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◯製作中の琉球弧(奄美群島〜沖縄諸島)の歴史年表
◯製作中の富山の祭りと芸能
◯製作中の富山の祭りと芸能歴史年表

2020年カレンダー

8月1日(土) 商品の返品交換 午前中
8月1日(土)〜9月27日(日) 木原盛夫写真展「とやま、祭り彩時季」 ミュゼふくおかカメラ館
8月3日(月) 10時 とささん写真引き渡し
8月4日(火) 10時30分 カメラ館
8月5日(水) セリオ 搬入
8月5日(水) 高岡ケーブルテレビ、読売新聞 13時30分〜 
8月6日(木)  搬入  9時30分から写真設営
8月7日(金)〜8月16日(日) 木原盛夫写真展「たかおか彩時季〜雅な文化遺産と煌びやかな伝統工芸の息づく街〜」 
御旅屋セリオ5F マルチスペース
8月13日(木) KNBスタジオ13時15分〜 とやまシティFM14時〜
8月16日(日) お盆の集まり
8月17日(月) セリオ 搬出
8月18日(火) 寺子屋サロン 14時〜
8月29日(土) FMとなみ 12時〜12時30分
8月31日(月) スタジオFMとやま 14時25分〜 12時40分にカメラ館前
8月19日、9月15日 鷹栖(宮木嶋)の獅子舞(金蔵獅子)
9月第1日曜日 砺波 狐島西の獅子舞(金蔵獅子)
10月? 白川郷 どぶろく祭り
10月? 利賀の山祭り(石かち)
10月15日に近い日曜日 朝日町境の獅子舞
10月最終土曜日 砺波 東石丸北部の獅子舞(金蔵獅子) 

◯射水市三ヶの十社大神 御田植祭
◯7年に1度、10月に開催 次は2022年 朝日町山崎 米吊り奉納
◯加茂神社 出雲へ神を送る神送祭 9月30日と10月31日?
◯5年に一度、若手神職でつくる県神道青年会が御田植祭
◯33年に一度 庄川の神賑わい 次回は2023年7月

*とやま文化財百選シリーズ(3)とやまの祭り
*全国祭り情報 富山県 祭り イベント一覧
とやまの獅子舞百選
富山県内のお祭り、イベント
*とやまの文化財百選シリーズ(2) とやまの獅子舞
*とやまの文化財百選シリーズ(3) とやまの祭り
*とやまの文化財百選シリーズ(4) とやまの年中行事
富山の祭り
築山行事
とやまの曳山”世界の宝”を守り続ける
*砺波の獅子舞 各地区の日程
年中行事覚書 柳田国男
田の神祭りに見る日本人の神意識
山の民の祈り
立山に生きる村ー宗教集落芦峅寺のくらし
立山信仰史における芦峅寺衆徒の廻檀配札活動と立山曼荼羅
五箇山の獅子舞の起源
道祖神
◯「沖縄 久高島のイザイホー 第1部」東京シネマ新社1979年製作
◯「沖縄 久高島のイザイホー 第2部」東京シネマ新社1979年製作
久高島の年中行事 平成17年度作成
◯「石垣島川平のマユンガナシー」東京シネマ新社製作
まつりの島 太平山 沖縄県 宮古島」シネマ沖縄1975年製作
◯「与論島の十五夜祭」東京シネマ新社1980年製作
幻想のティダン(太陽) 【沖縄・与那国島記録映画】
村踊 沖縄県伊江村伝統芸能
喜屋武(チャン)の綱引き
与那国島の行事
「沖縄730 道の記録」シネマ沖縄1977年製作
与論島の洗骨儀礼
◯富山県 新型コロナウイルス感染症について 
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1205/kj00021629.html?fbclid=IwAR1Z5J0FxdUdIrb0KWEPHX-VTzevMn1SYkafoJbL0IrfRBBnTG5k0vO_t1U
◯都内の最新感染動向 https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
◯山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信 https://www.covid19-yamanaka.com/index.html
◯新型コロナウイルス感染速報 https://covid-2019.live/
○福島第一原発事故に関するリンク集 http://www.scn-net.ne.jp/~onodak/news/index.html
○DAYSから視る日々 http://daysjapanblog.seesaa.net/
○HIROPRESS.net 広河隆一通信 http://www.hiropress.net/index.html
○独立系メディア今日のコラム 青山貞一・池田こみち http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm
○小出裕章(京大助教)非公式の説きまとめ http://hiroakikoide.wordpress.com/
○やんばる東村 高江の現状 http://takae.ti-da.net/
○辺野古浜通信 http://henoko.ti-da.net/、が
○チョ 10イさんの沖縄日記 http://blog.goo.ne.jp/chuy
○沖縄はもうだまされない http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/

