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◯製作中の琉球弧(奄美群島〜沖縄諸島)の歴史年表

4月17日(金) 氷見市・まるまげ祭り
4月17日(金)、18日(土) 氷見市・ごんごん祭り
4月23日(木)〜5月6日(水) 砺波市・となみチューリップフェア
4月28日(火) 出町子供歌舞伎曳山祭 稽古上げ17:20〜
4月29日(水) 小矢部市・石動曳山祭
4月29日(水)、30日(木) 出町子供歌舞伎曳山祭
5月1日(金) 高岡市・御車山祭
5月1日(金)、2日(土) 南砺市・福野夜高祭
5月3日(日)*宵祭は2日 南砺市・井波よいやさ祭
5月3日(日) 氷見市・唐島弁天祭
5月3日(日) 富山市・八尾曳山祭
5月4日(月) 射水市・加茂神社 やぶさめ
5月4日(月)、5日(火) 南砺市・城端曳山祭
5月15日(金) 射水市・放生津・新湊地区獅子舞まつり(5月10日に行なう町内もある)
5月15日(金) 高岡市・伏木曳山祭
5月17日(日)、18日(月) 富山市・岩瀬曳山祭
5月31日(日)〜6月2日(火) 富山市・日枝神社大祭(山王まつり)
6月4日(木)、5日(金) 小矢部市・津沢夜高祭り
7月3日(金)〜7日(火) 高岡市・戸出七夕まつり
7月13日(月)、14日(火) 氷見市・氷見祇園祭
7月24日(金) 入善町・新屋大磐祭り
7月31日(金) 滑川市・滑川のネブタ流し
9月1日(火)〜3日(木) 八尾・おわら風の盆
9月23(水)、24日(木) 高岡市・つくりもんまつり
10月10日(土) 10月の第2土曜日、戸出・戸出野神社の秋季例大祭 幌武者行列
10月12日(月・祝) 魚津・千光寺 秋祭
10月26日(月)、27日(火) 黒部市・生地たいまつ祭り
*全国祭り情報 富山県 祭り イベント一覧
とやまの獅子舞百選
富山県内のお祭り、イベント
○福島第一原発事故に関するリンク集 http://www.scn-net.ne.jp/~onodak/news/index.html
○DAYSから視る日々 http://daysjapanblog.seesaa.net/
○HIROPRESS.net 広河隆一通信 http://www.hiropress.net/index.html
○独立系メディア今日のコラム 青山貞一・池田こみち http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm
○小出裕章(京大助教)非公式の説きまとめ http://hiroakikoide.wordpress.com/
○やんばる東村 高江の現状 http://takae.ti-da.net/
○辺野古浜通信 http://henoko.ti-da.net/
○チョイさんの沖縄日記 http://blog.goo.ne.jp/chuy
○沖縄はもうだまされない http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/

4月28日(火)

 昨日は全国的に暑かったようだが、今年初めて日中を半袖のTシャツと短パンで過ごした。
 これから春の祭礼が続く。今日は両親と妹と4人で、砺波のチューリップフェアを見に行った後、出町子供歌舞伎の稽古を見学して来た。本番は、明日と明後日行なわれる。
子供歌舞伎稽古上げ
↑稽古の様子。演目は「釣女」。
 25日に起きたネパールの地震による死者数が4861人に達し、負傷者は9000人を超えた。
 2年前、日本政府は4月28日をサンフランシスコ講話条約が発効し、7年に及ぶ占領統治から独立を回復した節目であるとして、「主権回復の日」とする式典を開催した。これに対して沖縄では、サンフランシスコ講話条約が発効された1952年の4月28日は、沖縄や奄美、小笠原がアメリカ政権下に組み入れられ、日本から切り捨てられた”屈辱の日”であるとして、宜野湾市野外劇場で「4・28政府式典に抗議する『屈辱の日』沖縄大会が開かれた。その時の様子はこちら
 今年も沖縄で、『屈辱の日』県民大会が開催され、那覇市の県民広場には2500人が集まった。この県民大会の一環で、辺野古でも抗議活動が行われていたが、フロート内に入った抗議船1隻に海上保安庁の船が接近し、抗議船が転覆。市民4人が海に投げ出されて、1人は病院に搬送された。 
 そもそもサンフランシスコ条約で、日本は主権を取り戻したのか?『主権回復の日と憲法改正。安倍政権の矛盾』と題して青木理氏がラジオで語っている。「憲法はアメリカに押し付けられたものだから改正」と言いながら、不合理な日米地位協定はそのままにされている。
 2年前の沖縄からの反発を反省して、もう「主権回復の日」の式典は行なわないだろうと思っていたが、菅官房長官が会見で「今後も5年か10年か、節目ごとに行なっていく」と明言した。
 首相官邸に小型無人飛行機・ドローンを飛ばしたとして、福井県小浜市の元空自隊員の男性が逮捕された。ドローンは9日未明に飛ばされて、発見されたのは22日。2週間も放置されていたことになり、この国の危機管理の甘さが露呈した。

