HOME TOP  
バックナンバー
◯製作中の琉球弧(奄美群島〜沖縄諸島)の歴史年表
◯製作中の富山の祭りと芸能
◯製作中の富山の祭りと芸能歴史年表
2010~2014 Photo Diary
奄美・沖縄撮影リスト
wangan 水路の都市TOKYO2006~2009
*全国祭り情報 富山県 祭り イベント一覧
富山県内のお祭り、イベント
富山の祭り
築山行事
*砺波の獅子舞 各地区の日程
年中行事覚書 柳田国男
田の神祭りに見る日本人の神意識
立山に生きる村ー宗教集落芦峅寺のくらし
立山信仰史における芦峅寺衆徒の廻檀配札活動と立山曼荼羅
◯「沖縄 久高島のイザイホー 第1部」東京シネマ新社1979年製作
◯「沖縄 久高島のイザイホー 第2部」東京シネマ新社1979年製作
久高島の年中行事 平成17年度作成
◯「石垣島川平のマユンガナシー」東京シネマ新社製作
まつりの島 太平山 沖縄県 宮古島」シネマ沖縄1975年製作
◯「与論島の十五夜祭」東京シネマ新社1980年製作
幻想のティダン(太陽) 【沖縄・与那国島記録映画】

村踊 沖縄県伊江村伝統芸能
喜屋武(チャン)の綱引き
与那国島の行事
「沖縄730 道の記録」シネマ沖縄1977年製作
◯富山県 新型コロナウイルス感染症について 
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1205/kj00021629.html?fbclid=IwAR1Z5J0FxdUdIrb0KWEPHX-VTzevMn1SYkafoJbL0IrfRBBnTG5k0vO_t1U
◯都内の最新感染動向 https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
◯山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信 https://www.covid19-yamanaka.com/index.html
◯新型コロナウイルス感染速報 https://covid-2019.live/
◯ 福島第一原発事故に関するリンク集 http://www.scn-net.ne.jp/~onodak/news/index.html
◯DAYSから視る日々 http://daysjapanblog.seesaa.net/
◯HIROPRESS.net 広河隆一通信 http://www.hiropress.net/index.html
◯独立系メディア今日のコラム 青山貞一・池田こみち http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm
◯小出裕章(京大助教)非公式の説きまとめ http://hiroakikoide.wordpress.com/
◯やんばる東村 高江の現状 http://takae.ti-da.net/
◯辺野古浜通信 http://henoko.ti-da.net/
◯チョ 10イさんの沖縄日記 http://blog.goo.ne.jp/chuy
◯沖縄はもうだまされない http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/

メディア関連
木原盛夫写真展「とやま、祭り彩時季」ミュゼふくおかカメラ館
富山の祭り写真集に 福岡町の木原さん 北日本新聞
木原盛夫 写真展「とやま、祭り彩時季」 たかおかストリート
カメラ館で木原盛夫展 高岡ケーブルテレビ
写真で巡る富山の祭り 木原盛男写真展 高岡ケーブルテレビ
歴史ある寺社・文化紹介 高岡御旅屋セリオで木原さん写真展 北日本新聞
高岡の文化伝える写真 御旅屋セリオ 木原さんが個展 中日新聞
高岡まちなかギャラリー - 御旅屋セリオ
祭りの写真で地域を学ぶ 高岡・福岡の寺子屋サロン
祭りの雰囲気 写真で感じて 中止相次ぐ中 福岡の木原さん展示 中日新聞
木原盛夫さん写真展 県内の祭りなど題材に 北日本放送
富山の祭りを写真で紹介 木原盛夫写真展 朝日新聞
県内の祭礼や伝統行事写す 木原さんが写真集寄贈 北日本新聞
木原さん、祭りの写真集を寄贈 高岡ケーブルテレビ
2020年9月18日OA分 いいねとやま#219 チューリップテレビ

ブログなど
木原盛夫写真展「とやま、祭り彩時季」 ゆきれぽ
今年のお祭りは 写真展で・・・・・・ yoshijunのブログ
たかのたわごと 新川神社のブログ
200814木原盛男写真展高岡彩時季御旅屋セリオ5階
200805ミュゼ福岡カメラ館とやまの祭り木原盛男写真展6 26
ミュゼふくおかカメラ館(富山県高岡市)の木原盛夫 写真展 『とやま、祭り彩時季』(~9/27)
祭りの色彩に思いをはせて  タビノイロドリ
カメラ館 フクチアンの日記
ミュゼふくおかカメラ館「とやま、祭り彩時季」へ とやまおでかけ日記

web電卓
漢字辞典
2023年カレンダー

9月29日(金)

 昨日は雨で作業できなかったので、今日から屋根のリフォーム開始。父親の工事用ヘルメットをかぶり、ダイソーで買った透明の安全メガネをかけ、不織布マスクをつけ、安全靴に迷彩柄のズボンを履いてハシゴを上る。
屋根に上るハシゴ
 両隣りが田んぼなので、裏庭からハシゴをかけた。庭には木がいろいろと植えられているので、上手くハシゴをかけられる場所がない。ちょっと斜めかな?と思うような位置にハシゴをかける。倒れると困るので、ロープで3箇所固定した。
屋根の東側と西側
電源ドラムとディスクグラインダー

↑左は屋根の東側、右は屋根の西側。西日の当たる西側の方がサビが強いようだ。また2階の影になる奥の方がサビが少ない。

←ベベルワイヤーブラシを取り付けたディスクグラインダーと、電源ドラム。グラインダーは両手で持って使うが、けっこう暴れる。

サビを落とす前と落とした後
↑ワイヤーブラシでサビを落としたところ。左の写真を見るとサビの色が少し薄くなった程度に見えるが、表面のザラザラしたサビが取れてツルツルしている。陽に当たると右の写真のように白く輝いている。
午前中はここまで
 午前中の作業はここまで。口の中と鼻の穴にサビの微粒子がいっぱい。昼ごはんを食べてから、近所のコメリに防塵マスクとグラインダーが使えない角や狭い場所のサビを取るブラシを買いに行った。
ブラシと防塵マスク
今日はここまで01

↑左は真鍮ブラシ小判428円とスチールチャンネルブラシ298円。右は防塵マスク活性炭入り368円と交換フィルタ3枚入り298円。

 午後は2時半頃から初めて5時頃まで作業した。おかげで手の指、腕、腰、足の裏がガクガク。パソコンのキーを打つ指に力が入らない。

↓今日の作業の進捗状況。

今日はここまで02

 『らんまん』が終わってしまった。浜辺美波、佐久間由衣、宮崎あおいと個人的には豪華な女優陣だった。浜辺美波は2000年生まれの、まだ23歳か。役者というのは、凄いものだな〜。
「らんまん」の脚本家・長田育恵 「登場人物の目に乗り移りながら書いていく」
「語り部の正体」だけじゃない…最終週で開花、朝ドラ『らんまん』が半年かけて積み重ねた「緻密さの極致」
「らんまん」最終回 寿恵子&万太郎タイトル回収再び!図鑑は「抱え切れない花束」脚本・長田育恵氏の思い

