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2月27日(月)

 朝から晴天。天気予報の花粉情報では少ないになっていたので、午後から自転車で小矢部川の土手へ。南に雪をかぶった立山連峰、北には花粉で茶色くなった杉が植えられた山々を見ながら一時間半ほど走って来た。マスクをしていたおかげか、夜になっても花粉症の症状は出ない。

雪をかぶった立山
↑見渡す限り雲ひとつない青空。雪をかぶった立山連峰がハッキリと見えた。中央が劔岳?
↓花粉で茶色くなった杉の林。来月には大量に飛散するようだ。
花粉で茶色くなった杉
2階ギャラリーコーナーの展示風景

◯chico,chica

 ようやく2階の小さな撮影スタジオ兼ギャラリーのギャラリーコーナーに写真を展示した。1階がカラーの静物と風景なので、こちらはモノクロのポートレートにした。1986年に旅したイベリア半島(スペイン・ポルトガル)で撮影したスナップで、子供たちの写真を8枚並べてみた。
 イベリア半島の写真は風景や建築物の写真を別にすれば、子供と老人の写真が多い。被写体として魅力的なのとカメラを向けやすいこと、そしてお金はないが時間だけはたっぷりある貧乏な旅行者の相手をしてくれるのはいつも彼らだったから。
 4月4日から7月26日までの4ヶ月近い旅に持って行ったカメラは、まだ発売して間もなかったミノルタのα-7000。レンズは24mm単体と35−70mmズームの2本だった。これが自分で買った初めてのカメラだった。

 chico(チコ)はスペイン語の男の子、chica(チカ)は女の子。男女関係なく子供のことはniño(ニーニョ)と呼ぶ。

↑スタジオの中で一番広い壁面なので、ピクチャーレール(カーテンレールだけど)を高い位置に設置し、写真を外せば直ぐに撮影の背景に使えるようにした。プリントサイズはA4で、A3のフレームに入れてある。

 展示した写真は以下の8枚。カメラを手にしてまだ半年ほどの写真だが、好きな写真ばかり。この子供たちを眺めていると、サッチモの「What a wonderful worldの歌詞の一節が頭の中を流れてくる。

赤ちゃんたちの泣き声が聞こえる 彼らの成長を見守ろう 彼らは私よりも もっとたくさんのことを学ぶだろう
そしてひとり思うんだ なんて素晴らしい世界だろうって ひとり思う なんて素晴らしい世界だろうって

展示写真01マドリードの子供
↑マドリード(スペイン)
展示写真02ナザレの子供
↑ナザレ(ポルトガル)
展示写真03カンポ・デ・クリプターナの子供
↑カンポ・デ・クリプターナ(スペイン)
展示写真04ナザレの子供
↑ナザレ(ポルトガル)
展示写真05トレドの子供
↑トレド(スペイン)
展示写真06コインブラの子供
↑コインブラ(ポルトガル)
展示写真07クエンカの子供
↑クエンカ(スペイン)
展示写真08セビリアの子供
↑セビリア(スペイン)

2月24日(金)

 今日でロシアがウクライナに侵攻して一年が経った。昨日開かれた国連総会の緊急特別会合では、ロシア軍の完全撤退や国際法上の重大犯罪への調査と訴追などを求めた決議案を賛成141、反対7、棄権32カ国の圧倒的多数で採択した。
 ロシアが侵攻した昨年の2月24日、自分が何を書いていたか読んで見た。

 ロシアが21日、ウクライナ東部の親ロシア派支配の2つの地域を独立承認したことを受けて、バイデン米大統領はロシアに対する経済制裁を発表。これに続く形で岸田首相は昨日、対ロシア制裁措置を発表した。
 ところで通算27回もプーチン大統領と首脳会談を行い、「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている。行きましょう。ロシアの若人のために。そして、日本の未来を担う人々のために。ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。」と言ったあの人は、プーチンに戒めの電話の一つもしたのだろうか?
 ウクライナ情勢は今日になって一気に緊張が高まり、ロシア軍による空爆が始まった。ウクライナの国家安全保障防衛会議はウクライナ全土に非常事態宣言を発令している。

 「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている」と言っていたあの人は、ロシアがウクライナを侵攻している最中、奈良で選挙の応援演説中に銃撃されて亡くなった。ロシアやウクライナに限らず世界は激動の一年だったと実感する。
 この一年でウクライナでは民間人の死者が8,000人を超えたという。ロシア兵の死者は4万~6万人、ウクライナの兵士も1万~1万3000人が亡くなったと推定されており、10万人に近い死者を出している。また、ウクライナの避難民は1300万人を超えたという。
 1年で双方合わせた死者数が10万人というのは戦争の悲惨さ惨たらしさを物語る数字だが、一方で1945年3月26日から9月7日の僅か半年ほどの間に20万人(内沖縄の民間人9万4000人)もの死者を出した沖縄戦が如何に凄まじいものであったかをあらためて想像させる。まさに鉄の暴風が吹き荒れ、鉄の雨が降ったのだろう。この激しい地上戦となった沖縄戦や広島・長崎への原爆投下という第二次世界大戦での悲惨な体験を踏まえて主権在民・基本的人権・平和主義を三本の柱とする日本国憲法が制定されたのだが、第2次安倍政権以降その三本柱を無視する閣議決定が次々と行われ戦争への道を歩んでいるように見える。昨日は東京新聞に、自民党内から殺傷能力のある武器の輸出解禁を目指す声が高まっているという記事が掲載されていた。

