HOME TOP  
バックナンバー

◯製作中の琉球弧(奄美群島〜沖縄諸島)の歴史年表

3月12日(土) 魚津・千光寺の春祭 小川寺の獅子舞
4月10日(日) 高砂山願念坊祭 記事
4月11日(月) 小矢部市下後亟神明宮 酒とり祭
4月17日(日) 氷見まるまげ祭り
4月17日(日) 黒部・明日(あけび)の稚児舞
4月18日(月) 伏木 氣多神社春季例大祭「にらみ獅子」
4月19日(火) 富山市新庄町(新川神社)  どべ祭り 記事
4月20日前後の土日 浦田山王社獅子舞
4月20日(水) 相倉集落 五箇山春祭
4月23日(土) 二上射水神社築山行事
4月27日(水) 出町子供歌舞伎稽古上げ
4月29日(金祝) 石動曳山祭
4月29日(金祝)、30日(土) 出町子供歌舞
5月1日(日) 高岡御車山祭
5月1日(日) 御装束祭 射水市 賀茂神社
5月1日(日)、5月2日(月) 福野夜高祭
5月3日(火・祝)、4日(水・祝) 鹿嶋神社稚児舞
5月3日(火・祝)、4日(水・祝) 菅沼集落 五箇山春祭
5月3日(火・祝)、4日(水・祝) 朝日町宮崎の獅子舞 記事
5月3日(火・祝) 「賀茂祭」・宵祭 射水市 賀茂神社
5月4日(水・祝) 「賀茂祭」・本祭 やんさんま祭 射水市 賀茂神社
5月5日(木・祝) 「賀茂祭」・裏祭 射水市 賀茂神社
5月4日(水) 滑川 赤浜の菖蒲打(ショーブツ)
5月4日(水)、5日(木祝) 城端曳山祭
5月19日(木) お鍬さま祭り
6月       氷見市床鍋地区 虫送り
6月3日、4日 津沢夜高あんどん祭り
6月4日、5日 庄川観光祭 夜高行灯
6月10日(金)、11日(土) となみ夜高祭り
7月      福光 荒木ねつおくりまつり
7月下旬の土日 黒部市 生地えびす祭り
8月5日(金)、6日(土) 魚津 たてもん祭り
8月25日 婦中町 熊野神社の稚児舞
9月30日〜10月2日 築山・新湊曳山まつり
11月第3土曜日 射水市放生津・新湊地区  澗建のえびす様渡し
1月       南砺市利賀村 初午
*とやま文化財百選シリーズ(3)とやまの祭り
*全国祭り情報 富山県 祭り イベント一覧
とやまの獅子舞百選
富山県内のお祭り、イベント
*とやまの文化財百選シリーズ(2) とやまの獅子舞
*とやまの文化財百選シリーズ(3) とやまの祭り
*とやまの文化財百選シリーズ(4) とやまの年中行事

○福島第一原発事故に関するリンク集 http://www.scn-net.ne.jp/~onodak/news/index.html
○DAYSから視る日々 http://daysjapanblog.seesaa.net/
○HIROPRESS.net 広河隆一通信 http://www.hiropress.net/index.html
○独立系メディア今日のコラム 青山貞一・池田こみち http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm
○小出裕章(京大助教)非公式の説きまとめ http://hiroakikoide.wordpress.com/
○やんばる東村 高江の現状 http://takae.ti-da.net/
○辺野古浜通信 http://henoko.ti-da.net/
○チョイさんの沖縄日記 http://blog.goo.ne.jp/chuy
○沖縄はもうだまされない http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/

3月29日(火)