 今日は旧暦の8月15日、中秋の名月。夜空にはまん丸のお月様が輝いていた。

中秋の名月

9月26日(火)

 アマゾンで注文したシリコンアクリルトタン用塗料と、ヨドバシで注文したペイントうすめ液が今日の午前中に届いた。これで今回のリフォームで使用する材料や道具がだいたい揃った。先日コメリで買ったベベルワイヤーブラシを取り付けるディスクグラインダーも、23日にコメリで買ってきた。家にあった古い電気丸ノコに取り付けようと思っていたが、付属していたと思われるホイールカバーは無いし電気コードの皮膜も一部破れているので一番安いディスクグラインダーを買ってしまった。
 今回、リフォーム用に新たに購入したのは安全メガネ(110円)、ベベルワイヤーブラシ(1,180円)、ディスクグラインダー(3,480円)、ローラーバケット(648円)、シリコンアクリルトタン用塗料12kgスカイブルー(16,377円)、ペイントうすめ液1.5L(1,660円)。

トタン屋根のリフォーム用に購入した塗料や道具
 で、リフォームするのは下の写真にある平屋部分のトタン屋根。かなりサビでいる。このトタン屋根の表面にあるザラザラしたサビをワイヤーブラシで落とし、新たにシリコンのペンキを塗ろうと思う。本当はこの上に新しいトタンを張るカバー工法や、トタンを張り替える方が良いのだろうがお金がかかる。このトタン屋根は本業である父親が張ったはずで、20年前なら父親にもう一度トタンを張り替えてもらうのだが、もうすぐ91歳になるので流石に無理。屋根に上がって確認したが、サビは広がっているが穴は空いていないようなので自分がペンキを塗ることにした。本当はもう少し早くにリフォーム作業をしたかったが、両隣りが田んぼなので稲の収穫が終わるまで待っていた。
塗料を塗ってリフォームする屋根
 秋祭りのシーズン真っ最中。集落の獅子舞も今月の30日にある。小学生の頃の祭りの楽しみはつまんこをして、どんどん焼きあんばやしを食べること。スマートボールはあまりしなかったが、型ヌキにはけっこうお小遣いを吸い取られた気がする。先日のつくりもんまつりでも型ヌキが出ていて、小学生が集まって台の上で型ヌキをしていた。小学生と並んで型ヌキもためらわれるので、アマゾンで塗料を注文したついでに型ヌキも買ってみた。易しい&難しいタイプ計100枚入りというやつで999円だった。これで心置きなく型ヌキができる。さっそく一枚やってみたが、やっぱり割れてしまった。たぶん今まで型ヌキは一度も成功したことがないと思う。割れた型を久しぶりに食べてみたが、少しハッカの味がして美味しかった。
型ヌキ

 NHKの連続テレビ小説『らんまん』が、いよいよ最終週になった。今まで語りを担当していた宮崎あおいさんが、万太郎の植物標本を整理する女性・藤平紀子役で登場したのは意表を突かれて驚いたが、脚本家の長田育恵さんにはこんな思いがあったそうだ。

 <自民にまた「政治とカネ」問題 高市早苗、萩生田光一、小渕優子らが衆院選直前に業者から寄付>。「さもしい顔をしてもらえるものはもらおうとか、弱者のふりをして少しでも得をしようと、そんな国民ばかりいたら日本が滅びる」と言ったのは高市早苗さんだが、さもしい顔をしているのはあなた自身ではないかな?

 この他の気になった記事を備忘録として。
インボイス制度は「弱い者いじめの増税だ」 個人事業主らが官邸前で抗議 10月からの制度開始「断固反対」
アイルランド音楽名盤ガイド Vol. 2 メアリー・ブラック『No Frontiers』を出します!! 私の人生のサウンドトラック
さよなら首里劇場、10月16日から解体 現存する沖縄最古の映画館
差別を正当化する妄想の寄せ集め――「在日特権」というデマ(安田浩一さん寄稿)
【自民党女性局】『フランス研修』の報告書を公開しない意向を表明

9月24日(日)

 昨日から福岡町つくりもんまつりが始まった。晩ご飯を食べ、18時半過ぎに家を出てつくりもんを見てきた。
つくりもんまつり01
つくりもんまつり02
つくりもんまつり03
↑コンクールで優勝・実行委員長賞・北日本新聞大賞・県知事賞を獲得した中島町青年会の作品「コイ泡」。
つくりもんまつり04

 今年の出品数は23点。出展をやめてしまった町会もあり、ちょっと少ない印象。高齢化で人手が足りないことが原因だろうか。また、今年は猛暑で野菜が不作になり材料となる野菜を集めるのにも苦労したようだ。KNBのニュースで同級生の稲毛君が、そんな苦労話をしている。 
 案内マップを見ながら全てのつくりもんを見てまわったら、2時間ほどかかった。おかげで昨日の万歩計は久しぶりに1万歩越えの12,680歩だった。

つくりもんまつり05
↑福岡橋の横の地蔵堂。300年以上の歴史を持つ奇祭「つくりもんまつり」は、お地蔵さんを集め秋の収穫物をお供えする地蔵祭りがルーツだとされ、実際に地蔵祭りとも呼ばれている。お地蔵さんにお供えする野菜が、いつしか町民の創作作品になり娯楽になったお祭りだ。もともとはお盆から8月末までに行なわれていた地蔵祭りに収穫した野菜などをお供えしていたのが、野菜を使った作り物を供えるようになり、やがて日時も9月開催となった。

 福島県葛尾村の玄そばから基準値を超えるセシウムが検出され、県は収穫後のどこかでセシウムを含むチリや埃が付着した可能性が高いと見て調べているそうだ。そりゃあ、山の除染は困難だとして放置したんだから、強風が吹けば放射性物質を含んだチリが里にも海にも降ってくるだろう。当たり前だ。

 ニルヴァーナの『In Utero』に収録されている「All Apologies」は彼らの曲の中で一番好きな曲なのだが、この曲にチェロで参加している女性がプロデューサーを務めたスティーヴ・アルヴィニのガールフレンドだったそうだ。チェロ奏者のケラ・シャリーがレコーディング当時の様子を語っている。こちら