8月30日(日)

 もう8月も終わりだと言うのに、連日猛暑が続いている。
 昨日は午前中にミュゼふくおかカメラ館で朝日新聞の取材を受け、昼からFMとなみの番組に出演して写真展を宣伝してきた。
 今日もカメラ館に午前9時半頃から12時、午後1時半頃から5時頃まで在館。昼ご飯を食べに家に帰っている間に、『とやま、祭り彩時季』を11巻まとめて購入された方がいらした。写真展がスタートしてから全巻購入された方は、これで3人目。ありがたい。
 明日は旧暦の7月13日。旧盆のウンケー(迎え日)だ。奄美大島では提灯をぶら下げて墓地へ先祖の霊を迎えに行き、沖縄の八重山諸島ではウシュマイ(翁)とンミー(媼)が花子と呼ばれるファーマー(子孫)を引き連れて家をまわり、仏壇に手を合わせた後に踊りで先祖を供養するアンガマ行事が行なわれる。
 今年は新型コロナに加えて、台風も近づいている。大丈夫だろうか。

↑仏壇の前で踊りを披露する花子たち。2013年8月19日、石垣島にて撮影。

 一昨日、安倍晋三氏が総理の職を辞した。
政治においてはもっとも重要なことは、結果を出す事である。私は政権発足以来そう申し上げ、結果を出すために、全身全霊を傾けてまいりました。病気と治 療 を抱え、体力が万全でないということのなか、大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはなりません。国民のみなさまの付託に自信をもってこ たえられる状況でなくなった以上、総理大臣の地位にありつづけるべきでないと、判断しました。総理大臣の職を辞することといたします
  総理になって以来、ずっと政治判断を誤り、結果を出せていない人が何を今さら。総理の職だけでなく、体調を整えるために議員もやめてはどうか。

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8月26日(水)

 今日も午前、午後とミュゼふくおかカメラ館に在館。閉館後、カメラ館から100メートルほど離れた雅楽の館へ。
 高岡の御旅屋セリオでの写真展で展示していた雅楽の写真を今朝、雅楽の館を管理している㈱ウエルカム福岡に渡したので、その写真がどう展示されているか見に行った。
雅楽の館01
雅楽の館02
↑セリオの写真展で使用したA0、A1の写真パネルと、A2サイズの額装した写真2枚が室内に展示されている。尚、雅楽の館では、今月30日まで「スポーツと雅楽」と題した企画展をやっている。

 下の写真は「とやま、祭り彩時季」の4章の展示風景(左側の暗い部分は3章の展示)。長いスロープが折り返す壁面を使って、片側に春と夏、反対側に秋と冬の風景と季節の行事写真が並べてある。この4章だけで120枚以上の写真が展示してあるが、春夏秋冬4つの絵巻ものが並んでいるように感じていただければ幸いです。

4章の展示

4、富山四季景

 <水田は生産の場であり、季節の鏡である>とは、写真家の前田真三さんの写真集『ふるさと』に書かれていた言葉だ。なるほど、水を張った田んぼに苗が植えられた春、青々とした葉が真っ直ぐ伸びた夏、稲が黄金色に輝く秋、真っ白な雪に覆われた冬。田んぼは、季節の移ろいをこうして見せてくれる。
 日本のお祭りや年中行事は五穀豊穣を願ったものが多く、稲の育ちに合わせて様々な農耕儀礼が執り行われる。

春 
 雪が溶け、梅がほころび、川辺の桜並木が一斉に咲き誇る。やがて色とりどりのチューリップの花が個性を競うように畑を彩る。雪をかぶりモノトーンの世界だった冬から、一転して春は色鮮やかだ。
 水を引いた田んぼに苗が植えられると、田んぼの周りを、四角い行燈を持った子供たちが「田祭り」の唄を歌いながら歩く。行燈は田の神さまを迎える灯りだろうか。
 集落の安寧と五穀豊穣を願い、村の産土社では春祭りが行われる。毎日どこかしらで、賑やかなお囃子の音が聴こえてくる。