4月25日(土)

 このところ晴天が続いているが、パソコンの前にへばりついて作業をしていた。さすがに身体を動かしたくなって、今日は午後から自転車を走らせた。昨日は25℃を超える夏日で、部屋にいても暑かった。今日の最高気温は19℃となっているが、日差しがあるのでもう少し暖かかった気がする。自転車で走るには丁度良い感じ。
アウトレットパーク北陸小矢部

 小矢部川に出て、堤防を石動方面に走り、今年の7月16日にオープンするアウトレットモールまで。工事車両が忙しくに出入りしているが、観覧車が設置され、建物の外観もだいぶ出来上がっていた。
 帰りは、ちょっと山裾の道も通ってみた。少し前まで寒い寒いと思っていたが、山里も春だった。
←建設中のアウトレットモール。
↓小矢部川の堤防から見た、山里の風景。

山里の風景
 チリ南部のカルブコ火山が22日、43年ぶりに噴火した。You Tubeに噴火の映像がUPされている。
  北海道の知床半島で昨日、海岸線沿いの海底が隆起して陸地になっているのが発見された。長さ500メートル、幅30〜40メートルに渡り海面から10〜20メートルの高さに隆起しているそうだ。これだけの地殻変動があったにも拘らず、音も揺れもなかったようだ。
 今日の正午頃、ネパールでM7.8の地震があり、多数の建物が倒壊し、死者は700人を超えている。地球が生きて常に変化している星であることを、改めて思い起こさせてくれる出来事が続いている。

 カルブコ火山が噴火した22日、九州電力の川内原発について「地震対策」や「火山(被害)の危険性」などで問題があるとして住民らが再稼働差し止めを求めていた裁判で、鹿児島地裁が再稼働差し止めを却下した。
萩原流行さん
 俳優の萩原流行さんが、22日に交通事故で亡くなられた。 上の写真は「ペットと私」という雑誌連載で、2007年6月にご自宅近くの公園で撮影させていただいた。

4月20日(月)

 与那国島で午前10時51分に震度4、午後20時49分に震度3と大きな地震が2つあった。徳之島では50年に一度の記録的な雨が降ったようだ。富山はと言うと、今日は一日雨だが生暖かい風が吹いて最高気温が26℃まで上がり、夏日となった。
 桜はすっかり葉桜になったが、チューリップの花がそろそろ咲き誇る。一昨日は天気が良かったので、サイクリングがてら高波地区で開催されている球根農場によるチューリップ祭りを見に行った。こちらでは、そろそろ球根を育てる為に咲いた花びらをもぎ取る作業も始まっている。高波地区のチューリップ農家を見学してから、5年ぶりに砺波のチューリップ公園まで足を伸ばした。公園は4月23日〜5月6日まで開催されるチューリップフェアの準備のために閉鎖されていたが、周辺の施設に植えられたチューリップを見て帰って来た。

高波地区のチューリップ01
高波地区のチューリップ02

←↑一昨日行なわれた、高波地区の球根農場による、チューリップ祭り。34品種100万本のチューリが植えられているそうだ。
 こちらは球根に栄養が行くように、すでに花をもぎ取る作業も始まっている。
 砺波のチューリップ公園の方は、これからが見頃だろうか。
*北日本新聞の記事、駐日新聞の記事

 安倍首相がテレビ番組に出演して、この夏に発表する戦後70年談話で侵略、お詫びを書く必要はないと述べた
 劇作家の平田オリザ氏が日刊ゲンダイのインタビューに答えている「異議唱えなければファシズム広がる」と言う記事が興味深い。 この中で、
日本がアジア唯一の先進国という座から滑り落ちたことを日本国民はまだ受け入れられない。どう受け止めていくのか、まだ誰も答えを出せていない。思想家も社会学者も政治学者も、もちろん政治家も。これはつらく寂しいことなんです。でも、受け入れなければならない。例えばイギリス。大英帝国が崩壊して、あの小さな島国の中で生きていこうという決意をして、いろんな試行錯誤をしたわけです。ドイツの場合も、自らが「欧州の一国に過ぎない」ということを受け入れ、今がある。それは「謝る」「謝らない」とかっていう問題より実は大事な、深いことなんです。と語っている。そして、
今の安倍政権の考え方は真逆ですね。「世界の中心で輝ける日本」と言っています。安倍さんは、アジア唯一の先進国から滑り落ちてしまったのを受け入れられない、という日本人の典型だと思います。残念ながら、日本は世界の中心では輝きませんよ。いや、どこの国だって、世界の中心になんてなってはいけない。と続く。
 示唆に富んだインタビュー記事で、一読をお勧めします。