 この他の気になった記事を備忘録として。
【処理水放出1カ月】タンク解体どう対応? 満杯が迫る汚泥、保管も課題
全国に蔓延する「刑務所の食事よりひどい給食」の実態 エビフライはゼロになり、急増したのは切り干し大根…
日本に「がくぜん」 ソロモン首相、国連総会で処理水放出を非難

9月22日(金)

 今日、急に秋がやってきた。半袖半ズボンではちょっと肌寒くて、夕方になって久しぶりに長ズボンを履き、半袖のTシャツの上に一枚羽織った。
 猛暑が続いていた7月頃から電子ドラムを叩くのをやめていたが、今日の午前中に久しぶりに練習してみた。練習といっても上手くなろうとかではなく、運動不足の解消だけれど。iPodに入っている鈴木茂さんの初めてのソロアルバム『BAND WAGON』に合わせてプレイ。40分弱の練習で、左手の人差し指の外側にスティックダコができた。
久しぶりの電子ドラム

↑ダンボールに囲まれたローランドの電子ドラム、V-Drums。2007年4月に購入したので、もう16年使っている。

 そろそろ次のリフォームを始めようと思い、その準備としてコメリでベベルワイヤーブラシ(1,180円)を買ってきた。これはグラインダーに取り付けてサビ落としに使う道具。家に古いグラインダーがあったので、これを持参してお店の人にアドバイスしてもらって購入した。家に帰って早速取り付けようと思ったが、丸いカッター部分が取り外せない。六角レンチでまわすがシャフトも一緒にまわってしまう。ネットで検索すると、グラインダーにはシャフトを固定するボタンがついているようなのだが見当たらない。オカシイな〜と思いながらグラインダーについているシールを見ると、日立電気丸ノコと書いてある。これはグラインダーではなく、電気丸ノコという別の道具なのだろうか。
ワイヤーカップブラシと電気丸ノコ

 少し前のことだが、米軍のステルス戦闘機F35の操縦士が飛行中に緊急脱出する事故が発生し、機体が行方不明になったそうだ。笑い事ではないが、あまりの事に(笑)。F35、日本円で一機100億円前後だろうか。

 日本を代表する大企業の一つ東芝が、株式市場での74年間の歴史に幕を下ろし上場廃止となった。東芝の凋落の原因は色々あるのだろうが、原発ビジネスと関わりを持ったことも大きい。そういう意味では<忌野清志郎の呪いか、東芝の苦難 発売中止の反原発「COVERS」から30年><東芝を“原発地獄”に引きずり込んだ首相の右腕官僚>の2つの記事は興味深い。

 元富山市議で日本維新の会の上野蛍氏が、今年4月に行われた県議会議員選挙に立候補した男性から選挙運動の報酬を受け取ったのは公職選挙法に違反するとして大学教授から検察に告発状が送られた。この問題について昨日、上野氏が記者会見を開き「私から金銭を要求したわけではなく、金銭の受け取りは後援会活動中であったため、公職選挙法には抵触しない」と述べたそうだ。その上野蛍氏が昨年の衆議院選挙に立候補した際、日本維新の会所属の吉田豊史衆議院議員が上野氏に1000万円を要求したとして離党勧告処分が行われた。無茶苦茶だな。

 来月から始まるインボイス制度。この制度によって2500億円の税収増になるそうだが、インボイス導入による手間、人件費などのコストは年間4兆円を超えるという試算が出た。この数字にどれほど信憑性があるかはわからないが、インボイス制度が始まると請求書や経費精算の処理に手間がかかり、中小企業や個人事業主に負担がかかることは間違いない。弱者に負担を押し付けて税収を上げるより、無節操に海外でお金をばらまいてくる議員・政府の施策をもっと精査して支出を抑えるべきだろう。

 この他の気になった記事を備忘録として。
ビジネスクラスに格上げ、姉妹都市訪問の旅費が10年前の6倍…野党市議「理解の範囲超えている」
与野党から謝罪と説明求める声、相次ぐ 杉田水脈氏の人権侵犯認定で
杉田水脈議員のアイヌ民族差別投稿 人権侵害と認定 札幌法務局
東電の見通しの甘さ、ここにも 福島第一原発で放射性汚泥の満杯迫る
「意思決定への平等な参加阻害」 沖縄知事が国連で辺野古移設批判
コロナ給付金巡る「不備ループ」 国を提訴した個人事業主らの思いは
防衛省の「統合司令部」が高めかねない戦争協力リスク 安保法成立8年 攻撃されていなくても自衛隊出動?

 明日、明後日はつくりもんまつりだ。

9月18日(月)

 午前中は雨で、今日は少しは涼しくなるかな?と期待したが、天気が回復すると気温も上がり30℃越えの夏日になった。
 森友問題で、公文書改ざんを苦に自殺した赤木俊夫さんの妻・雅子さんが改ざんに関連する行政文書を不開示とした国の決定の取り消しを求めた訴訟の判決が14日にあったが、大阪地裁は雅子さん側の請求を棄却した。この判決や、辺野古新基地建設を巡る沖縄県と国交相との判決を見ていると、この国の三権分立は機能しているのだろうかと疑いたくなる。立法(国会)、行政(内閣)、司法(裁判所)が分立ではなく、三位一体となって政府のやりたいように動いているようにしか思えない。

 14日の午後、普天間所属のオスプレイが奄美空港と、新石垣空港にそれぞれ2機ずつ緊急着陸。16日にも大分空港にオスプレイ1機が緊急着陸。本当にしょっちゅうあちこちの民間空港に緊急着陸するオスプレイ、まるで緊急着陸が任務のようだ。こんなヘッポコ輸送機のために莫大な建設費を使い、大浦湾を埋めて辺野古に新基地を建設しようなんて馬鹿げたことだと思わないのだろうか。しかも埋め立て工事が始まってから軟弱地盤が見つかり、完成の目処は立っていない。

 新閣僚に女性5人を抜擢した岸田改造内閣だが、副大臣・政務官は全員男性だった。その54人の副大臣・政務官のうち、26人が旧統一教会との接点があった人たちだ。そりゃあ、内閣改造しても期待は高まらないだろう。旧統一教会への解散命令と同時に、自民党も自ら解散したらどうか。