 スペインとポルトガルのポジ・フィルムのスキャンが終わったので、1991年に旅行誌の仕事で撮影したバリ島のフィルムをスキャンしている。相変わらずスキャン時の色被りが激しいが、こういうものだと思うしかない。
↓の写真は、バリ島北部にあるロビナ・ビーチ。イルカの群れを見に行くドルフィンツアーに参加するため、夜が明けきらない早朝に海へ出た。
ロビナ・ビーチ
 今日、安全保障関連法が施行された。この法案に反対する抗議活動が、全国各地で行なわれた。
 2013年の12月に特定秘密保護法が成立し、2012年4月に武器輸出三原則が防衛装備移転三原則に代えられ、今日の集団的自衛権を容認する安保法の施行。キナ臭さが加速している。この一連の流れを東京新聞が、安倍政権が進めてきた主な外交・安全保障政策としてまとめている。
 昨年の9月に安全保障関連法案が可決した際に、安倍首相は今後も国民に丁寧に説明していくと語ったが、その説明がなされたとは思えない。<政治家が言う「丁寧な説明」という言葉に、虫ずが走るようになった。「丁寧」が丁寧ではなくて、「説明」も説明になっていない。中身のない呪文になってしまった>、という作家・高村薫さんの言葉に深く頷く。 
 今日の平成28年度予算成立後の記者会見で安倍首相は、安保関連法について「抑止力を高め、そしてそれは、戦争を未然に防ぐものであります」と述べたが、昨年、野間易通氏がTwitterでつぶやいた「集団的自衛権を発動しているアメリカがこの70年ずっと戦争し続けている一方でこれまで集団的自衛権を発動しなかった日本が一度も戦争してないという事実があるにもかかわらず、集団的自衛権が戦争抑止案とはこれいかに? 」という発言の方が、安保法の本質を突いているように思う。
 
  昨年の7月に撮影した、氷見祇園祭のスナップをPhoto Albumにしました。こちら
氷見祇園祭

3月27日(日)

 昨日、今日と青空が広がるよい天気だが、花粉が怖くて外に出られない。花粉症になってから、一年の内、一ヶ月くらいを損している気分だ。
 先日ネットの情報で、ギタリストの矢島賢さんが昨年の4月29日に亡くなっていたのを知った。昨年の7月8日に石田長生さん、8月2日には小川銀次さん、そして今年の2月8日には松原正樹さんも亡くなっている。どうしちゃったんだろう、と思うほど名うての凄腕ギタリストの死が続いている。
 1980年代の前半、ドラマーの島(島村英二)さんのローディーをやっていた時に、アチコチのレコーディング・スタジオで矢島さんにお会いした。島さんも矢島さんも売れっ子のスタジオ・ミュージシャンとして、当時の歌謡曲やニューミュージクのレコーディングに引っ張りだこだった。
  80年代はスタジオ・ミュージシャンの黄金時代だったかもしれない。当時のスケジュール帳に島さんの予定が書いてあるが、午後の1時〜3時(サウンド・シティ)、6時〜8時30分(コロンビア)、9時〜12時(信濃町ソニー)と昼過ぎから夜中まで、一日に3つのスタジオを移動してレコーディングしたりしている。こんな日が、週に5日ほどあったと思う。このスタジオ仕事の間に、吉田拓郎さんや松山千春さんの全国ツアーもこなしていた。
 こうした70年代〜80年代のスタジオ・ミュージシャンの仕事にもスポットを当てて書かれた『ニッポンの編曲家』という本が、今月の4日に発売された。第二章の「編曲家が愛したミュージシャンたち」には、矢島賢、野口五郎、吉川忠英、島村英二、松武秀樹といった方々のインタヴューが掲載されている。こちらの書評が面白く、参考になる。
REALIZE

 ところで、たくさんの歌謡曲やニューミュージックのレコーディングに参加した矢島さんだけれど、自分名義のレコードは一枚しかないようだ。1982年にワーナーから発売されたKen Yajima&Visions名義の『REALIZE』で、ジャケットのイラストが当時から印象に残っていた。You TubeにUPされていたので、「 D.Box」「Journey To The End Of Time」「Wet Dream」「Elephant Dance 」「Song for "Ayame"」。

