いま私は総理大臣として
この新たな法制について申し上げているわけですから
今までのたてつけのなかとは変わり、新たな仮説の中で私が申し上げて
いることは、その申しあげている通りでございます。

 書き起こしたものを見ると、話し言葉とはいえ安倍首相の日本語の酷さがよく判る。こんな答弁ばかりなので、いくら時間をかけて審議しても理解される事はないのではないだろうか。
 安倍話法というのがあるそうだ。
1. きちんと説明できないことは、ペラペラと関係ないことまで持ち出して長々としゃべりまくり、相手のやる気を殺ぐ。
2. ほとんど意味不明の下品なヤジを飛ばすが、謝れば済むと思っている。
3. まったく根拠のないことでも、さも裏付けのある事実のように粉飾して相手を煙に巻く。
4. 「“絶対に”大丈夫」とか「“決して”起きない」などと、根拠のない強い表現を好むが、そこを突かれると逆切れする。
5. 意味不明の言葉を新語・造語をやたらと持ち出す。その言葉の定義があいまいだから、議論がうまく噛み合わない。むしろ、そこを狙っているのかもしれない。
6. 無知を恥じない。恥の上塗りをする。
7. 開き直る。
 安倍首相の日本語の酷さを指摘する記事は他にもある。 民主党との党首討論で安倍首相の発言が酷い件!安倍首相が「ヤジは止めて頂きたい」と激怒!「そこで、そこでですね」と指示語を連発!首相がこだわる「レッテル貼り」とは? 答弁で8回も
「レッテルを、私がレッテルを貼ったなら謝るが、海江田さんもレッテルを貼ったなら取り消していただきたい。お互いにレッテルを貼りあうという不毛な。海江田さんがまずレッテルを貼ったから、私もレッテルを貼った。レッテル貼りの議論ではなくて、レッテル貼りではなく中身の議論をすべきだと思う」
  喧嘩している小学生並みの日本語をしゃべる人が、この国の総理だという不幸。これまでの審議で理解が進んだ事があるとすれば、集団的自衛権は違憲だろうという事だけだ。

 ところで、今日の衆院平和安全法制特別委員会の様子は、NHKで中継されなかった。採決の様子は昼のニュースを延長して放送されたが、採決に至るまでの過程がどうだったかが重要で、それを知りたいのだ。2013年の12月に行なわれた特定秘密保護法の参議院本会議での採決も、NHKは中継を行なわなかった。この時にも書いたが、公共放送の役目を放棄したとしか思えない。
 ちなみにNHKは、プロデューサーの巨額横領事件等の不祥事が相次いで発覚した2004年、当時の海老沢会長が衆議院総務委員会に参考人として招致された際も、中継を行なわなかった。この時にも受信料の支払い拒否の動きがあったが、今回はどうだろうか。中継しなかったNHKに対して、疑問の声がたくさん上がっているようだ。

 安保法案の影に隠れてしまったが、原子力規制委員会は今日、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)が新規制基準に適合しているとする審査書を決定した。
 ネット上ではジャーナリストの安田純平氏がシリアで拘束されたという情報が数日前から流れているが、テレビや新聞で報道されない不思議。政府からの要請なのだろうか、マスコミ側の自主規制なのだろうか。

 安保法案の国会審議が今後どう進むのか、こちらに分かり易く書いてある。

氷見祇園祭01
氷見祇園祭02
↑昨日は、氷見の祇園祭に行って来た。

7月10日(金)

若者にツケ回すカネ食い虫新国立競技場 建設費3000億円に維持費も50年で1000億円!
新国立競技場工費 2520億円あったら何ができる?
準備不足で発進、沈むのは確実 ニッポン劣化の象徴・新国立競技場は「現代の戦艦大和」だ
東京五輪はメダルなし? 「新国立競技場」に消える選手強化費
新国立誕生から消滅まで1兆円!森山高至氏「恐ろしい未来が待ち受けている」

 連日、新国立競技場建設への批判記事がネットを賑わしているが、菅官房長官は記者会見で「このザハ氏のデザインは2020年の大会招致におけるオリンピックスタジアムとして、IOC総会、最終プレゼンテーションを世界に発信して、東京が開催を勝ち取ったという経緯があるわけであります。安易にデザインを変更することは、わが国の国際的信用を失墜しかねない」と述べて、このまま建設を推進して行く考えを示した。
  国際公約の失墜というなら、安倍首相が最終プレゼンテーションで「私が安全を保証します。状況はコントロールされています」「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている」と世界に向かって発信したウソの方がよほど信用を失墜させるだろう。
 東京オリンピック招致が決定した時にも一度リンクした記事「日本政府の借金は、東京オリンピック開催が発端だった?」。 現在の1000兆円を超える日本の借金は、1964年の東京オリンピックから始まったと言われている。現在、経済が混乱しているかギリシャだが、オリンピック関連のインフラ整備で経済が悪化したとする意見がある。
オリンピックをした国は不況になる!?ギリシャ、中国、日本!戦後初の国債発行もオリンピックが発端だった!
ギリシャの財政危機でアテネオリンピック施設のその後がひどい