 この他の気になった記事を備忘録として。
社民党の前党首、又市征治さん死去 79歳
認知症の蛭子能収さんが個展 漫画と異なるタッチ、変わらぬ斬新さ
「つる姫じゃ~っ!」土田よしこが死去、近影と感謝の直筆コメントとともに発表
加藤鮎子こども政策相が実母に政治資金900万円を還流…新閣僚に早くも“政治とカネ”が噴出
伊藤詩織さんを中傷、110万円の賠償確定 最高裁、漫画家はすみとしこさんの上告を棄却
史上最も暑い夏だった…なのに電力逼迫しなかったわけとは 原発再稼働は本当に必要なの?<ニュースあなた発>
高浜2号機、15日午後再稼働 関電、福島原発事故後12基目
平良孝七展の図録、在庫1200冊を処分へ 配布済み800冊は回収せず 検証チームが中間報告 沖縄県立博物館・美術館

 ようやく『バー・ラジオのカクテルブック』(柴田書店)を読み終えた。200ページの内、半分ほどがカクテルの写真なので、集中すれば一日で読めそうだが、早く読んでしまうのが惜しくて美味しいものを少しづつ齧りながら食べるように味わって読んだ。
 どれだけ美味しい本かというと、寄せられているエッセーのタイトルと執筆者の名前だけで想像出来るのではないだろうか。

スタンダードカクテル 榎木富士夫/魂の置き場としてのBAR  松山猛/わが酒の師ヘミングウェイ オキ・シロー/居酒屋という作品 小池一子/わたしのペース 矢野悦子/オリジナルカクテル 榎木富士夫/カクテルづくし 和田誠/リフレクションズー酒とグラスとー 坂根進/酒について 高平哲郎/冷たくてやさしい液体の恋人について 征木高司/精神的糸口をみる 田中一光/<ラジオ>開店事情 小薗江圭子/店主独断 尾崎浩司
 もう絶版になっており手に入れるにはアマゾンのマーケットプレイスヤフオクなどで中古を探すしかないが、相場は3,000円~4,000円ほどだろうか。安くはないが、それでもBARでカクテルを1、2杯飲む金額で味わい深いエッセーが楽しめるなら価値は十分あると思う。
 
 『東京★横浜BAR GUIDE』(KKロングセラーズ)という本を作った頃、自分でもシェイカーやミキシング・グラス、バー・スプーン、カクテルグラスなどを揃えた。お酒もジン、ウォッカ、ラムといったスピリットを各種用意し、冷凍庫の中にはいつもズブロッカが眠っていた。リキュールはあまり買わなかったと思うが、チンザノのベルモットやビターズは揃えてバーテンダーの真似事のようにバー・スプーンでお酒をステアしたり、シェーカーを振ったりしたこともある。ステアするカクテルはまだ良いが、シェーカーを振るカクテルは氷のぶつかる音が想像以上に大きくて、自宅で作るにはちょっと不向きだ。シェーカーを振りながら、そのガシャガシャ言う音に自分で興ざめした。
 自宅でのバーテンダーの真似事はあまり長く続かなかったが、あの時に揃えたシェーカーやグラスなどはどこにいったのだろう。処分した覚えはないので、どこかのダンボールにでも入っているはずなのだが。

カクテルの写真
↑『東京★横浜BAR GUIDE』のカクテル紹介ページ用に撮影した、スタンダードカクテル。サントリージガーバー六本木店に協力していただいて、32種類のスタンダードカクテルを作ってもらった。背景は黒のデコラ板を使用している。

 ポストカード・ギャラリー#15 佐藤憲一

 電車やバスを乗り継ぎ、安宿を探しながら旅をするバックパッカー・スタイルの旅行作家、下川祐治さん。下川さんは、90年代の初めに世界各地を結ぶフライトのディスカウントチケットと販売旅行代理店を掲載した「格安航空券ガイド」という雑誌を企画して双葉社から発行していた。編集部には下川さんが旅で知りあったバックパッカーが何人かカメラマンや編集者、ライターとして入っていた。
 雑誌としては4冊目となる91年春号は、香港のファクトリーバーゲン・ショップの特集で、服やバッグ、アクセサリーなどのブツ撮りがあるのでカメラマンとしてお呼びがかかった。当時は南青山のマンションの一室にあった編集部へ行き、撮影の打ち合わせをした。たぶん、その頃に佐藤君を紹介されたのだと思う。佐藤君も下川さんが旅の途中で知り合ったバックパッカーで、そのままカメラマンとして編集部に入っていた。その号で香港へ一緒に取材に行くライターの伊藤かおるさんも、やはり下川さんと旅の途中で知り合ったバックパッカーだった。
 91年春号の巻頭グラビア、パリ特集は佐藤君が撮影し、巻末のグラビア、香港特集は僕が撮影している。この頃の佐藤君は格安航空券ガイドの撮影をしながら、写真の専門学校に通っていた。一度新宿だったと思うが、学校の課題だというスナップ撮影をしている佐藤君にバッタリ会ったことがある。
 今でも旅行雑誌の仕事を中心に、世界各国を撮影している。年賀状のやりとりは今も続いているが、最後に会ったのは2008年5月に学芸大学駅近くの喫茶店で開催されていた佐藤君の写真展『鼓楼のある村ートン族・増衝村の人々』を見に行った時だ。たしか、その時にポストカード・セットを買った気がするが見つからないので年賀状から選んだ。この年賀状も『鼓楼のある村』の写真だ。

ポストカード 佐藤憲一

9月14日(木)

 昨日の夜はYouTubeで音楽を聴きながら焼酎をチビチビと呑んで、酔っ払ったままベッドに入ったら窓の戸もカーテンも開けっ放しで夜明け前に寒さで起きた。外を見ると空が焼け始めていたので、カメラをバックに入れ、急いで自転車で小矢部川に向かった。
小矢部川の朝焼け01
小矢部川の朝焼け02
小矢部川の朝焼け03

9月13日(水)

 昨日の午後3時頃だろうか、激しい雨が降り、その後に虹が出た。よく見るとダブル・レインボーだ。奄美大島や沖縄に住んでいる時はちょくちょく通り雨の後に虹を見たが、富山で虹はちょっと珍しい。
昨日の虹

 今日、岸田首相が内閣改造と自民党の役員人事を行った。それに伴い記者会見を行ったが、相変わらずこの人の話は右の耳から入ってそのまま左の耳に抜ける。何も残らず響くものがない。新しい内閣の顔ぶれも、まるで期待など持ちようがない。
 今回注目を浴びたのは自民党の選挙対策委員長に起用された小渕優子氏で、2014年の政治資金問題について様々なメディアが取り上げている。「誠意を持って説明してきた。十分に伝わっていない部分があれば。私自身の不徳の致すところだ」と陳謝したが、肝心のデータを保存したパソコンのハードディスクをドリルで破壊しておいて、彼女が誠意を持って説明してきたと感じる人がどれだけいるのだろう。それにしても、ドリル優子の名前があまりに定着していて驚いた。 
 今月8日にモロッコで地震があり2800人以上が亡くなっているが、同じ北アフリカのリビアでは大雨による大規模な洪水があり、最も被害の大きい地中海沿いの都市デルナでは死者が5200人に達したという。