岡田徹さん

 今年に入ってミュージシャンの訃報が続いている。一昨日、今月14日にムーンライダーズのキーボーディスト、岡田徹さんが亡くなったと報じられた。2021年初頭に圧迫骨折し、入院加療を経てリハビリをしている最中だったそうだ。
 左の写真は音楽誌のムーンライダーズ特集で撮影した、岡田徹さん。ご自身のスタジオにお邪魔して撮影した。確か一軒家ではなく、集合住宅の一室だったと思う。キーボードが並べられたスタジオ内でも撮影したが、家の屋根に巨大な音叉が立っていたので、その音叉をバックに撮った。防音がされたミュージシャン専用のマンションだったのかもしれない。

 政府はフリーランスを保護するための新法案を閣議決定したそうだが、それならフリーランスの多くが反対するインボイス制度を中止したらどうか。
  加藤厚生労働相が、健康保険証とマイナンバーカードが一体化した「マイナ保険証」と持たない人向けに創設する「資格確認証」を巡り、患者が窓口負担する受信料を高くする考えを示した。カードの取得は任意だったはずが義務、強制にシフトしている。

 30years ago #番外編 小和田邸

 昨日は天皇誕生日だった。63歳の誕生日に記者会見に応じられた天皇陛下は、皇后雅子さまへの感謝の言葉を述べられたそうだ。今年、お二人は結婚30周年を迎えられる。写真は雅子さまのご実家、小和田邸。デイリー・アンの六本木・テレ朝特集の表紙用に撮影したフィルムと一緒に堀内カラーの袋に入っていた。当時のスケジュール帳を確認すると、2月22日の欄にan・六本木テレ朝、小和田家周辺写真しめ切りと書かれていたので、この辺りに撮影したものだろう。小和田邸を撮影したことは覚えているが、どの雑誌の仕事だったか覚えていない。デイリー・アンの表紙とは別に、同じ号の中で皇太子のご結婚に関するコラムの撮影でも頼まれたのだろうか。それとも芸能関係の取材は飛鳥新社の『ポップ・ティーン』が多かったので、ポップ・ティーンの仕事だろうか。
 wikiによれば1993年1月19日に皇室会議で「皇太子徳仁親王妃」に内定し記者会見を行い、4月12日の納采の義(婚約)を経て、6月9日に「皇太子徳仁親王と小和田雅子の結婚の儀」が執り行われたとなっている。親王妃に内定し雅子さまフィーバーに沸いていた頃の写真だろう。

小和田邸01
↑お母さんに抱えられた子供も、もう30歳になっている。小和田邸の前で写真を撮ったことは覚えているだろうか。
↓小和田邸の向かい、アパートの敷地と思われる場所に陣取ったテレビや雑誌などの取材陣。
小和田邸02

2月22日(水)

 明日、2月23日から公開される銭湯を舞台にした映画『湯道』。今月に入りテレビで盛んにCMが流れ、映画に合わせた銭湯特集の番組が放映されるなどしていたので、気になって検索すると脚本と企画は放送作家の小山薫堂さんだった。なるほど。
 小山薫堂さんは1995年に、東京都の公衆浴場組合が発行する銭湯のPR誌『1010』という雑誌の「われらお風呂大好き人間」という連載で撮影したことがある。その時からお風呂好きを自認されていて、今度5分間番組で「銭湯で英会話」という番組をやるんですよと話しておられた。
 カラーページだったのでポジフィルムで撮影しており、フィルムごと編集部に渡したのか、残ポジもない。手元にあるのは掲載誌と、その時にいただいた名刺。表に小山薫堂という名前が大きく書かれている。その左下に気づかないほどの小さな文字で書・笠 智衆と書かれている。
 1995年当時は放送作家として『料理の鉄人」に関わっていらしたが、とても腰の低い方だった。熊本出身で、くまモンの生みの親。
小山薫堂さんが載った掲載誌01
↑↓→掲載誌と名刺。
小山薫堂さんの名刺
小山薫堂さんが載った掲載誌02
 2006年5月から2007年7月まで、ほぼ月に一度のペースで水上バスに乗って湾岸の風景を撮影していた。一日乗車券を買い水上バスを乗り継いで、水路から眺めるビル群をシューティングするのが楽しかった。都市を流れる川は、望遠レンズで高層ビルを撮影できる貴重なスポットだった。
 松本零士さんがデザインした水上バス「ヒミコ」にも一度だけ乗船したことがある。一度だけなのは、確かヒミコが一日乗車券では乗れなかったのと外に出られるデッキ部分がなかったからだと思う。
 松本零士さんがデザインした水上バスは現在、「ヒミコ」「ホタルナ」「エメラルダス」の3隻になっている。
 下の写真は2009年3月26日、東京ビックサイトで開催されていたPIE2009の帰りに乗船した水上バスから撮影した「ヒミコ」。
ヒミコ
 30years ago #06 神保町
神保町01
↑↓デイリー・アン1993年10月6日号神田特集の表紙用に撮影したフィルムの中から、神保町の書店街。神保町には仕事をいただいていた出版社がいくつかあったので、毎月のように撮影したフィルムやプリントを届けに行っていた。その帰りに古本屋や中古レコード店を覗くこともあったが、それよりも楽しみにしていたのはご飯。学生街でもあるので安くて美味しい店がたくさんあった。カレーに中華に洋食の有名店もある。洋食の「マミー」や、天ぷらの「いもや」が懐かしい。カウンターに一人用のコンロが並び、安い値段ですき焼きを食べさせてくれるお店もあった。まだ在るだろうか。
神保町02