 自民党がテレビ朝日とNHKに対して番組内容に問題があったとして幹部から事情聴取を行なった。そして社内の検証が不十分だと判断した場合、自民党はBPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てる事を検討していると言う。
 自民党の情報通信戦略調査会の川崎二郎会長は、「事実を曲げた放送がされるならば、(放送法などの)法律に基づいてやらせていただく」と語ったそうだが、世界に向けて「汚染水は港湾内でブロックされている」と事実を曲げて発言した首相の責任はいつになったら問われるのだろうか。

4月17日(金)

 春の大祭が行なわれる季節。氷見でまるまげ祭りが催されるので、散歩のつもりで出かけて来た。お昼前に家を出て、地元の駅からあいの風とやま鉄道で高岡へ。高岡でJR氷見線に乗り換えて終点の氷見駅へ。氷見線に乗るのは、5年ぶりくらいだ。途中、民家と民家の間をすり抜けるように走って行く。
 氷見駅の構内にある観光案内所で、まるまげ祭り(正式には観音大祭)のチラシと、氷見の散歩マップをもらい、会場へ歩いて行く。
まるまげ祭り01
 地図に書いてある会場の方角へ歩いて行くと、人だかりが見えて無事に到着。今年のお旅所である仲町公民館から巡行がスタート。途中、ブリンス館にて写真撮影。しばらく休憩した後、千手寺まで巡行する。
 千手寺の境内では、縄で囲んだ結界の中で護摩焚きが行なわれる。せっかくなので結界の中に入り、その火を身体にあたらせていただいた。
KNBのwebニュース
テレ朝ニュース
まるまげ祭り02
 今日、ようやく安倍首相と翁長沖縄県知事の会談が行なわれた。会談の全文はこちら。沖縄タイムスが、今回の初会談に至るまでの記事をまとめている。
 関西電力が、先日の福井地裁による高浜原発3、4号機の再稼働差し止めを不服として、今日、福井地裁に異議申し立てを行なった。福井地裁が14日に行なった仮処分決定については「福井地裁はなぜ高浜原発を止めたのか(地震の話を中心に)」がわかり易い。
 愛川欽也さんが亡くなられた。奄美大島も沖縄もそして富山もテレビ東京が受信できないので「出没!アド街ック天国」は5年ほど観ていないが、神奈川に住んでいた頃は好きでよく観ていた。
 愛川欽也さんが、フランソワーズ・アルディのアルバムのライナー・ノートを書いていたのを覚えている。どのアルバムだったか思い出せないが、解説と言うより彼女に宛てた恋文のようなライナーだったと記憶している。
 You Tubeから「さよならを教えて/Francoise Hardy 」「もう森へなんか行かない/Francoise Hardy 」。

4月15日(水)

 町の運動施設をマグロのように回遊した後、隣接する図書館に今日が返却期限の「定本 柳田國男集 第一巻」を返して来た。ついでに19日が期限の「海上の道」「世界教養選集 16」の借り出し期限の延長をお願いしたが、延長は2日前の17日からしか受け付けられないとのこと。また、「海上の道」は他所の図書館からの取り寄せなので延長は出来ないそうだ。

 昨日、福井地裁が高浜原発再稼働を差し止める、仮処分を決定した。これに対して菅官房長官は「原子力規制委員会の判断を尊重して再稼働を進める方針に変わりはない。粛々と進める」と明言した。選挙で沖縄県民が辺野古への新基地建設反対の民意を示しても粛々と進める、裁判長が原発再稼働を差し止める決定をしても粛々と進める。政府自らが裁判所の決定に従わないと言っているわけで、これが法治国家なのだろうか。
 福井地裁が原子力規制委員会の新基準について「合理性を欠く」としたことに、「規制委が専門的見地から充分に時間をかけ、世界で最も厳しいと言われる基準に適合すると判断した」と菅官房長官は反論したそうだが、田中原子力規制委員長が自ら昨年12月、高浜原発について「安全であるとも、ないとも言っていない」と述べている。原子力規制委員会は、新基準に適合したかどうかの判断しかしていない。適合したからと言って安全が担保されたわけではない。
 規制委員会による新基準の合理性の無さは、上野千鶴子さんもブログで指摘している免震棟の件に表われている。災害時に備えて免震棟を設置すべしとしながら、猶予期間を設けている事だ。今回の判決を下した樋口裁判長の言う通り「自然は猶予期間を待ってくれない」。 
 福島第一原発の格納容器内部を調査するために投入したロボットが、初日の調査中に格納容器内で動かなくなった。東電はロボットの回収を断念したが、そのロボットの撮影した内部映像が一昨日公開された。その映像には剥落したと思われる、コンクリート片のような物も映っている。「事故が収束する前に、原子力発電所の構造物そのものが崩壊してしまう」と言う意見に、なるほどと頷いてしまう。