 この他の気になった記事を備忘録として。
今なにしてる?「内閣感染症危機管理統括庁」 9月1日ひっそり発足 「第9波」でも情報発信は危機感薄く
経団連の「消費増税」言及に怨嗟の声と悲鳴…庶民生活をまるで“乾いた雑巾”扱い
応じないと非国民? 岸田政権が旗を振る「国民運動」に違和感 国産水産物の風評被害を招いたのはそもそも
マイナ保険証のすさまじい嫌われぶり…全国利用率が5%割れ目前、今後どこまで下がるのか
福島第1原発1号機の圧力容器に崩落の恐れ 上沢千尋

 ポストカード・ギャラリー#14 まつもと泉
ポストカード まつもと泉
 まつもと泉が亡くなって、来月の6日で3年になる。このポストカードは彼の事務所GENESISの1997年の年賀状で、彼が企画制作したCD-ROMで見せるマンガ『COMIC-ON』の編集長だった西野めぐみさんから送られてきた。このイラストは『COMIC-ON』 vol.2のパッケージ用に、まつもと泉が描いたものだ。
 まつもと泉こと寺嶋一弥さんとは高校の先輩と後輩で、彼が一学年上。軽音楽部で担当楽器は同じドラムだった。もっとも軽音楽部とは名ばかりで、やっているのは四人囃子やクリエーション、カルメン・マキ&OZ、マウンテンなどなど。
 マンガ家になるかミュージシャンになるか迷って譜面が読めないことからミュージシャンを諦めたとwikiには書かれているが、譜面を読めなくても素晴らしいミュージシャンはいるし、個人的な感想だけれど寺嶋さんはドラム・プレイのセンスはとても良かったと思う。「きまぐれオレンジ★ロード」の大ヒットでマンガ家として成功を納めたけれど、もしミュージシャンの道を選んでいたら・・・と思わないでもない。何より音楽の話をする時は楽しそうで、その話出したら止まらない長話にこちらが閉口するくらいだった。

 晩御飯を食べたあと、リフォームした1階でアナログのレコードを聴くのが最近の楽しみになっている。スピーカーと一体型の安いオーディオで音はチープだけれど、レコード針の上げ下げや盤をひっくり返すのも何十年ぶりなので新鮮で楽しい。
 最近ヘビロテで聴いているのはピアニスト、ラモント・ジョンソンの『NINE』というアルバム。多分20代の前半にどこかの輸入盤屋で買ったのだろうが、ラモント・ジョンソンのことはよく知らない。アルバムの裏ジャケに参加ミュージシャンのクレジットがあり、sideAにはブルー・ミッチェル、ロニー・ロウズ、チャック・レイニー、レオン・チャンクラーの名前が記載されている。この参加ミュージシャンに惹かれて買ったのだろう。
ラモント・ジョンソン『NINE』

 sideBの参加ミュージシャンは、名前の知らない人達ばかりだ。
 で、どちらを聴いているかというと知らないミュージシャンばかりのsideBが気に入って針を落としている。

 YouTubeから「THE CAT AND NINE TOMORROWS」、「NO,I NEVER END」。

←『NINE』。謎の黒い球体が、ちょっと大阪万博のミャクミャクを連想させる。

9月11日(月)

 Facebookのメッセンジャーに、先週木曜日に火事で被災した同級生へ有志でお見舞金を贈る事になったと連絡がきた。同窓会の幹事の一人、水口君の家に持っていけば有志一同として大庭君に渡してくれるというので自転車を漕いで行ってきた。水口君の家は行ったことがないので卒業アルバムに載っている住所をグーグルマップで検索し、大体の場所を覚えて訪ねて行った。
 水口君は消防団員として当日、火災現場で大庭君と会ったという。全焼したのは大庭君の家と、その隣の2軒で、隣の隣にあるやはり同級生の川堰さんの家までは火はまわらなかったようだ。それでも帰りがけに現場を自転車で通ると、川堰さんの家の前に畳が出してあったので消火の際に家の中が水浸しになったのだろう。
 確か水口君と林義人君は同じ集落だったので、義人君の家はどこか聞いたら下に見える家だという。顔を見に寄って行こうかと思ったが、仕事に出ていていないだろうと電話をかけてくれた。中学卒業以来だから50年ぶりくらいに声を聞いた。高校を卒業して警察官になったと昔聞いたが、今は測量の会社を自分でやっているそうだ。
秋の空

 お見舞金を届けた帰り、小矢部川の周辺を少し自転車で走ってきた。<天高く馬肥ゆる秋>そう言われればなんとなく空が高い気もする。

 G20サミットに出席した岸田首相が、今朝インドから帰国。明後日13日に内閣改造・自民党役員人事を行い、19日から国連総会に出席するためニューヨークへ向かうそうだ。内閣支持率も下がり国内に居づらいから、海外へ出たいのだろうか。増税で国民から巻き上げたお金を、国外でバラ撒いて海外の要人から感謝と賞賛を浴びる。#増税メガネ#バラマキメガネというハッシュタグもあるようだ。
 今月8日からの大雨で、福島県のいわき市と南相馬市で合わせて1000棟を超える住宅が水に浸かる被害に遭い、茨城県と千葉県で合わせて3人が亡くなった。岸田首相は帰国後、被災地へ向かうこともなく被災者への心強いメッセージも発しない。国内の災害には興味がないのだろうか。
 今日で9.11アメリカ同時多発テロから22年。もっと昔の事のように感じられるのは、なぜだろう。

 この他の気になった記事を備忘録として。
ワクチン無料、今年度で終了 新型コロナ、高齢者は年1回検討―厚労省
モロッコ地震、死者2000人超 被害全容分からず、救助活動続く
河井元法相、買収原資は安倍政権中枢からか 4人から6700万円思わせるメモ 自宅から検察押収

 NHK朝の連続テレビ小説『らんまん』の、今週の植物はツチトリモチ。今日はまだ画面に出てこなかったが、どんな形でツチトリモチが登場するか楽しみだ。Wikiによれば、ツチトリモチ科ツチトリモチ属の寄生植物。日本固有種で、本州(紀伊半島)から四国、九州、南西諸島までの山地や森林内に生息すると書かれている。
 下の写真は奄美大島のあやまる岬で撮影した、キイレツチトリモチ。キイレは鹿児島県の喜入町で発見されたことに由来する。奄美大島に滞在中、奄美の自然を考える会の観察会に何回か同行させてもらって植物や生物の写真を撮らせてもらった。このキイレツチトリモチは、2回目に参加した2011年2月27日に撮影した。大きな土筆の頭のような、キノコのような変わった植物があるなと思って見ていた。
キイレツチトリモチ
 午後4時過ぎ、外から”ゴー”という大きな音がするので窓を開けると、隣の田んぼに大きなコンバインが入って稲刈りをしていた。周辺から中央へと刈り取って、20分ほどで田んぼ一枚が終わった。こうして見ると、ちょっと虎刈りになっている(笑)。
稲刈り

