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◯製作中の琉球弧(奄美群島〜沖縄諸島)の歴史年表
◯製作中の富山の祭りと芸能
◯製作中の富山の祭りと芸能歴史年表
2020年カレンダー
4月の第1土曜日 新開発の獅子舞(熊獅子)  9時頃に天満宮奉納
4月10日 景完教寺 太子伝会
4月の第2土曜日 朝日町笹川の獅子舞
4月15日に近い土曜日? 岩稲の獅子舞
4月15日に近い日曜日 朝日町境の獅子舞
5月3日 越中八尾曳山祭
6月1日、7月1日 東泉寺 ひとつやいと 記事
7月1日 上市町 日石寺 大岩山滝開き・火渡り修法(10時)
8月19日、9月15日 鷹栖(宮木嶋)の獅子舞(金蔵獅子)
9月第1日曜日 砺波 狐島西の獅子舞(金蔵獅子)
10月? 白川郷 どぶろく祭り
10月? 利賀の山祭り(石かち)
10月15日に近い日曜日 朝日町境の獅子舞
10月最終土曜日 砺波 東石丸北部の獅子舞(金蔵獅子) 

◯射水市三ヶの十社大神 御田植祭
◯7年に1度、10月に開催 次は2022年 朝日町山崎 米吊り奉納
◯加茂神社 出雲へ神を送る神送祭 9月30日と10月31日?
◯5年に一度、若手神職でつくる県神道青年会が御田植祭
◯33年に一度 庄川の神賑わい 次回は2023年7月
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五箇山の獅子舞の起源
道祖神
◯「沖縄 久高島のイザイホー 第1部」東京シネマ新社1979年製作
◯「沖縄 久高島のイザイホー 第2部」東京シネマ新社1979年製作
久高島の年中行事 平成17年度作成
◯「石垣島川平のマユンガナシー」東京シネマ新社製作
まつりの島 太平山 沖縄県 宮古島」シネマ沖縄1975年製作
◯「与論島の十五夜祭」東京シネマ新社1980年製作
幻想のティダン(太陽) 【沖縄・与那国島記録映画】
村踊 沖縄県伊江村伝統芸能
喜屋武(チャン)の綱引き
与那国島の行事
「沖縄730 道の記録」シネマ沖縄1977年製作
与論島の洗骨儀礼
◯富山県 新型コロナウイルス感染症について 
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1205/kj00021629.html?fbclid=IwAR1Z5J0FxdUdIrb0KWEPHX-VTzevMn1SYkafoJbL0IrfRBBnTG5k0vO_t1U
◯都内の最新感染動向 https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
◯山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信 https://www.covid19-yamanaka.com/index.html
◯新型コロナウイルス感染速報 https://covid-2019.live/
○福島第一原発事故に関するリンク集 http://www.scn-net.ne.jp/~onodak/news/index.html
○DAYSから視る日々 http://daysjapanblog.seesaa.net/
○HIROPRESS.net 広河隆一通信 http://www.hiropress.net/index.html
○独立系メディア今日のコラム 青山貞一・池田こみち http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm
○小出裕章(京大助教)非公式の説きまとめ http://hiroakikoide.wordpress.com/
○やんばる東村 高江の現状 http://takae.ti-da.net/
○辺野古浜通信 http://henoko.ti-da.net/
○チョ 10イさんの沖縄日記 http://blog.goo.ne.jp/chuy
○沖縄はもうだまされない http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/

4月26日(日)

 昨日からゴールデンウイークが始まった。とは言え、今年は新型コロナの影響でステイホーム週間だそうだ。
 集落の自治会から今は入手困難なアルコール消毒液に代わり、除菌効果のある「次亜塩素酸水」を25日、26日の午前中に集会所で無料配布していただけるという案内が来ていたので、昨日の午前に貰いに行ってきた。
  各家庭1リットルまでの配布で、各自で透明でない容器を持参することと書いてあった。確か未使用の写真用の現像液の保管用のプラスチック容器があったと思ったので探してみたら3つほど出てきたので、リュックに2つ入れて自転車を漕いで集会所へ。たくさんの人が並んでいるかな?と思ったが、そうでもなかった。500mlずつ2つの容器に入れていただいた。
↓持参した次亜塩素酸水を入れてもらう容器。→自治会からの案内。
自治会からの案内
現像液のタンク