古賀茂明 日本再生に挑む 汚染水。安倍総理「大嘘の罪」
汚染水処理さらに遅れ 第一原発、目標の5月に未処理4万トン
「長時間の滞留はご遠慮ください」流山市 放射能汚染、注意喚起の看板
福島原発1号機の核燃料、東電が全量溶融(メルトダウン)と初確認!宇宙線の透視調査で「原子炉に核燃料なし」と判明!
汚染水対策700億円無駄に 東電 除染装置不具合など
港湾流出2.2兆ベクレル=ベータ線放射性物質ー汚染地下水影響・福島第1
【被ばく法定上限】作業員、線量超過相次ぐ 170人超 従事できず 第一原発 人材安定確保 急務
東電、市町村の除染費用支払わず 国が立て替え
容器漏れ、濃度300万ベクレル 「結露」と思い公表遅れ

 以上は、最近の原発関連の記事で気になったもの。しかし、次から次へと問題が起こる原発を、なぜ再稼働するのか、その道理がわからない。福島の事故の直後「脱原発なら電気を使うな」と言っていた人たちは、今の状況をどう思っているのだろうか。
 日本の原発は全て止まっていて、それでも電気は足りている。それどころか止まっている原発を維持するための電力を他の発電が賄ってさえいるのだ。  
 国は福島の事故が起こる前までは、原発がないと日本の電気は賄えないと説明して来たが、事故が起こり実際に全ての原発が止まってそれが真実ではないと解った。たぶん、事故の起こる前から脱原発を訴えていた人たちも、原発が稼働していなくてもここまで電力が足りる状況を想像していなかったのではないだろうか。事故の起こった年の夏のピーク時でさえ、東電の管内は原発が無くても電力が足りていた。あの時、毎日東電がホームページで発表していた使用電力量をチェックしていたが、要請された15%の節電をしなくても足りていたのだ。その時のメモがこちらにある。そして、原子力発電が廃炉までの費用を考えるとコスト的にも高くつくし、一旦事故が起これば、その損失は計り知れないのも周知された。それでも、この国は原発を再稼働しようとする。繰り返すが、本当にその道理がわからない。

 昨日、産経新聞の前ソウル支局長・加藤達也氏が、韓国政府の出国禁止措置が解除されて帰国。今日の午前、首相官邸で安倍首相と面会した。
  加藤氏の書いたコラムが、朴槿恵大統領の名誉毀損にあたるとして昨年の8月から出国禁止の措置をとっていた韓国政府の時代感覚は非難されて当然だと思うが、一方で安倍政権「海外メディア」にも圧力 ドイツ紙記者が怒りの暴露と言う記事を見ると、この国の政府がやっている事もどうかと思う。「自民党 NHKとテレ朝の幹部を呼び聴取へ」。こう言う記事を目にすると、いつの時代に戻ろうとするのか暗澹たる気分になる。

4月12日(日)

 昨日、今日は町の「さくらまつり」。昨日は生憎の曇りで、肌寒い一日。今日も天気予報は晴れでしたが、薄曇りの空。イベント会場では、昨日は能楽が、今日は雅楽の演奏が行われた。午後は、県議会議員選挙へ。
さくら祭り
↑少しずつ葉桜も目立って来た。
雅楽の舞台
↑今日の雅楽の舞台。↓昨日の能楽の舞台。
能楽の舞台
*プログラムから。
11日(土)の能楽公演 番組
ー連調ー「鶴亀」/ー仕舞ー「高砂」/ー連調ー「右近」/ー仕舞ー「花筐」/ー舞獅子ー「鞍馬天狗」/ー仕舞ー「土蜘」/「岩船」/ー舞獅子ー「胡蝶」

12日(日)の雅楽の演目
1.管絃 (1)平調の音取・ひょうじょうのねとり/(2)越天楽・えてんらく/(3)五常楽・ごじょうらく/(4)太食調・たいしきちょうのねとり/(5)抜頭・ばとう
2.舞楽 陪臚・ばいろ

4月9日(木)