 昨日の昼のNHKニュースで、自衛隊員の人材を確保するための有識者会議を設置し初会合を22日に開くという話題がサラッと流された。防衛費の増額、武器の大量購入、敵基地攻撃、そして戦闘員の増員。もう徴兵制も視野に入れているのだろうか。一直線だな。

 この他の気になった記事を備忘録として。
落語家・笑福亭笑瓶さん死去 66歳 「噂の東京マガジン」など出演
河野太郎氏も警鐘を鳴らした使用済み燃料プールの危険性とは 原発への攻撃はウクライナ侵攻で現実化
もし「先制攻撃」になれば「日本は侵略者」 敵基地攻撃能力 政府は回避策を示さず 国会論戦の状況は
マイナポイント申込期限、5月末に延長 総務相「ラストチャンス」
誰得?マイナ保険証ない人向け「資格確認書」 本人申請が必須で有効期限は最長1年、自動更新は未定

2月20日(月)

 漫画家の松本零士さんが、今月13日に急性心不全で亡くなったことが報じられた。
松本零士さんとの記念写真
 朝日新聞は<松本零士さん死去、85歳 「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」>、東京新聞は<松本零士さん死去、85歳 「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」でアニメブーム>、毎日新聞は<松本零士さん死去 85歳「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」>と示し合わせたように同じような見出しを付けている。見出しに「男おいどん」をデカデカと入れる新聞が一つくらいあっても良いと思うんだが。
 思春期に影響を受けた本をいくつか挙げるなら、永島慎二さんの「漫画家残酷物語」「フーテン」「若者たち」、そして松本零士さんの「男おいどん」だろうか。これらの漫画に影響されて、その後の人生を歩んだきたように思う。
 ラーメンライスにインキンタムシ、サルマタケに、タテだかヨコだかわからない巨大なビフテキ。「男おいどん」は10代後半〜20代前半のバイブルだった。

 上の写真はレコード屋さんに置かれていた『テープ・マンスリー』という雑誌の取材で、松本零士さんのお宅に伺った時のもの。取材対象者にサインを貰ったり記念写真を撮ることは基本的にないのだが、よほど嬉しかったのだろうか、それとも同行したカメラマンが気を利かせて撮ってくれたのだろうか。今となっては覚えていない。1984年7月号でMy enjiyable video life という1ページのインタヴューだった。ちなみに足元に写っているテーブルにはたくさんのアンモナイトが埋まっている。1984年5月15日、Photo by かがわまどか。
 もう39年も前のインタヴューだが、せっかくなのでその時書いた文章を掲載しておきます。

☆姿勢を正して観ろといわれても、まっぴらごめんですからねー。

 せつない男ごころをいっぱいに描いた「大四畳半シリーズ」や「男おいどん」。幻想的な空間で戯れる「四次元世界シリーズ」。また、「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」といったSFファンタジー。それぞれにタイプは違うけれど、優しさと夢のある、そしてちょっぴり悲しさとほろ苦さを含んだ作品で読者を魅了し続ける漫画家、松本零士さん。作品の中のいくつかは、映画やテレビでアニメーションとして登場しているし、またビデオの方でもかなりの数で世に出ている。いわばアニメ・ビデオを作る側にいる松本零士さんに、今回は、ビデオを観る側に立場を置いてもらって、その楽しみ方を話していただいた。

<ビデオ・ライブラリー>
 一応自分の(作品)のアニメ・ビデオは保存してあります。
 全部でーーこれはね、もう数えたことがないのね。どんどん膨らんでいくから・・・何本あるんでしょうね(笑い)。もう、そこらじゅうビデオだらけになってますね。それで整理の悪いのもあって、どれに何が入ってるかわからないものもあるんですよ。
 やはり映画が多いですね。それから世界中のいろんな場所へ行った旅行記もの。仕事にも関係あるし、好きですからね。何度見返してもおもしろいですから。
 最近ではね・・・「戦場のメリークリスマス」を買おうと思って行ったらなくなってたんでね。ア、「メトロポリス」を買ったのが一番最近かな。