 昨日は弟の一周忌だった。新型コロナの影響もあり、一周忌法要は弟の家でお経を上げてもらい家族だけで執り行うことになったので、こちらは妹の車で両親とお墓参りに行ってきた。弟のお墓を参った後、近くにある叔母のお墓も参ってきた。
 霊園は二上山の麓にあり、天気も良かったので二上山の頂上までドライブがてら行ってみた。車だけではなく、自転車や徒歩、ランニングしながら山道を行き交う人がけっこういた。 
 山頂は公園になっており、高岡の市街地から新湊、反対側には氷見が見える公園全体が展望台のよう。まだ八重桜だろうか、花びらが幾重にも重なった桜が咲いていた。
 公園は元々守山城の本丸のあった場所で、案内板には以下のような説明が書いてあった。

守山城址

守山城はまた、二上城、海老坂城、ともいい城山袴腰(標高二五九米)と呼んでいます。この地はその本丸城跡地であります。
越中平野を一望に見下ろし、山高く道険しく前方は小矢部川、後方は氷見の湖水にはさまれた国中随一の要害であり、築城時期は明らかではありませんが「南北朝末期(一三七一年)に南党の桃井直常が石動山天平寺の衆徒としめし合わせて、越中守護斯波義将(*しばよしゆき・よしまさ)の本城守山を攻め落とした」と歴史の中でいわれていますのでその創設は相当古いものと思われます。
後に神保氏張や佐々成政が在城したが天正一三年(一五八五年)前田軍が攻め落とし、秀吉から賞賜されて前田利長の居城となりました。
慶長二年(一五九七年)利長は富山に城を築いてここを去り、以後前田対馬守長種が居守いたしましたが城下の寺院◯商工業者は続々富山に引き移り、守山城や城下町は急速に寂れていったといわれています。
現在城郭の全貌は明らかではありませんが、空濠・石垣・通路などが部分的に残っているほか、重臣たちの邸跡も地名に名残りを留めております。

城山公園からの眺め01
↑二上山から新湊方面を眺める。富山湾を挟んで立山連峰が聳えている。
城山公園からの眺め02
小矢部川蛇行

↑高岡市街地方面(左)と反対側の氷見方面(右)。
←蛇行する小矢部川。
小矢部川は、富山、石川両県の大門山に源を発し全長六八km、流域六六七平方kmの緩流河川で、いくつもの支川を集め、庄川扇状地の末端を曲流しながら富山湾に注ぐ。
勾配が急で流れも速い多くの県内河川の中にあって、流路の七十%が平野部を流れ、特に下流部は複雑に蛇行し、県内では珍しい緩流河川です 高岡市

桜と平和観音像
桜越しの立山連峰

↑平野部のソメイヨシノは散ってしまったが、こちらのサトザクラ(八重桜?)はまだ見頃。隣は世界平和と人類の繁栄を祈願して、昭和44年に建立された平和観音像。

←桜越しに見る立山連峰。二上山の頂上に来たのは初めてだろうか。幼い頃に家族と来ているかもしれないが、はっきりとした記憶がない。

 20分ほど写真を撮ったり景色を眺めたりしながら過ごして、伏木の方を通って帰ってきた。

 今日、ひょんなことから氷見市中田の道神社の拝殿(石動山の開山堂を買い受けたもの)が杮葺きであり、開山堂を買い取った際に譲り受けた伊須流岐比古神社の梅宮の湯立神事に使用された釜があることを知った。こちら

4月24日(金)

 昨日、俳優の岡江久美子さんが新型コロナの感染で、久米明さんが心不全で亡くなられた。
 富山県は連日のように感染者が確認され、いつの間にか163人になっている。

 慶応大病院が、新型コロナウイルス以外の病気で入院する予定の患者にPCRの検査をした結果、約6%の人が自覚症状のないものの陽性だったと公表した。検査をしていなければ感染症の対策はとられず、院内感染が広がっていた可能性が大きい。
 PCR検査をたくさんしても医療崩壊を招くだけと言う人たちがいたが、PCR検査を抑制した結果、院内感染が広がり医療崩壊を起こしているのが日本の現状だろう。大阪の病院では代替スタッフが見つからず、PCR検査で陽性が確認された看護師が判明後も勤務するという信じられないことが起きている。
  慶応大病院の公表した陽性率6%を東京都の人口約1395万人に当てはめてみると、83万7000人が自覚症状のない感染者となる。現在、東京都が発表している感染者数は約3700人なので83万人以上の感染者が市中にいる可能性もある。いくらなんでも・・・と思っていたら、ニューヨークのクオモ知事が 新型コロナの感染歴の有無を調べるために無作為抽出で抗体検査を行なった結果、約14%が陽性だったことを明らかにした。ニューヨーク州の感染者数は公式発表の10倍の270万人に上る可能性があるという。
 あいかわらずこの国は、PCR検査の実施数が少ないままだ。 政府の専門家会議は東京都の感染者数の増加は鈍化しはじめているという認識を示したそうだが、都が公表している最新感染動向を見ると検査人数が先週よりも減っている。検査人数が減れば感染者数も減るだろう。21日は167人、22日は237人しか検査がされていない。それでも毎日100人以上の感染者が確認されている(今日は新たに161人)ので、陽性率は異常に高くなっている。あの産経新聞さえ、感染収束へ検査拡充急務という記事を書いている。