 気温はそれほど上がらなかったが、久しぶりに晴れたので、午後に2時間ほど近所の桜並木を散歩。
 奄美大島・沖縄の4年間は、桜と言えば2月頃に咲く花びらが濃いピンク色の緋寒桜だった。淡いピンクの花びらを満開に咲かせたソメイヨシノを堪能するのは5年ぶりだ。町のさくら祭りは、今度の土、日。既にほぼ満開だが、また寒い日が続いているので、このまま咲き誇ってくれるかな?
桜01
桜02
アリプロ

 You Tubeから「桜の花は狂い咲き/ALI PROJECT」。映像の所々に挟まれているモノクロのポートレートは、私が撮ったもの。1987年だろうか。
  左の写真は、ALI PROJECTのアルバム『jamais vu』のジャケット用に撮影したもの。
  今日はマスクもしないで2時間程歩いたが、クシャミも出ない。ようやく杉花粉の季節も過ぎたかな?

4月7日(火)

 米軍が整備した軍用道路1号(現在の国道58号)が通る、沖縄本島の西海岸。58号は那覇軍港、普天間、嘉手納という米軍基地を繋ぐ大動脈だ。
 この国道を何度となく、バスや自転車で通った。那覇から嘉手納に至る道路にはキャンプ・キンザーがあり、普天間飛行場があり、キャンプ瑞慶覧があり、嘉手納基地がある。
 民家の密集した住宅街と、広々とした基地の領地。国道58号を隔てて向かいあう、2つの対照的な風景に愕然とする。
 日本の国土の僅か0.6%しかない沖縄に、在日米軍基地の約74%が集中している異常さ。
 写真集「camp OKINAWA」のはしがきで東松照明さんは、こう書いている。 
  "沖縄に基地があるのではなく基地の中に沖縄がある”というキャッチ・フレーズは、決してオーバーな表現でなく、また過去の出来事でもない。戦後65年間、米軍基地は沖縄に居続けている。米軍の戦場は、朝鮮半島からベトナムへと、更にイラク、アフガニスタンへと移り変わった。しかし、前線基地・沖縄の有様は、いまもほとんど変わらない。
 
 外務省は在日米軍基地について、日本の領域であり日本がアメリカに対して使用を許可しているもので、日本の法令が適用されているという。しかし、実際には日米地位協定により日本の法令が適用されていないのが現実で、基地の中はかなりの部分が治外法権となっている。
 フェンスの中は日本ではなく、沖縄ではなく、そのままアメリカだ。
 沖縄に嘗てあったアメリカ、今もあるアメリカをアルバムにしました。こちら
本部港からフェリーで伊江島に向かう米兵
↑本部港から、フェリーで伊江島に向かう米兵。2013年11月9日。

以下は、キャプションです。

沖縄のアメリカ

01 普天間飛行場のフェンス。(2012年7月14日)
02、03 夏祭りin那覇2012一万人のエイサー踊り隊。国際通りにて。(2012年8月12日)
04 普天間飛行場。那覇から関西空港へ向かう飛行機から。(2012年8月29日)
05、06 辺野古キャンプ・シュワブのフェンス(2012年9月17日)
07 嘗ては黒人街だった照屋一丁目界隈。辛うじて壁に直書きされたHOTEL PRINCEの文字が見える。(2012年9月23日)
08、09 那覇大綱挽。(2012年10月7日)
10 嘉手納(2013年1月24日)
11 普天間(2013年2月26日)
12、13、14 メモリアルデーの泊外人墓地(2013年5月27日)
15 慰霊の日の平和祈念公園。中央、両手を前で組んでいるのがジョン・ルース米駐日大使(2013年6月23日)
16、17、18、19 慰霊の日の平和祈念公園。(2013年6月23日)
20、21、22 辺野古の社交街、アップルタウン。(2013年10月12日)
23、24、25、26 伊江島行きのフェリーにて。(2013年11月9日)
27 伊江島にはアメリカ海兵隊の飛行場・演習場である、伊江島補助飛行場がある。
28、29、30 港川外人住宅
31 普天間を飛び立ったばかりの、オスプレイの隊長機。(2014年1月27日)
32、33、34 嘉手納(2014年2月28日)
35、36、37 2015年3月31日に返還された、西普天間住宅。(2014年3月19日)
38 西普天間住宅。(2014年3月29日)
39 北谷町。(2014年5月21日)
40 嘉手納。(2014年5月21日)