<音楽について・・・>
 自分の趣味としてはクラシックだったんです、もともとは。今は、もうムチャクチャになりまして何でも良くなりましたけどね。演歌であれ、行進曲であれ、自分がいいと感じたものは何でも良くなりました。ただ、基本的に趣味の中で大きく場所を占めているのはクラシック系統の音楽ですね。もう、レコードなんかの枚数からいっても圧倒的に。
 まだね、(ビデオ)テープでは買ってないんですね。というのは、ビデオの再生装置のスピーカーの関係で、やはり(今、ビデオに使っているのは)ステレオに比べれば小さいもんですしね、出力も弱いですから音の広がりという面でね・・・二の足を踏んでるんです。徐々に機械の方を系統立てて揃えてからですね、こういうもの(音楽ビデオ)に手を広げるのは。
 でも、たまに娘にね、観せられるんですわ。で、「これが、いま流行ってんのか」とか言いながらね、観てます。でも、私にはピッとこない場合がありますけど。これはもう、いかんせん世代の違いでね。娘の世代とは大差がありますからね。”カルチャー・クラブがどうした”とか”デビッド・ボウイーが気持悪い”とかいってますけどね・・・。

<ビデオ機器>
 VHS、ベータ、両方ともあるんです。買ってくるビデオ(テープ)でも、どちらかない場合があるんでね。しょうがないから。
 私のは前からの組み合わせでね、適当に家にあったテレビとかに機械を継げていっただけなんでね。画面は26インチと22インチかな。
 でも、やっぱり大きいのが好きですからね。私はカッキリ見えないと気がすまないところがありまして(笑い)。ですから、ビデオが壁かけ式でも出来て再生する時に少し大型のスクリーン・・・それこそ36インチ以上のがね、できればいいですね。

<楽しみ方>
 観る時間はきまってなくて、断片的に観てるんです。食事の後とか、ちょっとした合間だね、テレビ観るのと同じように。
 ただ、私らはビデオというのは本だと思ってますからね。本と同じようにいつでもページがめくれて、その場面が映像として出せるというように、いま静止画像も綺麗になりましたしね。だから、あくまでもビデオというのは楽しむのはもちろんありますけど、主たる目的は、私の場合は参考資料。だから書籍ー百科事典みたいなものですね。
 まァ、普通に楽しむ時はね、もうゴロゴロ転がったり、あっちの椅子に行ったり、こっちの椅子に行ったり長閑に観ているわけですよね。他のものをいじくりまわしながらーープラモデルを作りながらとかね。猫と一緒に転がってたりするわけです。あんなもん、姿勢正しくして観ろといわれても、まっぴらごめんですからね(笑い)。
 お酒は家では飲みませんから。お酒はそれなりに外で真剣に飲んできますからね(笑い)。

 現在は、筑波科学万博のためのアニメーションーー日本では、ほぼ初めての極めて動きの滑らかなフル・アニメーションという手法を使った「アレーの鏡」を製作中。
 最近、話題となっている、放送や公開を前提としないビデオだけのために作る、オリジナル・ビデオ・アニメについては「これは出版と同じでね、新しいジャンルだと思ってます。そういうものの中から、逆に評判になってテレビや映画になっていく・・・逆のコースを辿るものがこれから出ると思います。仕事としては新しいジャンルのものですね。それはそれでやってみたいと思います」ーこれはぜひ実現してほしいですね。

 以上が雑誌に掲載した原稿。この他にサルマタケには実在するモデルのキノコがあるとか、いろんなお話もお聞きした。

破けたソファー
←↓1階の交流スペースに置いたソファー。座面のビニールが破けているのが良い味だと思っているが、父親は気に食わないようで破けた箇所を撫でたり首を傾げたり、巻き尺で破けた箇所を計ったりしている。放っておくと自分で何か買ってきそうなので、アマゾンでムートン(もちろんフェイクの化繊)のラグを購入した。
ソファーの破けたところを隠すムートンラグ
 30years ago #05 新宿西口
新宿西口01
↑↓デイリー・アン1993年3月24日号中央線特集の表紙用に撮影したフィルムの中から、新宿駅の西口。写真のキャプションには<今週のシティガイドは東京初心者のための中央線ガイド。新宿からオレンジ色の電車に乗ってさあ出発」と書かれている。スバルビルは解体され、小田急百貨店も昨年閉館し2029年に新たなビルに生まれ変わるという。
新宿西口02

2月19日(日)

 最高気温12℃と2月にしては暖かい日だったが、朝から昼過ぎまでは土砂降りの雨と強風の吹く荒れた天気だった。
 一昨日打ち上げ予定だったJAXAと三菱重工業が共同開発した新型ロケットH3の初号機は補助ロケットブースターが着火しなかったために、打ち上がらず延期となった。三菱重工と言えば、つい先日これまでに約1兆円の開発費を投じてきた国産ジェット旅客機の開発を断念したばかりだ。

 このほかの気になった記事を備忘録として。
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フィッシングメール