 自宅で死亡後に病院でPCR検査を受けて陽性と判定される事例を記事で目にするようになったが、自宅や路上などで死亡し、警察が通報などを受けて対応した事案のうち、新型コロナウイルスの陽性反応が出た死亡者が3月中旬から今月22日までに15人に上ると警視庁が明らかにした。全員男性で、内訳は東京9人、埼玉2人、兵庫2人、神奈川1人、三重1人。
 また、埼玉県で軽症だとして自宅待機していた患者が21日、23日と相次いで亡くなったことが昨日わかった。この事態を受けて埼玉県の大野知事は今後、原則ホテルでの療養とする方針に転換するとしている。埼玉では600人を超える感染者のうち、軽症や症状のない357人が入院の調整がつかないなどの理由から自宅療養を余儀なくされているそうだ。
 因みに昨日の記者会見で自宅療養している感染者の数を問われた菅官房長官は「自宅で療養している方の数については現時点では把握しておらず、今後、把握していくと聞いている」と述べ、病院以外で死亡した人数についても把握しておらず、今後、調査を進めるという。いったい、この政府はなんの数字、データなら把握しているのだろう。数字やデータを蓄積しないで、どんな対策が組めるのだろうか。

 妊婦向けに配布されている布製のアベノマスクに汚れなどの付着が見つかった問題で、厚労省は不良品は143市町村で計7870枚だったことを公表し、配布を一旦停止するとした。また、一般家庭に配布されるアベノマスクにも汚れなどの不良品が見つかったため受注した3社のうち、興和と伊藤忠商事は未配布分を全量回収すると発表した。
 ただでさえ466億円もの予算で効果の薄い布マスクを配布することに批判が上がっていたが、その布マスクに大量の不良品が混ざっていたのでさすがにアベノマスクを擁護する人はもういないだろうと思っていたが、ネットではアベノマスクが配られることで一般のマスクを転売する旨味がなくなったので市中にマスクが出回るようになったと擁護する人がいて、もう頭がおかしいとしか思えない。

水上バスからの風景
↑水上バスからのウオーターフロント。2007年3月14日撮影。
 <福岡の傾いたマンション、くい2本が固い地盤に未到達 調査で判明>という記事が毎日新聞に掲載されていた。防衛省が辺野古の海を埋め立てて造ろうとしている新基地は、まさにこの事例と同じだが規模も建設期間も遥かに巨大だ。そして投入される莫大な費用は税金だ。
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 昨年の7月13日に撮影した滑川の「ふるさと龍宮まつり」の様子をPhoto Albumにしました。こちらこちら
新川古代神踊りの町流し
↑龍宮パレードでの新川古代神踊りの町流し。↓新川古代神松明踊り。
新川古代神松明踊り

4月20日(月)

 ヨドバシカメラの通販サイトから注文したバリカンと、アマゾンのマーケットプレイスで購入した書籍『戦場が見える島 沖縄/嬉野京子』が一昨日届いた。
 この何年か髪型はツーブロックにしている。家から自転車で20分程の理容チェーンで2ヶ月に一度くらい切ってもらっているが、サイドとバックを3mmのバリカンで刈ってもらい、後は束ねた髪を2センチほどカット。細部の仕上がりを気にしなければ素人でもバリカンがあればできそうな気がして購入した。893円のバリカンだが、アタッチメントや掃除用のブラシなど付属品も色々付いてきた。
 さっそく午後に、妹にバリカンで刈ってもらった。ものの5分程で完成。 理容院は新型コロナの感染リスクもあるので、しばらくは自宅バリカンで済まそうと思う。

↓購入したバリカン。→『戦場が見える島 沖縄/嬉野京子』
戦場が見える島
 昨日はまずまずの天気だったので、運動を兼ねて自転車で戸出にあるチューリップ農家の畑を眺めてきた。例年ならそろそろ「となみチューリップフェア」が開催されるはずが、今年は新型コロナの影響で中止に。当初は会場となるチューリップ公園内の散策はできる予定だったが、感染予防のために公園自体が閉鎖される事になってしまった。
 朝日新聞に、千葉県佐倉市でのことだが<花咲けば人密集・・・チューリップ80万本、無念の刈り取り>という記事が掲載されていた。
チューリップ01
チューリップ02