 一昨日、翁長雄志知事と菅義偉官房長官の会談が行われた。その冒頭発言の全文がこちらにある。
 翁長知事の発言で特に印象に残るのは、「私は今日まで沖縄県が自ら基地は提供したことはないんだということを強調しておきたいと思います」と言う部分だろう。そして「自ら奪っておいてですね、県民に大変な苦しみを今日まで与えて、今や世界一危険だから、普天間危険だから大変だという話になって、その危険性の除去のために沖縄が負担しろ、と。お前たち代替案は持っているのか、日本の安全保障はどう考えているんだ、と。沖縄県のことも考えているのか、というこういった話がされること自体が日本の国の政治の堕落ではないかと思っております」と続く。
 至極真っ当な発言だと思う。沖縄にある米軍基地は、沖縄が誘致したのではない。戦後、銃剣とブルドーザーで強制的に奪い取られた土地に造られたものだ。土地を奪われた側が返還してもらうのに、なぜ代替案を出さなくてはいけないのか。 
 ところで、普天間がなくなると米軍の抑止力が弱まると言う人がいるが、普天間の先には極東最大の米軍基地である嘉手納基地が控えている。普天間を閉鎖する事で、どこの国がどのように攻めて来るんだろうか。とりあえず普天間を閉鎖し、辺野古の新基地建設をストップしても、直ぐさま攻めて来る国はないと思うのだけれど。
 沖縄に寄り添ってが常套句の総理は、先ずは工事をストップさせて翁長知事との対話を進めたらどうだろうか。

 今月の4日、辺野古新基地建設に対する反対運動を「責任のない市民運動」と発言した自民党沖縄県連会長の島尻安伊子議員だが、今度は「民意はいろいろある。知事選の結果は真摯に受け止めなければならないが、その後の衆院選の結果などを分析し、細かく見ていく必要がある」と述べた。不思議な事を言う人だな〜と思う。昨年12月14日の衆院選は、沖縄は4つの小選挙区全てで辺野古新基地反対を主張した候補が勝った。新基地建設賛成派の自民公認候補は全員破れたが、比例でゾンビのように復活したのではなかったか。この結果をどう分析し、細かく見ると民意は色々となるのだろうか。

戦艦大和の慰霊塔
 70年前の4月7日、沖縄を目指した戦艦大和が航空機の爆撃を受けて沈没した。
 左の写真は、徳之島の犬田布岬にある戦艦大和の慰霊碑。2011年の6月11日に撮影。
 1985年に大和の沈没地点が確認され、長崎県男女群島女島南方176キロと確認されたが、この慰霊塔が建設された1968年当時は、犬田布岬の西方沖に沈んだとされていたそうだ。

4月4日(土)

 このところの激しい寒暖差に身体がついて行けず、一昨日の午後から布団に入り安静にしていた。熱はないと思うが、肋骨辺りにズキンとする痛みが走る。風邪の初期症状だと思う。お酒を呑んでは寝て、ご飯を食べては寝ていたが、悪くなることもないが良くなることもなく、ちょっと寝疲れたのでパソコンの前に座り作業をしている。
 4月1日、しまうまプリントに発注していたフォトブックの第2弾「粟国島の旧正月 マースヤー」が届いた。
 今回は、sRGBに変換したデータで入校した。前回のadobeRGBで入校した「粟国島 ヤガンウユミ」は色が少しくすんだ感じになったが、今回は発色が良くなった。また、今回はグレースケールに変換したモノクロ写真を一枚入れてみたが、階調が潰れてる気がするので、モノクロもRGBデータで入校した方が良いように思う。
 自分用に1冊取っておいて、残り3冊ずつレターパックで粟国島へ送った。

フォトブック 粟国島の旧正月
↑フォトブック第2弾。A5スクエアサイズ36Pで1冊198円(税抜き)。↓作成中の編集画面から。
編集画面
 ところで、しまうまプリントが4月1日から料金改定を行なった。以前のお知らせコーナーで、よりお求めやすい価格になると書かれていたが、これ程までの値下げとは思わなかったので驚いた。4月1日だったので、ジョークだろうかと疑ったくらいだ。
  A5サイズ、オールカラー、144頁の本が1冊998円から作れるって凄くないだろうか。
 町の図書館で、「海上の道」を収載した「定本 柳田國男集 第一巻」(筑摩書房)を借りたが、旧漢字・旧仮名遣いなので読み進むのに苦労している。
海上の道 文庫版
 そこで、先日図書館に行き現代仮名遣いで表記した「海上の道」を探してもらい取り寄せをお願いしていたのが、今日入った。
 さっそく図書館へ取りに行き、ついでに、やはり「定本 柳田國男集 第一巻」に収載されている「海南小記」の現代仮名遣いの物を探してもらったら、こちらは平凡社の「世界教養選集 16」に収載されていたので借りて来た。
*返却期限。「定本 柳田國男集 第一巻」4月15日、「海上の道」「世界教養選集 16」4月19日。