 昨年の戸出七夕まつりの様子をPhoto Albumにしました。こちら
戸出の七夕

三井物産、三菱商事ともに初の赤字 資源価格の下落響く
安倍首相「まっすぐ、景気回復」「経済で、結果を出す」→2016年1月の実質賃金は27年間で過去最低を記録、アベノミクスは「まっすぐ、賃下げ」で政府も認めざるを得なくなった景気悪化という「結果を出す」

3月23日(水)

 今年は花粉の飛ぶ量が多いのだろうか?昨年よりも、目のかゆみやクシャミが酷いように思う。花粉症の症状に悩まされる事のなかった奄美と沖縄の4年間が懐かしい。
十文字美信さん写真集01
 アマゾンで面白い写真集の出物はないだろうかと見ていたら、十文字美信さん撮影の『KOSHIRO MATUMOTO』という写真集が254円で売っていた。送料は257円。松本幸四郎さんにはそれほど思い入れはないが 、十文字さん撮影と値段の安さに魅かれてポチっと押した。その写真集が、昨日宅配便で届いた。
 段ボールを開けると、『KOSHIRO MATUMOTO』とタイトルが書かれた化粧箱。その中に布張りの写真集が入っていた。

 本のサイズは32.8センチX27.2センチ。ページ数は書いてないが厚さは4.2センチの大型本で、定価は15,000円。松本幸四郎さんのファンに向けて作られた写真集なのか、十文字さんのファンに向けて作られたのか。一体どれくらい刷られた本なのか。254円で売られていたが、ほぼ新品で読まれた形跡もない。

十文字美信さん写真集02

 十文字美信さんの写真集は他に『感性のバケモノになりたい』(求龍堂)を持っている。A4サイズだが、528Pの超分厚い本で、こちらは写真展の会場で定価の4,700円(+消費税)で購入した。1967〜1968年に撮影された「藤崎」から、2007年の「・・・のごとく」まで写真総数272点の大集成。時々本棚から取り出して眺めている。
 この本のあとがきにある一文が、とても素敵だ。

 僕が写真を好きな理由は、一度シャッターを切ったら、二度と同じ写真は撮れないからだ。撮り直しは出来ないのだ。したがって、恥ずかしくても前を向いていくしかない。

 6月8日に撮影した、加茂神社の御田植祭のスナップをPhoto Albumにしました。こちら
御田植祭

 昨日、ベルギーのブリュッセル空港と、市内中心部の地下鉄駅で爆弾テロが相次ぎ、34人が亡くなった。今日のテレビは、このベルギーのテロ事件と乗馬クラブから脱走したシマウマの話題ばかりだった。 
 備忘録として、最近の気になった記事。
安田純平さん名乗る男性の動画を公開 ヌスラ戦線が拘束か(発言全文)
辺野古移設に疑問、39地方議会 意見書可決、沖縄以外8都府県
鳥越俊太郎が暴露した高市早苗の経歴詐称/ショーンKどころではない、安倍も麻生も高市も!―政治家の経歴詐称は重大な犯罪行為
『報ステ』古舘伊知郎が最後の反撃! ドイツ取材で緊急事態条項の危険性、安倍首相とヒトラーの類似点を示唆
「高校生未来会議」はやはり安倍政権の高校生取り込み装置!? 仕掛人は安倍首相の地元有力後援者の息子

3月19日(土)

 花粉症と風邪のひきはじめで、一昨日の夕方からちょっとダウン。とりあえず寝て治そうと、お酒を呑んで布団に入り、目が覚めるとまたお酒を呑んで寝てを繰り返す。おかげさまで今日はだいぶ身体が楽になったように思う。
サンティアゴ・デ・コンポステーラの家の壁
植草甚一主義
 上の写真は、スペインの北西部にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラで撮影した古い民家の壁。イベリア半島を旅しながら、こんな壁やドアを見つけては撮影していた。
 月日を経て色褪せた壁に魅かれるようになったのは、美術出版社から発売された『植草甚一主義』に収載されていた浅井慎平さんの書かれたエッセイ「ライバルはニューヨークへ」という頁を見てからだ。