↑あちこち点在している、高岡市戸出のチューリップ農家の畑。自転車で農道を走っていても、ときどきマスクをして散策している人とすれ違うくらいだ。

←白いチューリップの中にポツンと赤いチューリップ。手違いで球根が混じったのだろうか。

 往復で2時間ほど自転車に乗って家に帰る。携帯電話の万歩計で、5000歩ほどの運動量だったかな。

 今制作している『とやま、祭り彩時季』のことを、18日の北日本新聞とwebunで取り上げていただいた。
 2015年頃から集中して取材していた富山の祭りや行事、伝統芸能をまとめた本で【一】〜【十一】の全11巻になる。祭りの名前と撮影日を書いたリストを数えてみると、249の祭りや行事を取材している。
 昨年の夏頃から、撮影の合間に図書館やネットで文献を探したりしながら取材メモを確認して原稿を書いていた。製作中ではあるけれど、A5判(新聞社に私がB6と間違って説明したようですがA5です)カラー144頁、11巻分の写真と原稿は既にできていて文字校正のために各巻一部ずつ印刷してある。
とやま、祭り彩時季一

 写真集とはいえ文字も多めで、文章を書くのに何日も何日も部屋に籠ってパソコンのキーボードを打っていたら、右腕が痛くて上がらなくなった。一番酷い頃は、カメラを持ち上げるのも辛かった。もうこんなに集中して文章を書く事もないだろう。
 昨年そうして原稿を書いている間にも面白そうな行事をいくつか発見したので、追加取材して頁の中に入れたいと思うが、祭りや行事は日にちが決まっているので、逃すと次の年まで待たなければならない。
 北日本新聞の取材は3月の終わり頃で、まだ富山県には新型コロナの感染者がギリギリ一人も居ない状態だったが、富山県も感染者が増えて祭りや行事が相次いで中止になっている。今後、追加取材も難しいかもしれない。
 全11巻なので寄贈できるのは高岡市の図書館一ヶ所くらいかな?と思っていたが、10万円の新型コロナ給付金が配られるなら、もういくつかの図書館に贈れるかもしれない。

←『とやま、祭り彩時季【一】』の表紙。写真は、お鍬さまの様子。

CONTENT
↑目次。↓本文。

 今日、新たに17人の新型コロナの感染者が確認されて富山県での感染者数は113人となった。また、70代の男性が亡くなり、これで県内の死者は2人となった。
 今日の菅官房長官の記者会見で、国民1人当たり10万円の給付について官房長官自身は給付の申請をするのか、しないのかという質問がでたようだが、こんなレベルの低い質問をするくらいなら、申請したくてもその術がなくてできないであろうホームレスや戸籍を失った人、技能実習生として来日した外国人への対策を聞いたらどうか。

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医療の現場から②

4月17日(金)

 一昨日、厚労省のクラスター対策班が、新型コロナウイルスの感染防止を何も行なわなかった場合、国内で約85万人が重篤な状態となり、半数の約42万人が死亡するという推計を公表した。その数字の根拠となるデータや計算式は提示されておらず、そもそも国内の少ないPCR検査数のデータから今後のことが推測できるのだろうか?という疑問もある。それでも死者42万人という数字が個人的にリアリティーを持って迫ってくるのは、100年前のスペイン風邪の数字があるからだろうか。
 スペイン風邪は1918年1月から1920年12月まで大流行したインフルエンザで、世界中で5億人が感染したと言われている。当時人口5500万人だった日本でも約2380万人が感染し、38万8727人(約45万人という説もある)が死亡したと言われている。 ハーバード大の研究チームが新型コロナの世界的流行を抑えるためには、外出規制などの措置を2022年まで断続的に続ける必要があると発表したが、スペイン風邪の流行が2年間続いた事を考えれば頷ける数字だろう。
  昨晩、安倍首相が緊急事態宣言を7都府県から全国に拡大するよう発令したが、そのニュースと並んで<五輪の会場、競技日程踏襲で一致 コロナで1年延期、コスト削減へ>という記事が流れてきた。この状況で、まだ来年オリンピックが開催できると思っている事が不思議でしょうがない。