夏 
 青々とした稲の葉が真っ直ぐに伸びている。山の方では、虫に田んぼが荒らされないように「ドロムシホーイ」と唱えながら子供たちが巨大な松明を引っぱって歩く。南砺市の平野部では、どうかこの葉が枯れませんようにと願い、子供たちが「熱送るば~い」と笹竹を振る。夏は暑さや病害虫との戦いだ。
 一年の半分が過ぎて身についた穢れを清めるために、多くの神社で夏越の大祓が執り行われ、人々は無病息災を願って茅の輪を潜る。滑川の方では大松明に人形(ひとかた)を乗せ、火をつけて海に流す。
 お盆になれば先祖の御霊が帰って来る。仏壇に夏野菜を供え、村の広場では賑やかな盆踊りの輪が出来る。

秋 
 実った穂が黄金色に輝く秋は、嬉しい収穫の季節だ。大きな音をたててコンバインが、あっという間に刈り取って行く。
 今年も収穫に感謝して、村の産土社では秋祭りが執り行われる。漁港では解禁になったばかりの紅ズワイガニが、赤い絨毯を敷いたように床に並べられている。
 農村では収穫した後の田んぼで、稲藁を焼く香ばしい匂いが煙りと一緒にたなびいている。黒部峡谷では紅葉の中をトロッコ列車が進み、立山はそろそろ冬の準備を始める。
 秋は目にも舌にも鼻にも美味しい。

冬 
 街にはイルミネーションが輝き、神社で一年の溜まった汚れを落とす煤払いが行われると、もう師走だ。しめ縄や繭玉、年餅に門松造りと年神様を迎える準備におおわらわだ。
 高岡の方では床の間に天神様の掛け軸が掛けられる。
 氷見の小境では子供たちが大晦日から神社に籠り、正月の参拝客をおもてなしする。加茂神社では神饌の塩鰤が拝殿で高く持ち上げられ、献上した氏子町内の名前が読み上げられる。
 小正月になると神社の境内や村の空地に左義長の櫓が組まれ、正月飾りを燃やした炎で餅を炙り一年の健康を願って食べる。
 城端でつごもり大市が立ち、まだ雪の残る芦峅寺で山の神の祭りが営まれれば、そろそろ富山に春が訪れる。

 <横浜市のIR誘致、議事録作成せずに決定><GoTo1カ月で「200万人利用」 利用詳細示されず>。記録を残さず、情報を公開しないのが、いつの間にかこの国の行政のデフォになってしまった。
 一昨日の24日時点で、東京23区における8月中に熱中症で亡くなった人の数が170人に上るそうだ。新型コロナ感染症以前に、こんな酷暑の中で来年の東京オリンピックなど不可能だろうし、開催すべきではないだろう。
 国際パラリンピック委員会の会長が、東京パラリンピック大会は新型コロナウイルスの感染ゼロを保証できる必要があるとの見解を示したそうで、であれば来年開催できる見込みはないだろう。

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8月24日(月)

 ミュゼふくおかカメラ館が休館日のため、久しぶりにお休み。とは言え、やらなくてはいけないことが色々とある。売り切れたフォトブックの発注、フォトブック購入者に差し上げるプリントの作成、注文していただいたプリントの作成、領収書の作成、先日返却されてきた御旅屋セリオで展示していた写真のチェック。
ハイビスカスとアゲハチョウ
 上の写真はちょうど10年前、2010年の8月24日に奄美大島で撮影した。
  奄美では名瀬の長浜に住んでいた。窓を開けるとベランダ越しに名瀬の港が見え、その港を挟んで反対側に団地が並んだ佐大熊という地区が望めた 。部屋を借りた時から 港の向こうに見えるその佇まいが気になっていて、自転車でぐるっと港沿いに走って訪ねて行った。その日は午後から天気が不安定になるというので午前中に出かけたが、佐大熊に着いた途端、激しい通り雨にあった。通り雨の後は太陽が照りつける青空で、雨に濡れたハイビスカスの花にアゲハチョウが寄ってきた。
 奄美に引っ越してきてまだ2ヶ月ほどで、見るもの全てがもの珍しくワクワクしていた。毎日自転車や路線バスで島内を探索する日々だった。まだ福島の原発事故もなく、まさか10年後に新型コロナウイルス感染症でパンデミックになるとは想像もしていなかった。 
 昨年の10月22日に撮影した砺波市矢木の獅子舞の様子をPhoto Albumにしました。こちらこちら
矢木の獅子舞
↑矢木の獅子頭は熊獅子。