 毎日毎日銀行や通販サイトなどを騙るスパムメールが大量に送られてくる。アマゾンを騙るスパムも毎日来るが、一昨日は左の画像のギフト券をくれるというメールが届いた。いわゆるフィッシングメールだ。アマゾンのアカウントサービスにあるメッセージセンターでアマゾンが自分宛に送ったメールの中にないのを確認したが、念のためカスタマーサービスのチャットでも確認。まあ、1,000円のギフト券をくれる理由もないので騙されないようにお気をつけ下さい。
 一昨日は携帯電話のショートメールにも新手のスパムが届いた。
<NTTよりお知らせ ご利用料金につきましてお話ししたい事が有ります。
本日中に050-*575-2335 こちら迄ご連絡下さい。ーENDー>電話番号を検索すると、架空請求業者のものだという。

 30years ago #04 下北沢
ザ・スズナリ01
↑↓デイリー・アン1992年7月8日号下北沢特集の表紙用に撮影したフィルムの中から、ザ・スズナリホール。鶴川、向ヶ丘遊園と小田急線沿いに永く住んでいたので、下北沢は馴染深い街だった。ライヴの撮影に行ったし、友人のライヴも観に行った。あ、音楽をやっていた頃、東京で一番最初にプレイしたのは下北沢にあったイベントホール「下北沢スーパーマーケット」だったかもしれない。小田急線が地下化され、下北沢駅も地下になったそうだ。だんだん自分の知っている街じゃなくなっていくのだろう。
ザ・スズナリ02

2月16日(木)

 30years ago #03 としまえん
カルーセルエルドラド01
↑↓デイリー・アン1992年2月19日号のとしまえん特集用に撮影したフィルムの中から、としまえんのシンボル的な存在だったメリーゴーランド「カルーセルエルドラド」。2020年8月31日に閉園したとしまえん。エルドラドはどこかの遊園地に移設されることなく、まだ保管されているようだ。
カルーセルエルドラド02
 ロッテホールディングスが、ハンバーガーチェーンのロッテリアの運営子会社の全株式を、4月1日付けで外食大手のゼンショーに売却すると発表した。そう言えばロッテリアに限らず、久しくファスト・フード・ショップのハンバーガーを食べていない。沖縄に住んでいた時に2回ほど食べたが、それ以来食べていない気がする。
 今日、スーパーへ買い物に行ったらちょっと目が痒くなった(気がする)。そろそろ花粉の季節だ。

2月14日(火)

 ここ最近は比較的暖かかったが、今日はまた後戻り。そして雪が降ったり止んだり、晴れたり曇ったりと忙しい空模様だった。
簡略表示になったヤフーのトップ画面

 今使っているブラウザーのSafariはバージョン13.1.2だが、何ヶ月か前からヤフーのトップ画面にSafariは14.0以上でないと簡易表示になると警告が出ていた。いつ頃どんな表示になるのだろうと心配していたら、今日の午後突然に簡易表示となった。それが左のスクショ画像。トップ画面の下の部分が真っ白だ。
 画面左にあった天気予報や路線情報などが表示されなくなった。トップ画面に表示されないだけで、ページを見ることはできるので、今のところこれで良しとしよう。

防衛産業の企業撤退相次ぎ 生産ライン国有化など 法案閣議決定
「原発60年超」対応を決定=多数決で、反対意見も―規制委
 ロシアとウクライナの戦争、日本と同じ地震大国トルコの惨状を目の当たりにすれば、戦争も原発も国民を決して幸せにしないとわかりそうなものだが、どうもこの国の政府は戦争と原発に突き進みたいようだ。
 このほかの気になった記事を備忘録として。
「規制委は役割を果たせ」 原発運転60年超の多数決容認で市民ら抗議
スズキから自主基準超えるセシウム検出、出荷自粛へ 福島・いわき
岸信千世氏、ホームページ掲載の家系図を削除 SNS上で批判相次ぐ
 30years ago #02 柴又
柴又01
↑↓デイリー・アン1992年5月13日号の柴又特集用に撮影したフィルムの中から、帝釈天と参道。
柴又02
 こちらにめおと楽団ジキジキによる13年ほど前の柴又の映像がある。聖地巡礼(笑)。

2月12日(日)

 今日の高岡の最高気温は13℃。予報では春のような陽気と言っていたが、午後からは曇り空で期待していたほどには暖かさを感じられなかった。それでも1時間半ほど自転車を漕いで西高岡の方まで足を延ばした。
 昨日、母親がお雛様を飾った。例年よりお雛様を出すのが早い気がする。
お雛様
エルビス・コステロ

↑床の間に飾られたお雛様。今年はミニチュアの家具や道具も飾ったようで、いつも以上にテーブルの上が混雑している(笑)。

 作曲家のバート・バカラックが、2月8日、ロサンゼルスの自宅で亡くなった。94歳。自然死とされているので、老衰だろうか。
 「小さな願い I Say A Little Prayer」「遥かなる影 Ckose to you」など数々のヒット曲で知られるが、個人的には1998年にリリースされグラミー賞を獲得したエルビス・コステロとの共作『Painted from Memory』が印象深い。オーケストラを起用したゴージャスな音作りと、コステロの慈愛に満ちた歌声で愛聴盤にしている。
 『Painted from Memory』からシングルカットされた「Toledo」の映像。バカラックがコステロの隣りでピアノを弾いている。

←『Painted from Memory』がリリースされた1998年に撮影したエルビス・コステロ。帽子はアルバムジャケットに写っているものと同じかな?