 安倍首相が減収世帯に限った30万円給付を取り下げ、所得制限を設けず全国民に一律10万円を給付することを夕方の記者会見で表明した。市町村の窓口に申請者が集まって感染の危険性が高まるのを避けるため、郵送やオンラインによる手続きを考えているという。新型コロナの影響を受けない公務員や議員にも配るのは不公平だという声もネットで上がっているが、所得制限など検討したら給付が遅れるばかりだ。また不公平を問題にするならホームレスや理由あって戸籍が無くなった人、また技能実習生として来日している外国人にも満遍なく配るにはどうしたらいいかの検討をするべきだろう。
 この政府の10万円給付に対して昨日、経済同友会の桜田謙悟代表幹事が、現金給付だと貯蓄にまわる可能性があるから「電子マネーでの給付が望ましい」との考えを示した。この人には10万円が貯蓄や消費どころか家賃や光熱費、ローンに消えて行く大勢の人の生活が想像できないのだろうか。また、今朝は麻生財務相が「手を上げた方に一人10万円ということになる」と述べたそうだ。申請に基づいて給付する自己申告制になるとの見方を示したそうだが、それでは給付に時間がかかるだけではなく窓口となるであろう地方の役場の公務員の仕事が増え、加えて申告に訪れる人が殺到すれば感染源にもなる。嫌がらせ以外の何ものでもない。
 新型コロナの感染拡大を受け、休業への対策として従業員に支払う休業助成制度は問い合わせが殺到して窓口はパンク、厚労省が利用を呼びかける雇用調整助成金は、休業計画の届け出は2859件あり、うち助成金の申請は214件あったが、支給されたのは今のところ(4月15日の記事)2件だそうだ。
 7月に開催される京都の祇園祭の山鉾巡行の中止が決まった。夏の祭りどころか、この様子なら各地の秋祭りも軒並み中止になるのでないだろうか。学校の授業の再開も目途が立たなくなっていく。休学が続けば、学費の免除も考慮しなくてはならないのではないだろうか。水道光熱費の免除、あらゆるローンの一時返済猶予をしないと会社の倒産と個人の破産が爆発的に増えることも考えられる。

 今日から488億円をかけたアベノマスクの配布が、都内の一部地域からスタートした。<身に覚えのないマスクが突然家に 送りつけ商法にご注意>という記事がネットに流れていたが、アベノマスク自体が送りつけ商法みたいなもので、配られるのは小学校の給食当番が着けるような小さな布製マスクで、こんなものに税金が488億円も使われることに世論調査では75%の人が評価しないとしている。配布されるアベノマスクの処分に困った方は↓のような用途もある。
「アベノマスク」不要なら、ホームレス支援団体に寄付しよう。 送り方や送り先は?

 国が動かないので、地方の自治体が独自の判断で発熱外来ドライブスルー方式のPCR検査に踏み切っている。東京都医師会は保健所を介さず地域の医師の判断で検査を受けられるよう都内に「PCRセンター(仮称)」を設置するとしている。
  県内の感染者数は、新たに10人確認されて79人となっている。富山県はいつ始めるのだろう。このままだと院内感染の蔓延と医療崩壊が懸念される。
 一昨日ネットで注文した商品を、今日の午前中にクロネコヤマトの配達員が届けてくれた。商品を玄関に置いて立ち去ろうとする配達員に「受け取りのサインは?」と尋ねると、マスクをした口から「コロナですから・・・」という返事が返ってきた。コロナ感染のリスクを考えて、使い回しのボルペンなどをお互いに触らないようにしましょうという配慮だろう。
 午後、近所のスーパーへ買い物に行くとレジ前には透明のビニールが張られ、レジ打ちのパートさんはマスクだけでなく薄手のビニール手袋をしていた。

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 昨年の7月10日に撮影した小矢部・宮島峡に残る俊寛僧都にまつわる場所の様子をPhoto Albumにしました。こちら

俊寛塚
↑俊寛塚。↓俊寛杉。

4月13日(月)

 昨日の晩から強風が吹いている。今日は朝から雨で、県内の9市町に暴風警報が出された。千葉県の鴨川市では土砂災害の危険性が高まっているとして避難勧告を発令。新型コロナの感染が続けば豪雨や地震との複合災害も多くなり、避難所が感染源となることも考えられる。
 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると12日時点での世界全体の新型コロナ感染者数は180万人を越え、亡くなった人は11万人を超えたという。このうち米国の感染者数は55万7000人、死者数は2万2000人で世界最多となっている。ただ、感染拡大の中心地となっているニューヨークでは、多い時は連日1000人を超えていた入院患者数が、53人に留まるなど明るい兆しも出てきた。
 連日100人を超える感染者が確認されていた東京都だが、今日確認されたのは91人だった。前日が休日で検査数が少なかったのも要因だろうか。これで都内の感染者は2158人となった。
 富山県も今月の9日時点では14人だった感染者が徐々に増え、今日5人新たに確認されて累計で49人となった。
 政府は7日、7都府県に緊急事態宣言を発令したが、北海道・札幌愛知県石川県など地方自治体でも感染拡大を受けて独自に緊急事態宣言を出し始めた。しかし、石川県の知事はつい4日前までは「交流を増やすのは地域を活性化させる」として政府の緊急事態宣言後も対象地域からの流入自粛には消極的だった。その反省はきちんと述べたのだろうか。