9月7日(木)

 午後2時過ぎ、消防車のサイレンの音が聞こえたので窓を開けると焦げ臭い匂い。よく見ると向かいの家の先、町の中心部から白い煙が上がっており、その白い煙が徐々に黒い煙に変わっていった。消防車がいろんな方面からサイレンを鳴らして駆けつけているのがわかった。風が強く延焼が心配されたが、1時間ほどで煙はほぼおさまり4時頃には鎮火したようだ。
 夕方のニュースで火元がわかったが、小中学校の同級生の家だった。幸いけが人はいないそうだが、家は全焼してしまった。
火事

 昨日、探し物があって物置のダンボールを物色していたら仕事で撮影したポスターに混じって、ミュージック・リサーチに出稿する少年隊の広告の色校が出てきた。デビューから3年の1988年にリリースした12枚目のシングル「じれったいね」の広告だ。この広告に使われている少年隊の写真を撮ったわけではなく、広告のキャッチコピー <いつまでも 素敵に少年隊。>とリード文を書いた。この頃はライターの仕事とカメラマンの仕事が半々くらいで、これはワーナー・パイオニアの仕事をしていたデザイン事務所からの発注だった。
 リード文は、
少年隊としての3年間が過ぎたからといって、
特別な何かが変わったわけじゃない。
夜が終わり、いつもの朝が始まる。
それと同じように3年という月日が流れた後に迎える
4年目という年を、自然にうけとめていきたい。
”いつもいまより新しい”
スタイルは変わり続けるけれど
スピリッツは変わらない。

 タレントやアイドル歌手の撮影やインタヴューも一時多かったが、ジャニーズ関係の仕事はこれくらいだろうか。

少年隊

 今日の午後2時から、ジャニー喜多川氏による性加害問題に関するジャニーズ事務所の記者会見が行われた。この記者会見で、元少年隊の東山紀之さんが新社長に就任したことが発表された。記者会見のアーカイヴはこちら
 ジャニー喜多川氏による性加害の調査報告書をサーッと眺めたが、確かに長年にわたる年月とその被害者の数は他に類を見ない性犯罪だろう。その犯罪の責任はジャニー氏が亡くなったからといって消えるものでもなく、記者会見で藤島ジュリー氏と新社長に就任した東山さんが語ったように、これから会社として性加害にあった被害者のケアと救済策としての賠償金の支払いを進めていくしかないのだろう。
 記者会見には大勢のマスコミが集まり質疑応答が4時間以上行われたが、調査報告書の【第4 本事案の背景】には、マスメディアの沈黙が指摘されている。記者会見では厳しい追及をするマスコミだが、沈黙を指摘されてテレビ各局が出したコメントはしめし合わせたように同じような内容のそっけないものだった。
  マスコミには今回見せた厳しい追及を政治方面、例えば日刊ゲンダイの記事にあるような安倍元首相と旧統一教会との関係などにも見せて欲しかった。
 ところで、ジャニー喜多川氏の性加害はその規模や悪質性、特殊性が突出しているが、他の芸能事務所やタレント事務所にもセクハラやパワハラはないのだろうか。それこそ記者会見で追求しているテレビ他のマスコミ業界に、セクハラやパワハラはないのだろうか。今回のことがキッカケで、そうしたことがあらゆる業界で無くなっていくことが大切なように思う。

 この他の気になった記事を備忘録として。
インボイス制度は「地獄の選択」 アニメ声優の3割弱が廃業を検討
処理水放出後の開業は対象外 東電賠償基準に被災地から疑問の声
H2Aロケット47号機、打ち上げ成功 X線天文衛星と月探査機投入
米、劣化ウラン弾供与 国務長官「反攻後押し」
「辺野古」工事費 底なし 埋め立て14%すでに半分近く使い切る 米軍幹部も「ドローンの時代に不要」

 ポストカード・ギャラリー#13 酒井透

 家のレコード棚に1981年にアリスタレコードから発売されたフェラ・クティの『ブラック・プレジデント』の見本盤があるので、彼の音楽を最初に聴いたのはこの頃だろう。レコードの帯には<これがいま最も熱く新しいアフロ・サウンドだ!!あのトーキング・ヘッズ、デイヴィッド・バーン&ブライアン・イーノに多大な影響を与えたナイジェリアの歌う闘士!!フェラ・クティ、注目の最新録音!!>と書かれている。当時は自由国民社が発行していた音楽雑誌やレコード・マンスリーなどで新譜のレコード紹介を書いていて、レコード会社をまわって新譜を集めたり、見本盤が家に送られて来ていた。

酒井透さんのポストカード

 81年にフェラ・クティの音楽を聴いたが、のめり込むことはなかった。けれどフェラの名前はずっと頭の中にあったように思う。
 このフェラ・クティのライヴ写真は『Fela Kuti 1938-1997 memorial 1 LIVE』という、酒井透さんのポストカード集の中の一枚。渋谷のタワー・レコードあたりで買った気がする。年賀状の中から写真を探したが、やはり酒井さんはフェラ・クティの写真かな、とこのポストカードを選んだ。
 酒井さんの名前を知ったのは90年頃だろうか。ミュージック・マガジンでパパ・ウェンバなどアフリカ系のアーティストを撮影したり、文章を書いている人がいるな~と思って見ていた。たぶんウォーマッドなどのライヴ会場でも会っていると思うが、ちゃんと認識して言葉を交わしたのは香港の歌手ジャッキー・チュンのライヴ会場で一緒になった時だと記憶している。
 『中国・B級おもしろ大全』(新潮社)、『未来世紀 軍艦島』(ミリオン出版)など音楽以外の著作もある。

 YouTubeから「Fela Kuti & Africa 70 - Pansa Pansa 1/2 (Berlin 1978)」。

9月4日(月)

 5月に、町内のスーパーの排気塔から木が生えているのを載せたが、先日遠目から観察すると木がなくなっているように見えた。伐採したのかな?と思って近づいたら葉っぱが枯れて落ちただけだった。このまま枝も立ち枯れて行くのか、それとも春になってまた青々とした葉を繁らせるのか。
排気塔に生えた木01
↑右は5月に撮影した排気塔。葉っぱを繁らせた木が生えている。左は今日の排気塔。遠目には木がなくなったように見える。
排気塔に生えた木02