4月1日(水)

 沖縄に滞在していた2年間はオスプレイの駐留が始まり、仲井眞知事(当時)の辺野古埋立て承認による、普天間飛行場の辺野古移設に揺れる2年だった。
 戦後、アメリカの統治下に置かれた奄美群島と沖縄諸島。とりわけ米軍に土地を収奪され、銃剣とブルドーザーによる基地建設が強行された沖縄は、1972年に日本へ復帰して以降も基地問題を抱え続けている。

 沖縄の基地問題について「米軍基地があるから沖縄が守られている」とする意見があるが、「基地があるから狙われる」という考え方も当然ある。沖縄には、地下に司令室が作られた為に首里城を破壊されたという過去の体験があるからだ。
 首里城が世界遺産だと思っている人は多いが、城は第二次大戦中に日本軍の指令地下壕が作られたため、米軍の攻撃対象となり破壊されてしまった。なので、世界遺産に登録されたのは首里城跡だ。 英祖王と尚寧王が眠る琉球王国の陵墓である浦添ようどれも戦争で破壊されている。
 沖縄には今なお、2500トンの不発弾が眠り、年間300回以上の不発弾処理が行われている。沖縄に滞在していた2年間で、何度不発弾発見と処理のニュースを見た事か。沖縄の振興予算には、この不発弾処理に関する25億5000万円も含まれている。
 奄美群島にも沖縄と同じように振興予算が配られている。個人的には沖縄と奄美への振興予算は、戦中・戦後の賠償と言う意味合いもあるのではないかと思っている。 戦後アメリカの統治下に置かれ、復興が遅れた事への償い。とりわけ米軍の本土上陸の捨て石にされて激しい地上戦で多くの犠牲を出した沖縄には、その賠償と言う意味合いがあって当然だとも思う。

 2014年1月20日の名護市長選、2014年11月16日の沖縄県知事選、2014年12月14日の衆議院選で沖縄県民は辺野古新基地建設反対の議員を選んだが、政府はその選挙結果を無視するように埋め立て工事を強行しようとしている。
 辺野古で、米軍の北部訓練場のある高江で、現在も抗議行動は続いている。抗議活動をしているのは他所から来た人ばかり、と最もらしく話す人もいるようだが、地元のおじー、おばーも最前線で頑張っている。
 沖縄滞在の2年間で見た、基地と抗議行動の様子をPhoto Albumにしました。こちら

県庁1階ロビーでの抗議集会
↑仲井眞知事の辺野古埋め立て承認に抗議する人々が、県庁ロビーに詰めかけた。2013年12月27日。

以下は、キャプションです。

南島 闘う島(2)