 今日で連続在職日数が2799日となり、安倍首相が佐藤栄作氏を抜いて歴代最長単独1位となった。しかし、この間に起こった数々の不祥事や疑惑で、真っ当な神経の政治家ならとっくに責任を感じて辞任していると思うので、ただただ無知で無恥な人間が恥ずかし気もなく居座った結果としか思えない。自民党の自浄能力の無さも浮き彫りにする記録だろう。

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8月22日(土)

 今日もミュゼふくおかカメラ館に午前9時半頃から12時、午後1時半頃から5時頃まで在館した。
 カメラ館での写真展では、物販も行なっている。『とやま、祭り彩時季』の1〜11巻の他にも猫や東京の街、湾岸を撮影したフォトブックも販売している。また、展示している写真の販売も行なっている。
 これまでにもポツポツと『とやま、祭り彩時季』の中から1冊、4冊と購入して下さる方がいらしたが、今日初めて11巻まとめて買われた方がいた。他にも3人の方が1冊ずつ購入され、今日だけで14冊が売れた。1冊購入していただくとKGサイズのプリントを1枚差し上げており、11巻まとめて買われた方にはA3サイズのプリントを差し上げている。また、今日はA2サイズのプリント2枚の予約が入った。写真プリントの販売価格を記載した紙が、物販コーナーにあります。

ヨドバシの通販で買った商品

 一昨日の夜にヨドバシカメラのネットショップでポチッとし、昨日の朝コンビニから代金を振り込んだ商品が、今日届いた。アマゾンよりもヨドバシの方が発送が早いので、アマゾンでしか売っていないか、よほど安くない限りヨドバシを利用している。
 今回購入したのは芳名帳、DVDプレイヤーのレンズクリーナー、ディスククリーナー。

←ヨドバシから届いた商品。

 フィリップモリスジャパンは、マールボロなどの加熱式たばこ、紙巻きたばこ全101銘柄を今年10月1日から値上げするという。
 煙草をやめて15年になる。それまで一日一箱から一箱半ほど吸っていた。2005年の8月に軽い気持ちで24時間吸わずにいられるか試してみたらできたので、そのまま続けて今に至っている。その前に本数を減らそうとしていた時期があったが、本数を減らす努力をしている時よりも、思い切って禁煙を始めてからの方が「吸いたい!」という気持ちが薄れてストレスが少なくなった。
 もちろん簡単にやめられたわけではなく、煙草をやめた直後は立ち眩みがしたり、身体がだるかったりといった肉体的な症状が出た。煙草を吸ってしまって後悔する夢も何度となく見た。
 やめる前まで吸っていたのはマールボロで、当時300円ほどだったろうか。今回の値上げで520円から570円になるそうだ。嗜好品というより贅沢品になってしまった。
 今月20日に国内で新たに1184人の新型コロナ感染者が確認され、国内の累計感染者数が6万670人となった。5万人から6万人に達するまで僅か10日だった。まさに感染拡大の真っ最中だと思うが、コロナ分科会の尾身茂会長は「全国的には7月下旬にピークに達したものと考えられる」と述べたという。どういう数字的根拠なのだろうか。

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 下の写真は、3章の展示風景。稚児舞や子供歌舞伎の他、子供が主役となる祭りや行事の写真を集めました。
3章の展示風景

3、稚児は神の依り代、子供は祭りの主役

「七歳までは神のうち」という言葉がある。穢れがなく純粋無垢で感受性が強く、神に近い存在と思われていたのだろう。そのため神霊が降臨し易いと考えられ、祭礼では神の依り代としての役割を担うこともある。
 富山には越中の稚児舞と呼ばれる宇奈月町明日(あけび)にある法福寺の稚児舞、婦中町中名(なかのみょう)にある熊野神社の稚児舞、射水市にある加茂神社の稚児舞の3つと、立山町岩峅寺にある雄山神社の稚児舞の合わせて4つの稚児舞がある。
 稚児舞は、白塗りの化粧をし煌びやかな装束を纏った男児が典雅に舞う芸能。五穀豊穣、悪魔払いなどを祈願して神前で舞われる。
 稚児舞に登場する男児はやはり神の依り代として扱われ、舞台に立つまで、舞台を下りた後もけっして土を踏まないように大人が肩に乗せて移動させる。
 同じように高岡市出町の子供歌舞伎でも、役者は神の依り代として扱われ、神社でお祓いを受けた後は大人が肩に乗せたり抱えて移動する。
 こうした芸能だけではなく、子供が主役となる祭りや年中行事は多い。それはやはり、子供が神に一番近い存在だからだろう。