 中国が日本の水産物を全面的に輸入停止にしたことについて麻生副総裁が「トリチウムなんてものは全く出ていませんとはっきりしていてもだめなんだから。これは明らかに政治の話なんであって、科学的な話でもなんでもないということははっきりしているでしょう」と述べたそうだ。
 麻生氏がいうトリチウムなんて全く出ていませんというのは、海洋放出した処理水(汚染水)の中にトリチウムは入っていないということなのか、海洋放出後に検査した魚の中にトリチウムが検出されなかったということなのか。
 海洋放出された処理水(汚染水)は海水で基準値以下に薄められたがトリチウムは残存しており、海洋放出後に検査された魚からも基準値以下ではあるがトリチウムは検出されている。処理水ではなく汚染水だから海洋放出に反対するという人たちが懸念しているのはトリチウムではなく、トリチウム以外にも除去できずに残存しているセシウムやストロンチウムなど他の核種の問題だろう。それを無理矢理トリチウムの話にすり替えている。どちらかと言えば、科学的な話ではなく政治的な話に持って行きたがっているのは日本政府の方ではないのか。
  海洋放出に反対しているのは中国だけではなく、太平洋島嶼国ドイツも放出に懸念しているし、タイでもタイ王国消費者保護委員会は日本が輸出元である海産物の規制を強化するよう、食品医薬局と農林水産省に求めたという。これらのことはほとんど触れられず、中国との政治的な話にしようとしているのはむしろ日本側だろう。
 原発問題を一番熱心に取り上げているのは東京新聞だが、その東京新聞が今日の記事で「処理途上水」という言葉を使っている。

現時点では政府が新たに定めた放出基準を満たす水は、約134万トンのうち3割ほどで、残る7割は少なくとももう一度処理する必要がある。東電自らが「処理途上水」と呼ぶ水だ
  記事の中にはタンク貯蔵中の水の現状や年度別に見たALPSの処理状況などが掲載されている。
 政府と東電はトリチウム以外の核種も残っている7割の処理途上水もALPSの再処理で基準値以下にして放出したいのだろうが、基準値以下にしても今後30年以上にわたって放出するならその総量はどれほどになるのだろうか。植物連鎖と生物濃縮によって放射性物質は体内に蓄積されていく。今年の6月、福島第1の港湾内で1万8000Bqのセシウムを検出したクロソイが揚がっている。食品衛生法が定める基準値は100Bqで、基準値の180倍のセシウムが検出されたことになる。

 サザンの桑田佳祐さんが坂本龍一さんの遺志を継いで、神宮外苑の再開発を憂える新曲「Relay〜杜(もり)の詩(うた)」を発表した。歌詞はこちらに掲載されている。歌詞の中にある<ここに集って音楽を紡いだスタジオ>は、ビクタースタジオのことかな。個人的にも取材で何度も訪れている馴染みのあるスタジオだ。近くにはホープ軒がある。

 この他の気になった記事を備忘録として。
旧統一教会に解散命令請求へ 文科省、高額献金の組織的な関与を認定
なぜマイナカードが条件なのか? ネット申し込みできる電車乗車券の障害者割引 JR東日本「国からのご指導」

 日本人の多くが、日本にある米軍基地は、何かあったときに日本を守ってくれるんだと思っているところがありますよね。でも、有事の際に米軍がスーパーマンみたいに駆けつけて、住民をヘリに乗せ、避難を誘導して助けてくれるのかといったら、そうではありません。
 在外米軍基地というのはその国を守るためにあるわけじゃなくて、米国の国益を守るためにある。日本国内の米軍基地もそう。そのことは米国に住んでいると、はっきりとわかります。

 琉球朝日放送の報道記者を経て、渡米したジャーナリスト大矢英代さんへのインタヴューがマガジン9に掲載されている。分かりやすいので、一読をお勧めします。

9月2日(土)

 8月初めからずっと熱帯夜なので夜は窓を開け扇風機を回して寝ているが、今日は4時過ぎに寒さで起きた。起きたついでにトイレに行って窓を開けたら空が焼けていた。まだ少し眠いのでちょっと躊躇したが、エイヤー!と気合いを入れて自転車に乗って小矢部川まで朝焼けの写真を撮りに出かけた。
 部屋の窓から朝焼けを撮ることはたまにあるが、わざわざ外へ出かけて行くのは随分と久しぶりだ。奄美大島の名瀬に住んでいた時は、部屋の前が名瀬港だったので早起きして港まで朝焼けを撮りに行った。名瀬港で朝焼けを撮り、そのまま漁港の端にある魚市場で競りを撮影しに行くこともあった。
小矢部川の朝焼け01
小矢部川の朝焼け02
 昨日からおわら風の盆が始まり、今日は紅ズワイガニの初競りが行われた。まだまだ暑いが、ようやく少しだけ季節が移動した。

ポストカード・ギャラリー#12 宝野アリカ

 作曲家・キーボーディストの片倉三起也とのユニット「ALI PROJECT」で、作詞とボーカルを担当する宝野アリカ。
 三起也ちゃんとは彼が未来夜バンドをやっていた1980年頃からの付き合いで、一緒にバンド活動もしていた。確かおとぼけキャッツのロードマネージャーだった伊豆田さんから、ドラマーを探しているからと未来夜バンドを紹介されたのだと思う。

宝野アリカ ポストカード


 アリちゃんに初めて会ったのは、まだ蟻プロジェクトと名乗っていた1980年代の半ば頃。彼女たちのアーティスト写真を撮ったのが最初か、彼女たちが一時バックを務めていたアイドル歌手・村田エリのライブ写真を撮りに行った時が最初か、もう37年ほど前なのではっきりしない。その時撮影したアーティスト写真は、インディーズからのデビュー・アルバム『幻想庭園』の裏ジャケで使用されている。ちなみに表のジャケットは洋画家であるアリちゃんのお母さんの絵が使われている。
 このポストカードは、アリちゃんからの年賀状。音楽活動以外に、童話や詩集を創るなど幅広く活動しており、『Alipro Mania』というファン向けの会報誌では「ゆけゆけ!こありちゃん」という4コマ漫画やイラストも描いていた。
 アニメの主題歌を手がけることが多かったり彼女のステージ衣装から、アニメ・ファンやゴスロリ・ファンも多い。

 YouTubeから「ALI PROJECT/Tico Tico no Fubá (live)」「198824PV(蟻プロ時代のライヴ映像。当時撮影したアーティスト写真も挟み込まれている)」