 集団的自衛権を町内会の防犯に例えた安倍総理が、新作の例え話を披露した。「スガさんは助けない?=安倍首相、集団的自衛権で例え話」。
  一体どうしたらこんな幼稚な例え話が思い浮かぶのか。色んな人がこの設定のバカバカしさを突っ込んでいるし、国会の審議がよけいに支離滅裂になっている。自民党の中に誰か、首相のネット番組出演を止める人はいないのだろうか。
 全国331の地方議会で、安全保障法制や集団的自衛権の行使容認をめぐる意見書が可決され、144議会が「反対」、181議会が「慎重」。「賛成」は僅かに6議会だった。それでも 政府・与党は、15日の衆院平和安全法制特別委員会で採決する方針を固めているようだ。
 報道ステーションが憲法判例百選の執筆者198人に行なった、安保法制に関するアンケートの結果がこちらにある。 ほとんどの方が、集団的自衛権の行使も安保法制も憲法違反にあたると答えている。憲法学者の木村草太氏が、「なぜ、憲法学者は集団的自衛権違憲説で一致するのか?」という記事で詳しく解説をしている。
  自民党の高村正彦副総裁は「憲法の番人は最高裁判所であり、憲法学者ではない」と述べているが、多くの憲法学者の意見を無視するなら、それはこの国が「学問」をも蔑ろにする事になるのではないだろうか。

 沖縄本島と先島諸島を暴風域に巻きこんだ台風9号が通り過ぎ、午後9時までに沖縄地方は暴風域から抜けたようだ。この台風で26人が重軽傷を負ったそうだ。ずいぶんケガ人の数が多いように思う。
 暫く雨や曇りが続き少し肌寒かった富山も、明日は夏日になるらしい。

 昨年の9月4日、八尾の「おわら風の盆」最終日の様子をPhoto Albumにしました。こちら

おわら風の盆

7月7日(火)

 カルデラに囲まれ、火山噴火による災害が懸念される川内原発。再稼働反対の声も大きい中、今日から1号機の原子炉へ核燃料の搬入が始まった。
 日本年金機構の情報流出問題で、個人情報の入ったファイルへのパスワードの設定について全部署が「対策が完了した」と虚偽の報告をしていた事が分かった。また、情報流出の該当者2449人に電話や年金事務所の窓口で、実際には該当者だったのに「流出していない」と誤回答していた事も分かった。
 2020年東京オリンピック・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設について、今日開かれた有識者会議で総工費2520億円とした現行案が了承された。 デザインコンペの審査委員長を務めた安藤忠雄氏は、会議を欠席。2004年のアテネから2012年のロンドンまで、過去のオリンピックのメインスタジアムの建設費がこちらに掲載されている。東京オリンピックのスタジアムが、突出して高い建設費なのが一目でわかる。 
 なでしこたちの「待遇」は4年前より良くなったか。 建物に莫大なお金をかけるより、選手を育てる方に投資するのが本筋ではないだろうか。
 安倍首相は昨夜、インターネット番組に出演し、集団的自衛権行使を可能にする安全保障関連法案について自ら説明。「一般家庭でも戸締まりをしっかりしていれば泥棒や強盗が入らない。町内会でお互いに協力し、隣のお宅にもし泥棒が入ったらすぐに警察に連絡する、そういう助け合いができている町内は犯罪が少ない。これが抑止力だ」と力説したそうだ。軍事同盟を町内会に例える、その頭の回路がわからない。先日、集団的自衛権を「隣の家の火事」に例え〈「うちにはまだ延焼していないので、後ろから応援します。」と言って消火活動に加わらないで、我が家を本当に守れるのかという課題なのです〉などとつぶやき、10代の女性から〈バカをさらけ出して恥ずかしくないんですか〉〈集団的自衛権と個別的自衛権の違いを勉強してください〉とリプライがあり、やり取りの末に論破された安倍首相の側近の一人で、国家安全保障担当の首相補佐官を務める礒崎陽輔氏の例えと50歩、100歩の幼稚さだ。
 その安倍首相は4日、迎賓館で開かれた日本とメコン川流域5カ国による「日メコン首脳会議」で、今後3年間で7500億円規模の支援を行う意向を表明した。今年4月の訪米で、知日派育成の研究支援として3つの大学に各500万ドルをバラ撒き、5月には島サミットの基調講演で、太平洋島嶼国にたいして今後3年間で550億円以上の財政支援を行なうと表明している。借金が1053兆円にまで膨れ上がり、国債が格下げされた国とは思えない気前の良さだ。こちらに、安倍首相が世界にバラ撒いた金額が纏められている。
 なんだか書いていてわじわじーする事ばかりだ。毎日新聞の世論調査で、安倍内閣への不支持が支持を上回ったそうだが、まだ42%も支持があるのが不思議でしょうがない。