8月19日(水)

 午前中はミュゼふくおかカメラ館に在館し、午後3時過ぎからお墓参り。この何年かは8月15日にお参りしていたが、今年は写真展など色々と都合があり今日になった。祖父母のお墓を参った後、親戚のお墓をまわっていたら17時半頃になった。墓参りの後にスーパーへ寄って買い物をして、晩ご飯は冷やし中華。暑い一日だった。

 昨日は写真展の会場であるカメラ館で福岡町の民間学童保育「寺子屋サロン」の地域協働講座が行なわれ、小学生12人を前に講師としてお祭りのお話しをした。
 最初に12人の子供たちを3班に分けて、順番に1〜6章までの展示を観てもらい、所々で写真を解説。そして7章と8章の写真を展示している多目的ホールに椅子を並べて、富山の獅子舞について色々と話させてもらった。話しているうちに、息があがって苦しくなってきた。子供たちを前に緊張しているからだろうか?と思ったが、マスクをしてその上に透明のフェイスシールドをしているので、酸欠状態になったのではないだろうか。マスクとフェイスシールドのダブル使用で話しをするのは、なかなか大変だ。
 下の写真は、子供たちに獅子舞の話しをする前に見てもらった古い福岡小学校の写真。 モノクロの写真はボクが小学校1年生の時の記念写真。黒板に41.10.4と書いてあるので、昭和41年だろうか。木造校舎で、写真に写っているアーチのところが玄関入口だったような気がする。
 現在の福岡小学校は、カメラ館から300メートルほど離れた岸渡川沿いにあるが、この古い木造校舎はカメラ館と川を挟んで斜め向かいにある現在の福岡幼稚園の直ぐ横あたりにあった。福岡小学校のホームページの沿革を見ると、昭和43年4月に新校舎が完工すると書かれているので、この写真の2年後に新しい小学校に移転したのだろう。ボクが小学校3年生の時かな。

福岡小学校01
↑古い木造校舎の福岡小学校。↓昭和43年に建てられた福岡小学校。山王、大滝、赤丸、西五位の分校も統合された。

 そして福岡町立の小学校だったのが、平成17年に高岡市との合併により高岡市立福岡小学校になった。平成24年には新校舎に建て替えられている。今日カメラ館に来た子供たちは新校舎で学んでおり、子供たちの親は昭和43年に建てられた小学校で学んだかもしれない。子供たちの祖父母は、古い木造校舎で学んだのだろうか。
 そんな話しをしながら、写真に撮って記録に残すことの意義や大切さを少し話した。
 富山新聞の記事

 <安倍政権、7年半の不祥事を振り返るとこんなにあった>という少し前の記事がネットで流れていたが、不祥事はこんなもんじゃないだろう。

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8月17日(月)

 8月7日から始まった、御旅屋セリオ5階マルチスペースでの写真展「たかおか彩時季」の最終日が昨日だった。
 ミュゼふくおかカメラ館の写真展と重なっているため、なかなか顔を出せないが、最終日なので午前10時から12時までギャラリーに居るようにした。
 あいの風とやま鉄道の電車で、9時半頃に高岡駅に到着。先ずは駅ビルに入っている今庄で、天玉うどんを食べる。今庄のうどんを食べるのは今年になって初めてだ。相変わらず優しい味だ。
 遅い朝ご飯というか早い昼飯のような天玉うどんを食べてから、御旅屋セリオへ向かう。
今庄のうどんとせリオの入口
↑今庄の天玉うどん(左)と御旅屋セリオ入口に置かれた写真展の案内(右)。
 10時少し前に入ると、友人の石丸さん家族が既に写真展の会場に。石丸さんと奥さん、それに石丸さんのお母さん。お母さんは以前に一度この写真展を御覧になられていて、その時に僕の両親と会ったそうだ。少し前に親からセリオの写真展を観に行ったら、高校の友達のお母さんに会ったと聞いたが、その高校の友達が誰だかわからなかった。
 2時間ほど御旅屋セリオに在館してから、開館50周年記念特別展「高岡のお宝展」を開催している高岡市立博物館へ。博物館は射水神社と同じく高岡古城公園の中にあり、よく近くまで来るがいつも中に入る時間とタイミングがないので、この機会に。
高岡市立博物館