 岸田内閣は一昨日、次世代型原発への建て替えや、運転期間60年超への延長を盛り込んだ脱炭素化へ向けた基本方針を閣議決定した。2011年3月11日の東日本大震災による福島第一原発の過酷事故をきっかけに舵をきった原発依存度低減から大転換する方針を、国会での議論ではなく閣議によって決定してしまった。
 廃炉が決まった原発の敷地内に次世代型原子炉を建設する原発の建て替えが検討されているようだが、それなら先ずは廃炉が決まった原発を全てきっちり解体処理してからにしたらどうだろう。
 現在国内で廃炉が決定している原発は13施設、26基ある。一番最初に廃炉が決まったのは1998年に稼働終了した東海発電所で、廃炉完了は2025年となっている。しかし、原子炉の解体開始が2014年の予定から2019年に5年延びているので、果たして2025年に完了するのか疑問がある。
 高速増殖炉もんじゅの廃炉が決まった後、日本原子力研究開発機構が設計当時は完成を急ぐのが最優先で、廃炉のことは念頭になかったという驚くべき発言をし、「原子炉容器内を満たしている液体ナトリウムの抜き取りを想定していない設計になっている」ことを明らかにした。もんじゅに限らず、ほかの原発もこんなものかもしれない。日本は原発を爆発させたことはあるが、まだ1基も廃炉を完了させた実績がない。
 2003年に稼働終了したふげんの廃炉完了は2033年、2009年に稼働終了した浜岡原発は2036年、2011年と2014年に稼働終了した福島第一の6基の原発は2051年に廃炉完了予定となっている。しかし、それ以外の2015年以降に廃炉が決まった原発は廃炉完了予定すらたっていない。次世代型とほざく前に、廃炉と決まった原発をしっかり処理することが大切だろう。
 明日でトルコで起きた地震から一週間となる。今日の時点でトルコとシリア両国を合わせた死者数は2万8000人を超えているが、国連事務次長が今後犠牲者の数が5万人を超える見通しであることを示したそうだ。

 このほかの気になった記事を備忘録として。
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2月9日(木)

 リフォーム作業が一段落したので、また写真のアーカイヴを始めた。今度は30年ほど前の東京と近郊の都市の写真。学生援護会が発行するアルバイト情報誌「デイリー・アン」の仕事で撮影したものだ。
 デイリー・アンは日刊誌で毎日求人情報と表紙は更新されて発売されるが、巻頭のグラビアや読み物ページは1週間同じものが掲載された。バブルが崩壊して求人情報が少なくなり雑誌が薄くなった1992年〜1993年にかけて、毎週水曜日の表紙に載せる写真を撮っていた。その週の特集で取り上げる街の写真だ。他の雑誌の撮影もあったので、担当編集者に1ヶ月くらい先までの特集予定を出してもらって、一日で2〜3回分の撮影をした。1回(一つの街)の撮影はフィルム1本か多くて2本だった。
 ネガフィルムは機材置き場のダンボールやプラスチックの衣装ケースに突っ込んであり、フィルムのコンタクトシート(ベタ焼き)はいくつかの印画紙の箱にバラバラにしまってあった。まず該当するネガとコンタクトシートを探し出し、次にライトビューワーでネガと同じコンタクトシートを付け合わせる作業。それでようやくスキャンする作業に入る。
 今回使用するフィルムスキャナーは2016年の3月に購入したサンワサプライの400-SCN024 。買ってしばらくはポジで撮影した海外の写真をスキャンしていたが、この何年かは使わずに放ってあった。コピー機でコピーをするように作業は簡単だが、カラーは色被りがありダイナミックレンジも狭いので、満足のいくデータが得られないので使わなくなった。
 2005年〜2008年頃にかけて、仕事の合間にミュージシャンのポートレートやライブ写真を中心にフィルムのデータ化をしていた。その頃に使っていたスキャナーはニコンのLS-1000とCOOLSCAN V ED。これらはスキャンするのに手間がかかったが、そこそこ満足のいくデータが作れた。しかしCOOLSCAN V EDは本体が残っているが、ドライバソフトが今使っているパソコンでは対応していない。この頃にもっといろんなフィルムのデータ化をしておけばよかったと後悔するが、当時はなかなか時間が取れなかった。
 デイリー・アンの写真も撮影から30年が経ち、当時撮影した街並みも変化している。表参道にあった同潤会の青山アパートは取り壊されて表参道ヒルズに変わった。豊島園も閉園してしまった。渋谷や新宿の駅前も再開発で変貌している。最近になって、昔の都市の面影をデータで残しておきたくなった。

フィルムのスキャン
アルバイト・ニュースの表紙

↑1階の交流スペースの大きなテーブルに、フィルムのネガとコンタクトシートを少しずつ運んでスキャンしている。

←保管してあったデイリー・アンの表紙。1年ほどの連載だったかな?と思っていたら、1992年2月12日号から1993年12月24日ー26日号まであり、2年近く担当していた。