 地方自治体が感染拡大に危機感を持っているのは伝わるが、新型コロナの担当大臣でもある西村経済再生相は「休業要請などは必要最小限」にとどめるよう知事に要請している。緊急事態宣言を発令しておきながら、未だに「データを見ながら」「専門家の意見を聞いて」などと言っているのは危機感の無さだろう。政府の考える自粛要請だと、明らかに三密と思われる平日の通勤電車での移動は規制されず、まるでウイルスは休日の夜しか活動しないようだ。東京都心の休日の人出は6〜8割り減ったそうだが、平日の減少幅は最大で3割り程度というデータもある。こんな事で本当に感染拡大が抑えられるのだろうか。
 清水建設は都内で作業していた社員3人が新型コロナウイルスに感染し、うち一人が亡くなったことを発表。今後、緊急事態宣言が発令された7都府県での工事を原則中止するという。清水建設の社員は会社から補償があるだろうが、下請けや孫請けで働く労働者の中には補償のないまま失業も考えられる。
 昨日、星野源さんが「誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?」とツイッターでコラボを呼びかけていた楽曲「うちで踊ろう」を、安倍首相が自身のツイッターに部屋でくつろぐ自分の映像とともにUPした。この件に関して菅官房長官は、「過去最高の35万を超える『いいね』をいただくなど大きな反響があった」と記者会見で答えたが、安倍首相のツイッターにぶら下がっているコメント欄には多数の批判が書き込まれている。この安倍総理の星野源さんコラボは何が問題だったのかと題したnoteの文章がわかり易い。

 東洋紡が、最短で1時間以内に新型コロナウイルスの検出が可能なキットの販売を研究機関向けに始めたというニュースが流れてきた。島津製作所も煩雑な手作業を省き検査時間を半分にした新型コロナウイルス検出試薬キットを、今月20日より販売する。また富山の金剛薬品グループのバイオベンチャー、ニッポンジーンも新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査の省力化に向けて開発した抽出キットを、20日から検査機関や医療機関に向けて無償配布する。
 国立国際医療研究センターの医師が、50ヶ所の施設をたらい回しにされた患者が居ると話している。SNS上には発熱があり新型コロナの感染を疑いながら、検査もしてもらえず自宅療養をしているという声がたくさん上がっている。政府は一刻も早くそれらの人たちへの検査を行なうべきだろう。検査を行ないたくさんのデータ(感染者数)を把握しない限りは、終息の判断もしようがない。
 検査キットではないが、マスクと同じく市場から消えている消毒液を菊水酒造や笹の川酒造、そして地元富山の若鶴酒造など全国の酒造メーカーが消毒液と同等のアルコール分を含んだものを製品化する動きが広まっている。
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大林宣彦監督

 ガンで闘病中だった映画監督の大林宣彦さんが、今月10日に亡くなられた

 デジタルになってからの写真はデータを確認すれば何時撮影したか直ぐにわかるのだが、フイルム時代のもので撮影年月日のわからない写真がいくつかある。大林宣彦監督のこの写真もそんな一つだ。たぶん90年代の前半だろうか。監督のご自宅で撮影させていただいた。
 通常の雑誌の撮影だと掲載誌が残っているが、この大林監督の写真は雑誌の記事広告用に撮影したもので手元に掲載誌が一つもなく、どんな雑誌に掲載されたのかも覚えていない。納品はポジフィルムだが、個人の記録としてモノクロでも撮っておいたものだ。
 撮影年月日どころか何の広告宣伝用かすら忘れてしまったが、撮影した部屋の様子は朧げに覚えている。監督を囲む部屋の棚には、手塚治虫作品がズラリと並んでいた。書斎というより手塚治虫部屋のような感じだった。
 クライアントの制作会社の方と大林監督が懇意にされていたようで、映画プロデューサーでもある恭子夫人の手作りピザをみんなでご馳走になって帰ってきた。

 あまり映画館へ足を延ばして映画を観る方ではない。そう言えば80年代の中頃だろうか、帰省したおりに高岡の御旅屋通りにあった映画館で大林監督の映画を観た記憶がある。尾道三部作のどれかだろうと思う。

 昨年の6月16日に撮影した亀保里神社の除蝗祭の様子をPhoto Albumにしました。こちら

亀保里神社の除蝗祭
↑除蝗祭の祝詞を奏上する宮司。
↓桶胴太鼓(写真奥)の奉奏。
桶胴太鼓の奉奏

4月8日(水)