 企画展には博物館が所有している古文書や絵葉書などの資料、工芸品や美術品などがたくさん並べられていた。中でも興味深かったのは、昭和26年4月5日から5月25日まで高岡古城公園で開催された高岡産業博覧会の会場の鳥瞰図。
 鳥瞰図の中には射水神社も描かれている。絵なので、どこまで正確なものかはわからないが、70年ほど前の射水神社は現在の姿とはずいぶんと違う。

←高岡市立博物館。

↑大浦彦一筆「高岡産業博覧会会場鳥瞰図」。この博覧会には、50日間で62万人以上の来場者があったそうだ。
高岡市立美術館

 博物館の企画展と常設展をゆっくり観た後、古城公園を抜け、母校である高岡工芸高校を通り過ぎて高岡市美術館へ。こちらでは、8月30日まで「歌川広重 二つの東海道五拾三次」という企画展を開催している。
 チケットを買って展示室に入る。展示は3部屋に分かれていて、解説を読みながら全てを観てまわると1時間半ほどかかった。

←高岡市美術館。

 博物館と美術館の展示を観て、越中中川駅から14時51分発の氷見線に乗って高岡駅に出て、あいの風とやま鉄道に乗り換えて家に帰ろうと思っていたが、美術館の歌川広重展を観終えた時点で14時51分だった。
 美術館から越中中川駅まで歩き、住宅地を30分ほど散歩しながら高岡駅まで。高岡駅前はどんどん整備されているが、歩いている人が少ないので、余計に寂しい街になっている印象だ。
越中中川駅と高岡駅前
↑越中中川駅(左)と整備が進む高岡駅前。
 家に帰り、シャワーを浴び、夜になってから近しい親族だけで砺波の庄川の畔にある料理屋で会食。やはり新型コロナの影響か、わりと大きなお店なのに貸し切り状態だった。
返却されたセリオの展示写真
 今日の昼過ぎに、昨日で終了した御旅屋セリオでの写真展に飾られていた写真が、設営業者さんによって運ばれて家に帰ってきた。
 家に帰ってきたのは自分でプリントし額装した写真で、A1とA0のパネルはミュゼふくおかカメラ館に運んでもらった。とりあえず家の廊下に写真の入った段ボールを置き、カメラ館へ。
 A0サイズの写真パネルから祭りや行事に関係のある3枚を、「とやま、祭り彩時季」の中に追加展示した。

 高岡市の今日の最高気温は32℃だったが、浜松では国内史上最高気温と並ぶ41.1℃を記録したそうだ。
 昨日1人、今日は6人。富山県では連日新型コロナウイルスの感染者が報告されている。PCR検査数と陽性者数はこちらに。

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8月13日(木)

 8月13日は迎え盆。例年なら上市ではふるさと観光上市まつりがあり、上市川の河川敷に多くの人が集まり火のついたオショウライ棒をまわして祖先の霊を迎えるが、今年は新型コロナの影響で中止になったようだ。

上市のおしょうらい
↑2017年に撮影した上市のオショウライ。
 今日の午前中は、ミュゼふくおかカメラ館に在館。午後からカメラ館の職員の方と写真展のプロモーションのため富山市へ移動し、KNBラジオ富山シティーエフエムに出演してきた。
2章の展示

 上の写真は2章の展示風景。ご神幸と様々な祈りのカタチを集めてみました。

2、神は巡り、人は祈る

 ご神体を安置したお神輿が、時に霊力を増幅させるために荒々しく揺さぶられ、時に大勢の行列に見守られて静々と町を巡行する。
 神社の神霊が、町内や御旅所へ渡御する際に使われるのがお神輿だが、神霊を運ぶ祭具は神輿だけではない。舟の形をした御船代(みふなしろ)や、木箱に脚の付いた唐櫃(からひつ)など様々な形式がある。射水市の加茂神社の祭礼では、ご神体は氏子が直接手に持って境内の御旅所へと移動する。

 安寧を願って巡行するお神輿が通ると、そっと手を合わせて人々は祈る。
 祈りの形も様々にある。神職は祝詞を奏上し僧侶は経を唱えて、神や仏のご加護を願う。海で豊漁を祈り、山で極楽往生を祈願する。一年で一番寒いとされる大寒の日に、修験者は凍るような滝の水を浴び心を無にする。

8月10日(月)