 30years ago #01 表参道
30年ほど前の表参道
↑1993年10月13日号の表参道特集で撮影した、同潤会青山アパート。現在は表参道ヒルズになっている。
センサークリーニング・キット
交流スペースの窓辺に置かれた花たち

↑2日の夜に背景スタンドと一緒にポチったセンサークリーニングキットが、ようやく昨日届いた。5年ほど前に購入したのはこちらだが、在庫切れだった。

←窓辺の鉢植えが増殖中。1つだったシクラメンが3つになり、最近、金の成る木(左から3つ目の鉢)が仲間に加わった。

 気になった記事を備忘録として。
原発60年超運転案は「安全側への改変とはいえない」 異例の反対意見で規制委が正式決定を先送り
「日の丸ジェット」の夢破れ…これまで政府が投じた資金は? 事業撤退の影響は? 三菱重工はどうなる?
<社説>オスプレイ不具合 国は即時飛行停止求めよ

2月7日(火)

 今度は道具置き場との仕切り壁を利用したギャラリーコーナーに、A3サイズのプリントを5枚展示した。ちなみにレコード棚の上に乗っているLPジャケットはアネット・ピーコックの『X-Dreams』。
ギャラリーコーナーの写真展示
 今回展示した写真は下の5枚。奄美大島で撮影した波の写真で、テーマはこちらも色と形(colour&forme)。毎日のように海を眺めに行った朝仁海岸の波が中心だ。時間や天候によって変わる海面の色と、風によって起こる物理的な水面高低にスローシャッターという時間を加えて生まれるフォルムを描いてみた。
波01
波02
波03
波04
波05
 昨日の早朝にトルコで起きた地震で、トルコと隣国シリアの2カ国の死者が4,300人を超え、さらに被害が拡大する可能性があるという。今回の地震のエネルギー量は阪神・淡路大震災や熊本地震と比べて10倍以上で、内陸型地震としては世界最大級だという。
 トルコはアラビア、ユーラシア、アフリカの3つのプレートの間に位置し、これまでにも多くの大地震が発生してきた。この地震大国とも呼べるトルコに、2013年、原発を輸出しようとしたのが安倍政権と三菱重工業だった。トルコ建国100周年にあたる23年(今年)の稼働を目指した計画だったが、安全基準の強化を受けた事業費の高騰で三菱重工は2018年に原発建設を断念している。そして、政府が旗を振った国産ジェット旅客機の開発に資金を注ぎ込む方針に転換したが、そのジェット旅客機の開発を取りやめ、撤退する方針が昨日明らかになった。
 これまでに約1兆円の開発費を投じてきた国産ジェット旅客機の断念は、昨日も書いたがこの国の衰退を物語るものだろう。

2月6日(月)

 2日の夜にアマゾンでポチった背景スタンドが、昨日届いた。背景スタンドは撮影用のバックペーパーやバックドロップ(ムラバックやモスリンなどと呼ばれる背景布)をセットするためのスタンド。これまで家で撮影する時は、大きな突っ張り棒のようなマンフロットのポール2本を立て、その間にバーを渡してバックペーパーやバックドロップをセットしていたが、リフォームで完成した新しいスタジオの天井は斜めになっているのでポールを立てるのが難しいため背景スタンドを購入した。スタンドは3段式で、全て伸ばせば高さ2.6mになる。また、バー4本を繋げば幅は3m。値段は5,988円が20%引きのセールで、4,790円だった。マンフロットの同じような商品と比べると0が1つ少ない価格で、値段が値段だけに期待せずに届くのを待っていた。
 昨日は届いたダンボールを開け中身の確認だけし、今日の午前中にセッティングしてみた。布やバックペーパーの取り付けからスタンドの高さ調整まで、一人でも可能だった。耐久性はまだわからないが、案外使えそうだ。
アマゾンで購入した背景スタンド
↑スタンド2本、バー4本、クリップ8個が付いている(左)。ビニールの収納バックに入れた状態(右)。
セッティングした背景スタンド
↑スタンドの高さを3段伸ばし、バーを4本繋いだ状態(左)。スタンドを2段にした状態(右)。
イエロー系のバックドロップをセット
イエロー系のバックドロップを使い以前撮影した杉本彩さん

↑2.7mX7mのイエロー系のバックドロップをセットしてみた。バーを4本繋いで幅約3mにすると、バーの中央が撓んでくる。

←このイエロー系のバックドロップを使って以前撮影した杉本彩さんの写真。雑誌の仕事で撮ったもので、スタジオではなく彼女の事務所で撮影している。この時は、壁にガムテープで直接貼り付けている。

↓家にはイエロー系の他に、下のようなバックドロップがある。一番最初に購入したのは下左のグリーン系のバックドロップで、もう20年ほど前になる。まだ出来て間もないプロ機材ドットコムから買った。値段は2万円ほどだったろうか。当時、このサイズの一枚布のバックドロップは何十万円という値段が普通だったので、プロ機材ドットコムの値段は衝撃的だった。模様や色がムラになっているので、汚れたり変色しても目立たないので重宝する。ちなみに下のセッティングはバーを3本にしている。これくらいの方がバーがあまり撓まないので良いかな。