 昨日の夕方、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、安倍首相が東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・兵庫・福岡の7都府県に緊急事態宣言を発令した。発令後の記者会見をテレビが生中継していたので居間でしばらく観ていたが、相変わらず官僚の書いたポエムのような文面をプロンプターを見ながら読むだけだったので部屋に戻った。この記者会見でイタリア人の記者から「今まで世界はほとんどロックダウンしており、日本だけ天国に見えると思います。成功だったら、もちろん国民だけではなくて世界から絶賛だと思いますけれども、これまで対策を講じた中で、一か八かの賭けが見られます。失敗だったらどういうふうに責任をとりますか?」と聞かれた安倍首相は、「これは例えば最悪の事態になった時、私が責任を取ればいいというものではありません」と答えたそうだ。たぶん最悪の事態になった時、一個人の政治家が取れる責任など知れている。大勢の人が職を失う、家を失う、命を失うかもしれない。そんな時に、責任を取って首相を辞任し議員も辞職しますと言われても救われる人は居ないだろう。それでも「私が責任を取ります」と言えば首相としての覚悟が少しは国民に伝わったかもしれない。そんな覚悟もないから、自粛要請はするが補償はしないという中途半端な対策が生まれるのだろう。そんな事を考えていたら、夜になって<休業要請2週間程度の見送りを打診>というニュースが流れてきた。どこまでも覚悟とそれに伴う決断力に欠ける政権だ。

 緊急事態宣言から一夜が明けた今日、都内では新たに144人の感染者が確認され、そのうち95人は経路不明だと言う。緊急事態宣言の効果が数字になって表われるのは2週間後といわれているが、今朝の山手線の乗客は35%減にとどまっているそうだ。都内23区の中小企業の内、テレワークを実施していると回答したのは26%という数字もある。毎日新聞が「緊急事態宣言」発令後 初の朝というタイトルで写真特集を組んでいるが、この通勤ラッシュの写真を見る限り感染拡大が治まるとは思えない。個人的には、1週間後に都内の感染者が1日で1000人を超えても驚きはないかもしれない。
 一昨日、安倍首相はPCR検査の1日あたりの実施可能数を2万件に増やす方針を明らかにした。経路不明の感染者が増加しているのは市中感染の増加が考えられるので検査数を増やすのは当然だろうが、 それ以前に毎日の都道府県ごとの検査数を発表してはどうか。現在、国内で一日に何件の検査が行なわれているのかさっぱりわからない。

 政府は新型コロナ感染拡大前と比べて収入が一定程度落ち込んだ世帯に現金30万円を配るというが、この記事を読む限り貰える世帯はかなり限られている。収入が半減するなどした中小・小規模事業者などには200万円、フリーランスの事業者には100万円を上限に給付するという対策もあるようだが、それを貰うには多くの証明書や書類を各自が用意しなくてはならないのだろう。その手間に時間がかかるし、対応に当たる役所のマンパワーも必要になる。申請に訪れる人が多ければ、そこがクラスター発生源にもなるだろう。京都市が観光関連事業者を対象にした緊急支援補助金の受付を始めたら、市役所には初日から約200社が殺到し、確保していた4500万円の予算枠を超えたために受付を終了した。
 現金の一律給付を巡り、安倍首相から「自民党でも一律給付の議論がありました。私たち も検討した。たとえば、たとえばですね、私たち国会議員や国家公務員は、いま、この状況でも全然影響を受けていない。収入に影響を受けていないわけであり ます。そこに果たして、5万円とか10万円の給付をすることはどうなんだという点を考えなければならない」という耳を疑うような発言があった。一律給付では公平感が損なわれるというなら、それは年末調整や確定申告で修正すればいいだけの話しだろう。
 政府は観光業界に対しての支援策として、感染終息後に国内旅行の代金を補助したり、観光地の土産物店や飲食店、観光施設などで使えるクーポンなどの配布を検討しているようだが、政府のスピード感のないトンチンカンな政策で感染終息前に観光地の土産物店も飲食店も、航空会社も息の根が止まりそうだ。

 政府が打ち出した新型コロナの感染対策がマスク2枚の配給というのも驚いたが、今度は休業中の航空会社の客室乗務員(CA)らに防護服を確保するため縫製の作業をお願いすることを検討しているという。どうしたらこんなことが思いつくんだろうか。

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新しいトップページ画面

←桜が満開の季節に、いつまでも雪景色もなんなのでトップ画面を模様替えしました。スペインのカンポ・デ・クリプターナ。ドン・キホーテでお馴染みの風車のある村です。

→これまでのトップ画面。

これまでのトップページ画面
 昨日はお天気も良く暖かかったので、久しぶりに自転車を乗り回して桜のある風景を撮影してきた。矢部にある鯉の里公園で鯉を眺めた後、小伊勢領、一歩二歩、西干場とまわり小矢部川の土手を走ってきた。
桜のある風景