 富山市の秋ヶ島で38.5℃を記録し、岐阜県多治見市の38.6℃に次ぐ全国2位の暑さだった。高岡でも37.2℃で、猛暑を通り越して酷暑といった感じだ。今日は午後1時頃からミュゼふくおかカメラ館に在館。家にはクーラーはないが、カメラ館は冷房が利いているので暑さは凌げる。
 愛宕神社には火伏せの神さまが祀ってあるが、今日の午後、富山市の愛宕神社の社務所が燃える火事が発生したというニュースが流れて驚いた。

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 ミュゼふくおかカメラ館での写真展「とやま、祭り彩時季」で展示している大判(A1サイズ)プリントは、山田写真製版所に出力をお願いした。
 先日、山田写真製版所の営業担当の方が写真展を観に来て下さり、その帰りに家に寄って本を届けて下さった。あいにく不在にしていて、母親が受け取った。
 本には付箋が付いていて「最近弊社にて印刷しました。金沢のモノクロ写真集」と書いてあった。
 写真集のタイトルは『銀塩の中の金沢/中村祐二郎』(龜鳴屋)で、サブタイトルに<1980年代ライカで撮った街>とある。
銀塩の中の金沢

 この何日間かバックに入れて、写真展の会場で繰り返し見ている。記憶にある中で一番初めに金沢へ行ったのは中学の時で、たしか同じ班だった林義人君と辻野君の3人で国道8号線を自転車で走って辿り着いた。通うようになったのは、1978年の夏にT-birdのローディーを始めてからだ。T-birdのローディーをやめて東京に行ってからも、年に1、2度富山へ帰省する度に金沢へ足を延ばした。
 料理専門の出版社、柴田書店の仕事をたくさんしていた1990年頃から2000年頃は、富山に帰省する度に金沢の居酒屋を下見していた。下見をして次に来た時に、『季刊居酒屋』や『月刊食堂』で取材撮影した。「いたる」「だいだい」「第7ギョーザ」etc・・・

 頁を捲ると香林坊、柿木畠、片町、長町、竪町、犀川などの風景が現われる。どこか見覚えのある景色だ。1978年にT-birdのローディーを始めた頃は、まだ犀川沿いにヘッケル田島さんのお店「ジャッケル」があって、ツアーの前日にジャッケルへ行き、お店の営業が終わってから田島さんの家に泊めてもらってツアーに出た記憶もある。『銀塩の中の金沢』を眺めていて、そんなことを思い出した。

 昨年の10月19日に撮影した十三寺のご開帳の様子をPhoto Albumにしました。こちら こちら
十三寺のご開帳01
↑新しく建てられた塔婆に仏の魂を入れる開眼法要。↓ご開帳された3体の仏像。中央が本尊の千手観世音菩薩立像。
十三寺のご開帳02

8月8日(土)

 昨日から高岡の御旅屋セリオでの写真展「たかおか彩時季〜雅な文化遺産と煌びやかな伝統工芸の息づく街〜」がスタートした。昨日は9時半過ぎに会場入りして、最終的な確認作業。10時から写真展がオープン。
 午前中に北日本新聞と、北陸中日新聞から取材を受ける。北日本新聞の記事がこちら
 セリオの会場は展示場の中に椅子などないので、展示場の外にあるベンチに腰掛けて待機し時おり来場者に写真の説明や、ミュゼふくおかカメラ館での写真展の案内などをして過ごす。セリオの閉館時間となる18時少し前に会場を後にして、高岡駅へ。18時26分の電車に乗って帰宅。

 今日の午前中はカメラ館で。昼に一度自宅に帰って昼食を食べ、13時31分の電車で高岡へ。セリオに入る前に、一昨日高岡関野神社の酒井さんがカメラ館での写真展を観に来て下さったようなので、ご挨拶に。
 関野神社からセリオへ行き、今日も閉館時間の18時少し前まで在館した。

 ミュゼふくおかカメラ館までは、いつもは家から自転車で通っているが、今朝は雨が降っていたので傘をさして歩いて行った。
 カメラ館の前を流れる岸渡川(がんどがわ)の桜並木は県内では有名だが、桜の木の下にところどころ紫陽花が植えられている。だいぶ枯れてはきたが、今年は梅雨が長かったからか、まだ咲いている花もある。

 環境省は福島の飯館村で行なっている、除染で出た土を農地で再利用できるかの実証事業で、新たに汚染されていない土をかぶせないで野菜を育てて、安全性に問題がないか確かめるという。狂ってる。