01 沖縄県庁前広場で開催されたオスプレイ配備反対集会「無理だよ!オスプレイ!全員集合!」で、熱くスピーチをする沖縄平和運動センター議長の山城博治氏。(2012年7月22日)
02 模型を使って、オスプレイの構造的な危険を指摘する真喜志好一氏。(2012年7月22日)
03 オスプレイ配備反対と米軍基地の撤去を求める「御万人大行進 愛と怒りのサウンドパレード」。会場となった宜野湾海浜公園で、ステージのでいご娘と一緒に「艦砲ぬ喰ぇー残さー」を歌う。(2012年12月23日)
04 主催者発表で約3000人が集まった。(2012年12月23日)
05 宜野湾海浜公園を出て、普天間の大山ゲートまで2.3キロを歩く。(2012年12月23日)
06 パレード用のサウンドカーも10台登場した。(2012年12月23日)
07 パレードの終点、大山ゲート前の広場でも、地元アーティストによるミニ・ライヴが行われた。(2012年12月23日)
08 パレードの終了後も、大山ゲートの入り口でNOと書かれたプラカードを突きつける人々。(2012年12月23日)
09 那覇市民会館大ホールで開かれた「オスプレイの配備撤回を求める那覇市民大会」。(2013年1月22日)
10 大会主催者として挨拶する、那覇市長(当時)・翁長雄志氏。(2013年1月22日)
11 大会には、主催者発表で約1300人が集まった。(2013年1月22日)
12 普天間基地の野嵩ゲート前で毎週月曜日に行われている、ゴスペルを歌う会の抗議行動。(2013年1月28日)
13 宜野湾市野外劇場で開催された「4・28政府式典に抗議する『屈辱の日』沖縄大会」。壇上のよなは徹、島袋辰也と共にテーマ曲「沖縄に返せ」を合唱。(2013年4月28日)
14 1952年の4月28日は、沖縄や奄美、小笠原がアメリカの政権下に組み入れられ、日本から切り捨てられた「屈辱の日」として、政府に抗議した。(2013年4月28日)
15、16 野外劇場には主催者発表で約1万人が詰めかけた。(2013年4月28日)
17 仲井眞知事に辺野古埋め立ての承認をしないよう求め、沖縄県庁を包囲しての抗議行動。(2013年12月25日)
18、19 辺野古埋め立ての承認をした仲井眞知事に抗議する為、人々は再び沖縄県庁を取り囲んだ。その列は隣接する那覇市役所まで延びていた。(2013年12月27日)
20、21 12時15分から30分間県庁を包囲した後、県庁の1階ロビーで抗議集会が行われる。(2013年12月27日)
22 知事室のある6階の非常階段は、出入りが出来ないように職員で固められた。(2013年12月27日)
23 県庁ロビーに設置されているテレビを取り囲み、埋立て承認をした仲井眞知事の記者会見を見る。(2013年12月27日)。
24 2013年最後の県庁前での抗議行動。(2013年12月27日)
25 12月16日から設営されていたテント村は、この日、解散式が行われて撤去された。(2013年12月27日)
26 沖縄本島北部、やんばるの豊かな自然を知ってもらうと共に、東村高江で建設が進む米軍北部訓練場に建設中のヘリパッド建設阻止を求める「県庁前Picnic!&国際通り高江サウンドパレード」。16時、沖縄県庁前を出発するパレード。(2014年2月11日)
27 思い思いのメッセージカードを持って、国際通りを歩く。(2014年2月11日)
28 サウンドパレードの終点、国際通りの端っこ、蔡温橋の袂にある公園にて。(2014年2月11日)
29 沖縄県議会の2月定例会。この日、仲井眞知事に対して百条委員会を設置する緊急動議が提出されると言うので多くのマスコミと市民が本会議場に押し掛けた。(2014年2月14日)
30 「承認撤回」「辞任せよ」と書かれたプラカードを持つ人の輪で、再び県庁が包囲された。(2014年2月14日)
31 知事室のある沖縄県庁に向かって、巨大な「NO」が突きつけられた。(2014年2月14日)
32 県庁入り口を職員が封鎖。抗議行動とは関係ない、一般の来庁者も一時閉め出される形となった。(2014年2月14日)
33 辺野古埋立承認問題等調査特別委員会(百条委員会)での、仲井眞知事証人喚問の日。傍聴席に座れなかった人たちが、議会棟1階のロビーでプロジェクターに映し出された中継を見る。(2014年2月21日)
34 嘉手納町にある沖縄防衛局前の広場で、北部訓練場のヘリパッド建設に抗議する集会が開かれた。この日、代表者が防衛局に抗議の申し入れをした。(2014年2月28日)
35 辺野古埋め立て承認取り消し訴訟第一回口頭弁論前の集会で、スピーチをする原告団長の安次富 浩氏。(2014年4月16日)
36 事前集会が行われた那覇地裁前の広場には、200人ほどが集まった。(2014年4月16日)
37 横断幕を広げ持って、那覇地裁前の横断歩道を渡る原告団。(2014年4月16日)
38 辺野古基地建設に向けた、海上ボーリング調査阻止の座り込み10年周年を記念した集会。テント中央でマイクを握っているのは、嘉陽オジーこと嘉陽 宗義さん。(2014年4月19日)
39 辺野古のテント村入り口のボードには、座り込み3653日の文字。(2014年4月19日)
40、41 海では10周年を記念して、カヌー隊による海上パレードが行われた。(2014年4月19日)
42、43 辺野古の浜とキャンプ・シュワブを隔てるフェンスには、様々なメッセージが寄せられている。(2014年4月19日)
44 海上をカヌー隊がパレードしている間、浜では歌やフラのイベントが行われた。(2014年4月19日)
45 おじいさんに連れられた、小さな女の子も。(2014年4月19日)


 4月1日は、70年前に米軍が沖縄本島に上陸した日だ。沖縄の2紙がそれぞれ社説で、この米軍上陸について書いている。
[米軍本島上陸の日に]もう捨て石にはならぬ
本島上陸70年 軍は住民を守らない この教訓を忘れまい

返還された西普天間地区
 一昨日、辺野古の新基地建設の問題で、政府の選挙結果を無視する強行なやり方に他の都道府県知事がなぜ抗議の声を上げないのか不思議でしょうがないと書いたが、愛知と長野の自治体が沖縄米基地を巡り「地方自治の尊重」等を日本政府に求める意見書を採択したようだ。この動きが全国に広がる事を願うばかりだ。
 昨日、米軍から西普天間地区51ヘクタールが返還された。
↑返還された、西普天間住宅。2014年3月19日に撮影。

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