バックドロップのカラーバリエーション
白のバックペーパーをセット

←機材置き場の隅にあった、1.7mX2.7mのちょっとくたびれたバックペーパーをセットしてみた。バーを3本繋ぐと約2.3mなので、サベージの2.0mX5.5mくらいのバックペーパーが丁度良い気がする。スタンドは持ち運びやすいように軽く作られているので、スタジオで使用するならスタンドの脚の部分にウエートを置いた方が安定して良いだろう。

 今日の午前4時17分(日本時間10時17分)、トルコ南部ガジアンテプ県付近でマグニチュード7.8の地震があった。この地震でトルコや隣国のシリア合わせて1,380人以上が亡くなり、6,700人以上が負傷したという。
 三菱重工業が国産初のジェット旅客機スペースジェットの開発を取りやめ、撤退するという。 これもまたこの国の衰退を物語る話だ。
 沖縄初の人間国宝に認定された陶芸家の故金城次郎さんの作品を展示する「金城次郎館」が、南城市知念山里に昨日オープンしたそうだ。

2月5日(日)

 冬晴れ。午後から運動不足解消のため、1時間半ほど小矢部川の土手を自転車で走ってきた。太陽に向かって自転車を漕ぐと、日差しが当たりポカポカと暖かい。
雪の積もった小矢部川の河原
 1階交流スペースのギャラリーコーナーに展示するプリントの第2弾を作る。今回はA3サイズを5枚プリントした。
ギャラリー用のプリント
 一昨日の東京新聞に<岸田首相、教えて?「なぜ防衛費をあげるのですか」 世田谷の小学6年生たちが質問の手紙>という記事が掲載されていた。政府の安全保障政策などに疑問を持った世田谷区の小学6年生36人が、10項目の質問をまとめ、岸田文雄首相に手紙を出したというものだ。その10項目とは、
・なぜ基地をつくるのですか?
・辺野古に基地を移すのですか?沖縄の人の声を聞いていますか?
・日本に米軍基地があることについて、どう考えてますか?
・なぜ平和憲法があるのに、日本に軍隊があるのですか?
・戦争についてどう考えてますか?
・なぜ自衛隊が、国を守る以外に攻めてもいいというルールになったのですか?
・国債はどうやって返していくつもりですか?
 極めてまっとうな質問ばかりで、敵基地攻撃の保有などと言って自衛隊が国を守る以外に攻めてもいいというルールになぜなったのか。明らかに専守防衛を逸脱しているこの政策の転換について、政府が国民に丁寧に説明したという印象はまるでない。この敵基地攻撃の保有だけではなく、岸田政権の誕生以来、全ての政策の決定において国民が置いてきぼりにされていると感じる。
 防衛費の増額を増税で補うのか、国債で補うのか、はたまた他の手段で補うのかという議論になっているが、そもそも防衛費をなぜあげるのかという議論を丁寧にしたのだろうか。防衛費を5年間で43兆円というが、それが本当にこの国を守るために必要な予算なのか大いに疑問だ。国債にしろ税金にしろ日本国民の財産を使ってアメリカから大量の武器を購入し、アメリカの前線基地となって中国や北朝鮮との争いに加勢することになっていないだろうか。
 LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、荒井勝喜首相秘書官が3日夜、記者団の取材に「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」などと差別的な発言をし、昨日更迭された。荒井首相秘書官は「人権や価値観は尊重するが、同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」との趣旨の発言もしたそうだが、この国を捨てる人が出てくるというのは、どんな統計やデータに基付くものなのだろうか。先月は麻生太郎副総裁が福岡県飯塚市での講演で「原発は危ないというが、死亡事故が起きた例はゼロだ」と発言し、後日松野官房長官が「死亡事故は発生している」と訂正している。国の中枢にいる人物たちの、こうした事実に基づかないあやふやな発言は極めて危ない。
 差別的な発言をしたとして荒井秘書官を更迭した岸田首相だが、同性婚の法制化について「社会が変わってしまう」と消極的な姿勢で、個人的には荒井秘書官と対して変わりがないようにも思う。

2月2日(木)

 交流スペースの奥にあるギャラリーコーナーに、ようやく写真を飾った。ピクチャーレール(カーテンレールだけど)にA2サイズのプリントを2枚、A3サイズのプリントを4枚吊るした。
写真を飾ったギャラリースペース
 展示した写真は下の6枚。球根を大きくするために花の部分をもぎ取られたチューリップ。このもぎ取られたチューリップは田んぼに集められ、肥やしになる。その捨てられた花びらが朽ちていく様を撮影した。テーマは色と形(colour&forme)。
チューリップ01
チューリップ02
チューリップ03
チューリップ04
チューリップ05
チューリップ06
 この2年ほどはチューリップを撮影していないが、今年はまたこのシリーズを撮ってみようかな。

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