9月1日(金)

 今日から9月だというのに、涼しくなる気配がない。
 今日は関東大震災から100年ということで、各地で防災訓練が行われたようだ。この大震災の際に朝鮮人が武装蜂起しただの放火しただの井戸に毒を入れただのといったデマが流され、多くの朝鮮人が自警団などによって虐殺された。この朝鮮人の犠牲者を追悼する式典が墨田区の都立横綱公園で毎年行われており、2016年までは歴代の都知事が追悼文を寄せていたが、今年も小池都知事は追悼文を送付しなかった
 一昨日記者会見で松野官房長官は関東大震災当時の朝鮮人虐殺について「政府内において事実関係を把握する記録は見当たらない」と述べてコメントを避け、反省や教訓の言葉もなかったそうだ。
 日韓問題で何回韓国に謝ればいいんだと怒る人がいるが、この関東大震災の件だけではなく謝った先から虐殺はなかったなどと否認したり歴史を改ざんする人がいるから、また謝らなくてはならない。その繰り返しだ。それにしても、小池都知事はなぜ頑なに追悼文を送ることを拒否するのだろうか。

 毎日、NHKの連続テレビ小説『らんまん』を楽しみに見ている。今週の植物は台湾の固有植物オーギョーチ。
 東京・谷中の墓地の近くに愛玉子という名前の古い甘味処がある。愛玉子と書いてオーギョーチと読む。情報誌の谷中特集などではカヤバ珈琲と共によく紹介されるお店で、自分も2回ほど撮影で伺ったことがある。寒天のようなプルンプルンのオーギョーチにレモンシロップやアイスクリーム、ウイスキーなどをかけて提供している。
 30年ほど前に取材した時は先代の奥さんがお店を守っており、東京芸大も近いことから藤山一郎さんや淡谷のり子さんもよく見えたと話されていた。
 ネットで検索するとお店は健在のようだが、あまり芳しくない評価をする人もあるようだ。代が変わり、雰囲気も変わったのだろうか。
 中華レストラン・バーミヤンのデザートメニューに、果肉入りレモンのオーギョーチ(税込み230円)があり、こちらは手軽に食べられそう。この「らんまん」の放送をキッカケに、オーギョーチがプチ・ブームになるような気がしないでもない。

 映画監督の市川徹さんが、先月30日に亡くなられたそうだ。2013年にプロ野球チーム、富山サンダーバーズの映画『TAKAOcan Dream~がんばれ!サンダーバーズ!!〜』、2015年には高岡市の山間部にある沢川(そうごう)という過疎の村に移り住み、沢川を舞台にした『獅子舞ボーイズ』という映画を製作された。短い期間だが、富山とゆかりのある映画監督だった。

 この他の気になった記事を備忘録として。
見積もりが甘かった…イージス搭載艦の建造費が試算の6割増 防衛省「過去最高」7.7兆円概算要求の危うさ
新型コロナ感染拡大 仕事休む人が増え身近なところにも影響
軟弱地盤の沖縄・辺野古 県が未承認でも工事契約なんて…地元で渦巻く怒りが向かう先は

福島 土と生きる

 昨日、ようやく大石芳野さんの写真集『福島 土と生きる』(藤原書店)を読み終えた。東日本大震災の発生から1ヶ月半ほど経った2011年5月2日から被災した福島に足を運び取材を重ね、地震とそれに伴う原発事故により田畑や家を奪われた農家や酪農家の人々の肖像と証言が集められている。沖縄戦の体験者の肖像と証言をまとめた『沖縄に活きる』、原爆を投下され被曝した長崎の人たちの肖像と証言をまとめた『長崎の痕』同様に丹念な取材で、聞く力というのは大石さんのように市井の声を、小さな声を時間をかけて拾う力だろう。
 この本の後半に慶應義塾大学名誉教授(物理学)の小沼道二氏による解説が掲載されている。その中で興味深かった箇所を引用させていただく。

 1959年代後半に日本で最初の原発を輸入する計画が起こったとき、原子力分野の基礎に当たる原子核・素粒子物理の研究者グループと、研究者の国会と言われた日本学術会議(首相の諮問機関)では、私も含めて、安易な導入計画を批判し、基礎と応用のバランスを考えた研究・開発の必要性、耐震問題を含めた安全性、使用済み核燃料と高レベル放射性廃棄物の処理方法が未解決のまま見切り発車を行うことの不適切さ、経済性の恣意的算定と不確定さなどについて具体的な指摘を行った。これら外部からの批判に対しては平行線の議論と無視を重ね、提案はほとんど無視して、いわゆる原子力ムラの中だけで進めてきたのだった。
 原子力の研究・開発・利用の健全化に努めた湯川秀樹原子力委員、原子力委員会原子炉安全審査部会の坂田昌一専門委員、田島英三原子力委員という物理学者が相次いで辞任を余儀なくされた原因を解明・解消することなく、安易な利用を進めてきた結果が、福島原発事故だった。

〜略〜
 現代の世代が40年程度利用して、何万年という非常に長い寿命の放射性物質を含む高レベル放射性廃棄物の安全な管理を10万年以上将来の世代にまかせなければならないという原発のシステムは、バランスが取れていないだけではない。過去を振り返ってみると、今日のヒト(ホモサピエンス)の最初の先祖がアフリカで誕生したのは20万年前、各地に広がったのが10万年前、農耕牧畜が始まったのは1万2千年前ということを知れば、10万年という長さは、管理可能の限度をはるかに超えていることは明らかだ。
 そして、ユーラシアプレート、北米プレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートが集まって押し合っている日本なので、活断層は無数にあり、大地震による地殻変動は繰り返し今後も起こる。


 2年前、管首相が日本学術会議の任命を拒否したことが思い出される。この国は学問より経済を優先し、そして現在の凋落がある。 数十年利用した代償に、危険な放射性物質を何万年という単位で管理・保管しなくてはならない。普通に考えればコスパの悪い不合理なことだとわかるが、今が良ければ未来のことはどうでもいいという人たちがこの国を動かしてきた。
 自民党の高木毅衆院議員の父親で敦賀市長も務めた高木孝一氏は、 志賀原子力発電所の建設計画が進めたれていた石川県羽咋市志賀町で商工会議所主催の講演に招かれ「電源三法交付金や原発企業からの協力金でタナボタ式の街づくりができるから(原発を)お勧めしたい」「(放射能汚染で)50年後、100年後に生まれる子供がみんな片輪になるかわからないが、今の段階では(原発を)やった方が良いと思う」と述べたとされる。

8月へ