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8月6日(木)

 今日は、明日から始まるもう一つの写真展の設営だった。会場となる高岡の御旅屋セリオ5Fにあるマルチスペースへ、午前9時頃に入る。設営自体は業者の方が何人かでされるので、写真やキャプションの位置の最終確認をするだけ。
 明日から始まる写真展のタイトルは、「たかおか彩時季〜雅な文化遺産と煌びやかな伝統工芸の息づく街〜」。高岡市、高岡商工会議所、御旅屋通商店街振興組合、オタヤ開発、末広開発、北日本新聞社で作る御旅屋賑わい創出実行委員会が主催となっている。
 賑わい作りの試みとして催される写真展だが、富山県でも連日新型コロナ感染者の報告があり、さらに猛暑も重なっている。今日は富山の最高気温が37℃を越えて日本一の暑さとなった。新型コロナと熱中症の心配もあり、気軽に観に来て下さいとは言い辛い状況だ。
 美術館巡りはスーパーでの買い物より感染リスクが低いという説もあるので、マスクの着用など感染予防をして、足を運んでいただけたらと思います。
 また、御旅屋通りを抜けて高岡古城公園まで足をのばすと高岡市立博物館があり、こちらでは只今、開館50周年記念特別展「高岡のお宝展」を開催しています。

高岡まちなかギャラリー 木原盛夫写真展
たかおか彩時季〜雅な文化遺産と煌びやかな伝統工芸の息づく街〜
2020年8月7日(金)〜16日(日) 入場無料
開場時間10:00〜18:00

たかおか彩時季の設営風景
↑今日の設営風景。会場入口を入ると、目の前にA0サイズの写真が4枚並んでいます。

8月4日(火)

 今日は富山で今年初めての猛暑日を記録した。予報では明日も34℃の暑い日になるようだ。
 全国で新型コロナ感染者が増加しているが、富山でも感染の報告が相次いでおり、今日新たに6人増えて累計で254人となった。
 現在、ミュゼふくおかカメラ館で開催している写真展「とやま、祭り彩時季」は8つの章で構成している。下の写真2枚は、エントランスを入って直ぐのところにある1章の展示。1階から2階に上がる階段の壁面と、2階に上がって直ぐのところに並べてある。各章の最初にはテーマのタイトルとリード文を添えている。
1の展示風景01

1、降臨した神霊を乗せて巡行する曳山や神を迎える屋台。それは祭りの華。

 高岡の御車山祭、魚津のたてもん祭り、城端神明宮の曳山祭りが2016年11月20日に、ユネスコ無形文化遺産に登録されたが、富山にはこの他にもたくさんの曳山や屋台の登場する祭りがある。
 山・鉾・屋台とは山車(ダシ)と呼ばれる祭りの為の装置で、ここに神が降りたり、この装置を使って神を迎える。
 日本の祭祀では古くから樹木や山に神霊が降りる(松飾りは正月神を、七夕の笹竹は祖霊を、立山は山そのものが霊山であり、二上山は二神だ)とされているが、山車はまさに字の如く神が降りる山を模して造られた装置に車輪を付けて巡行できるようにしたものだ。
 そして彫刻や彫金、漆工芸など高度な職人技術の粋を集めて造られた煌びやかな装置は、まさに祭りの華だ。

1の展示風景02

 「8マン」を描かれた漫画家の桑田次郎さんが老衰で亡くなられたそうだ。

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8月2日(日)

 昨日から写真展がスタートしました。青空が広がる良いお天気で、梅雨明け宣言が出るかな?と期待しましたが、北陸は一日おあずけとなり今日になって宣言が出ました。
 福岡町の七夕まつりも8月1日からですが、今年は新型コロナの影響でアトラクションは自粛のようです。それでも、カメラ館の横、いっぷく処の前の通りには大きい七夕が何本か飾られています。
 今回は9月27日までと長丁場ですので、ご都合のよい時に足をお運び下さい。
 65歳以上の方は免許証などの提示で400円となります。
 リピーター割り引きがあり、過去にカメラ館で観賞されたチケットの半券をお持ちになれば、100円引きとなります。
 また、あまり知られていませんが祖父母とお孫さんがご一緒なら入館料が無料となります。

 明日はミュゼふくおかカメラ館の定休日で、写真展もお休みです。

福岡町の七夕飾り
↑カメラ館横の通りに飾られた七夕。

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