↑この雇用促進住宅ができたのは、中学生の頃だったろうか。5階建ての近代的な建物に、スゲーと思った。この2棟が建って40年以上が経過したが、たぶん町でこの促進住宅を超える高い建物は未だないのではないだろうか?
←もうすぐこの折りたたみ自転車を買って3年になる。けっこう擦り傷も付いたが、錆はあまりない。奄美と沖縄で乗っていた自転車は1年で錆だらけになった。潮風と雨の多い自然環境は過酷だったのだろう。

 今日も県内で一人確認され、これで富山県の新型コロナ感染者は14人となった。

4月3日(金)

 富山地方気象台が今日、桜の満開宣言を発表した。平年より7日、昨年より2日早いそうだ。
 花粉症なので、もともと2月の後半から4月の初めは用事がなければ家に引き蘢っている。今年は花粉症に新型コロナが加わったので例年以上に引き蘢っていたが、そろそろ花粉の量も少なくなってきたようだし、桜は満開だし、快晴だったので午前中に岸渡川(がんどがわ)の桜並木を散歩してきた。
 さくらまつりの期間ではあるけれどイベントは中止なので人出は多くなく、人と距離を置いてゆっくり歩けた。明日も早い時間はお天気が良いようだ。

岸渡川の桜01
岸渡川の桜02
 沖縄はこれから清明祭(シーミー)の季節だ。今日は第二尚氏の初代国王である尚円王の生まれ島である伊是名島で、公事清明祭が行なわれたようだ。清明祭とはお墓参りで、二十四節気の清明の頃に行なわれる。お墓参りといっても神妙なものではなくお祝いで、大きな門中墓での清明なら門中(もんちゅう=父系の血縁集団)が集まり墓の前でご馳走を詰めた重箱を広げお酒がまわされる。離島なら三線を弾いて歌や踊りが飛び出すこともあり、墓場のピクニックとも呼ばれている。
 2013年の4月3日に、伊是名島の玉御殿で行なわれた公事清明祭を見に行った。9時前から町の職員によって什器が運ばれ、墓前には古文書に記された通りに豚の頭やアヒルなどが供えられる。尚円王自身は首里にある玉御殿に祀られており、こちらには父や姉、子孫が眠っている。式が終わると、首里王府路次楽・御座楽保存会による演奏が奉奏された。この時は、式も演奏も一般の観光客も見学できたが、今年は新型コロナの影響で、式は関係者のみで一般の人の参加は式終了後となるようだ。
 新型コロナの影響は一般の清明祭にも及び、沖縄県の医師会は東京や大阪など県外流行地からの帰省者の参加自粛や規模の縮小を求めている
*琉球新報の記事「公事清明祭厳かに 伊是名」。
伊是名島の公事清明祭
↑伊是名島の公事清明祭。
 お肉券やお魚券の案は却下されたが、結局新型コロナの感染対策として各家庭に給食当番が着けるような布製マスクが2枚配られることになった。現実がこう だと、虚構新聞も出る幕が無いな。因みにWHOはウイルスの大きさは0.1マイクロメートルで、布マスクは一般的な不織布マスクよりも穴が大きく、洗って 繰り返し使う場合管理が悪いと雑菌がはびこる可能性があり「いかなる状況においても勧めない」と助言している。
 一昨日、オオゴマダラが沖縄県を代表する蝶として県蝶に制定された。南西諸島に生息する蝶で、日本に生息する蝶としては最大級。このオオゴマダラを一番最 初に見たのは、北限だとされる喜界島だった。その次に見たのは奄美大島の北部、佐仁集落の小学校で飼育されていたオオゴマダラの蛹だった。
 オオゴマダラは白地に黒の模様だが、その蛹は金色に輝いている。もっともこれは構造色というものらしく、コンパクトディスクの盤面やシャボン玉のように光の波長によって色づいて見えるということらしい。
 県蝶に選ばれたが、沖縄なら道を歩いていれば普通に出会えるかというと、そうでもない。2年ほど沖縄に滞在したが、オオゴマダラを見かけたのは久高島と 奥武島を歩いていた時くらいだ。観光に行って偶然に出会うことはほとんどないが、ありがたいことに那覇市の漫湖公園に「ちょうちょガーデン」という施設が あり、ここでオオゴマダラが飼育されている。入場無料でオオゴマダラも金色に輝く蛹も見学することができる。
 先月の30日に初めての感染者が見つかった富山県だが、31日に1人、4月1日に3人、2日も3人増えて累計で8人になった。今日は39人検査して陽性は0人だった。
 前日分まで集計した日ごとのPCR検査数と、感染症に関する相談件数が富山県のホームページに掲載されている。相談件数に比べて検査数が少なすぎないだろうか?
↑オオゴマダラ(左)と金色の蛹(右)。ちょうちょガーデンにて、2013年2月1日撮影。

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