 今日は七夕。昨日の夜、両親と戸出の七夕まつりを見に行ってきた。↓が、その様子。

戸出の七夕01
戸出の七夕

 今日で、辺野古の新基地建設に反対する市民らによるキャンプ・シュワブ前での座り込みが一年になる。
 日本の南に、9号、10号、11号と3つの台風が同時に発生している。9号は、9日にも沖縄に接近するようだ。そう言えば、ちょうど一年前、台風8号に急かされるように奄美大島から鹿児島、そして富山と移動して旅を終わらせたのだった。

7月3日(金)

 徳之島十島村では50年に一度の大雨が降り、今日は千葉で避難勧告が出されるほど東海や関東で激しい雨が降った。富山はと言えば、今日は晴れ時々曇りで、これから先の天気予報も雨の日は少ないようだ。富山に限って言えばあまり梅雨という気がしない。

 先日行なわれた自民党若手議員の勉強会で、名指しで非難された沖縄の2紙、沖縄タイムスと琉球新報の編集局長が、昨日都内の日本外国特派員協会と日本記者クラブで会見した。特派員協会は2日付で「与党および政府が『報道の自由』に影響や制約を及ぼす、あるいは及ぼすであろう、一切の行為を控えるよう強く求める」との会長声明を発表した。沖縄タイムスの記事、琉球新報の記事、 AFPの記事
 そして今日の午前に行なわれた衆院平和安全法制特別委員会で、勉強会で飛び出した報道機関を威圧する発言に対して、安倍首相は「報道、言論の自由を軽視する発言だ」とした上で、「自民党が長年行ってきた沖縄振興、基地負担軽減の努力を水泡に帰するものだ。沖縄の皆さんの気持ちを傷つけたとすれば申し訳ない」と陳謝し、「党本部で行われた勉強会であり、最終的には(党総裁の)私に責任がある」と述べた。
 つい先日も、年金情報の流出問題で”最終的には私に責任がある”という発言が首相の口から出たが、かといって明確に首相自らが責任を取って何かをしたという記憶はない。今回も「谷垣禎一幹事長と相談し、(議員を)直ちに処分した」と説明したが、これで自らの責任を果たしたと考えているのだろうか。処分された議員の一人である大西英男氏は、処分を受けた後も、再び安保法制を批判するマスコミを「懲らしめなければいけないんじゃないか」と発言している。こちらに、大西議員と記者団とのやりとりの詳細がある。
 今の安保法制について、全く事実無根の戦争に導く、あるいは徴兵制、全く関係ないじゃないか。日本が戦争に巻き込まれないための抑止力を高めようとしているのに、そう報道している一部マスコミがある。こういうことを懲らしめなければいけないんじゃないか。マスコミのやりたい放題じゃないか。
 この発言をとっても、彼が自分の発言の何を批判されているのか分かっていないのではないだろうか。
 また、勉強会の代表を更迭された木原稔衆院議員が、23日の沖縄全戦没者追悼式で安倍晋三首相に怒号を浴びせた参列者について「明らかに動員されていた」と、インターネット動画サイトで述べていたことが報じられている。動員されていたとする根拠として氏は「主催者は沖縄県である」「たくさんの式典や集会を見ているから分かる」と述べている。たくさん見ているから分かる・・・こんな曖昧な理由で言い切れる思考回路がわからない。

 昨年の7月31日に行った、現在の朝ドラの舞台、石川県輪島の名舟大祭の様子をPhoto Albumにしました。前半はこちら、後半はこちら
キリコ
↑神社に向かうキリコ。↓御陣乗太鼓。
御陣乗太鼓
 琉球新報の記事に琉球国王ルーツの島に伝わる秘宝 首里城で「伊是名島」展というのを見つけた。
 今日から、尚円王の生まれ島である伊是名島で受け継がれてきた美術工芸品が、首里城公園の南殿特別展示室に飾られるというもので、展示の目玉は祭祀用の酒器である2対の「御玉貫・うたますき」だそうだ。
 ↓写真は、2013年の4月3日に行なわれた公事清明祭で撮影した、実際に使われている御玉貫。
御玉貫

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