 この見開きの頁には浅井慎平さんが植草さんについて書いたエッセイと、植草さんが1977年12月にシドニーで撮影した4枚の写真が載っている。ペンキが剥げ、風雨で色褪せたドアや壁の写真がとても素敵だった。たぶん、植草さんのこの写真を見なければスペインやポルトガルで古ぼけた壁やドアを撮って歩く事はなかったかもしれない。
 以前にも一度この日記で引用しているけれど、浅井慎平さんのエッセイも面白い。

〜略〜 植草さんはコレクターである。何の?と聞かれると困るけれども。植草甚一の人生、人間がコレクションで構築されているのである。植草甚一の目に触れると、ただの石が宝石になってしまうのだ。写真家というものの資質のひとつがコレクターだと、ぼくは思っているのだが、その考えでいけば、植草さんは、もっとも写真家に向いているのではないだろうか。ただ、ありがたいことに、このライバルは、他に多くの楽しみを知っており、写真は軽くやっておられることが幸いであった。けれども、そうはいかなくなってしまったらしい。というのも、昨日、ロボットと称する最新カメラをたずさえてニューヨークへ出かけていったからだ。ああ。  ~「ライバルはニューヨークへ」浅井慎平~

 浅井慎平さんだけでなく、「風呂の中のミツマメ/田村隆一」「あり得べかりし植草さん/丸谷才一」「コレクターでない人のコレクション/高平哲郎」「シロウトがクロウトに変わるとき/和田誠」他、面白いエッセイがたくさんあるし、「下町散歩」と題した高梨豊さんが撮影した、植草さんの散歩スナップも収載されている。
 『植草甚一主義』、中古なら手に入るようだ。

 昨年の6月6日に撮影した、津沢の夜高あんどん祭りのスナップをPhoto Albumにしました。こちら

津沢の夜高あんどん祭り
 寝込んでいて見逃していた、国谷裕子キャスターによる最後の「クローズアップ現代」がネットに上がっていた。「未来への風〜”痛み”を越える若者たち」。

3月15日(火)

 3月11日、エマーソン、レイク&パーマーのキース・エマーソンが亡くなった。EL&Pと言えば『展覧会の絵』。高校生の頃によく聴いた。You Tubeから『ELP - Pictures At An Exhibition』。

 部屋に籠って、スペインとポルトガルのポジフィルムをスキャナーで取り込んでデジタルデータ化している。

☆聖なる丘・ジプシーの部落 サクロモンテ

 赤い城ーーアルハンブラ宮殿を見にグラナダを訪れる人は多い。このグラナダの旧市街にジプシーの住む丘、サクロモンテがある。
 街中からトボトボと坂を歩いて丘に登っていくと斜面に穴を掘って作られたジプシーの洞窟住居が並んでいる。この洞窟をBARにしている所があったので中に入ると、客の男達がセルヴェッサを片手にカンテ(フラメンコの歌)を熱唱し、踊っていた。

↓→サクロモンテの洞窟BARと、熱唱する男達。
BARで熱唱する男
サクロモンテのBAR
 ここでアンドレスという一人のスペイン人と知りあった。彼はグラナダでも珍しい手織りのアーティストで、美しいタペストリーを作っている。奥さんが日本人だというのに驚いて、突然彼の家を訪ねさせてもらった。
 彼の家もやはり洞窟を改造したもので、中に入ると白く塗られた部屋がいくつかある。洞窟の家は、冬は暖かく夏は涼しいと、その日本人の奥さん・原田さんが教えてくれた。
サクロモンテの洞窟住居
↑洞窟を改造したアンドレスの家。↓作業場でタペストリーを織るアンドレス。
作業をするアンドレス

 グラナダでフラメンコを見ようと思っていたから、タブラオ(フラメンコが見られるお店)を紹介して欲しいと頼むと、サクロモンテからちょっと離れた所にあるお店『レイーナ・モラ』を教えてくれた。
 夜、さっそく『レイーナ・モラ』に出かけてみた。初めて見るフラメンコ。それは本で知っていたものよりもずっと情熱的。激しい足さばきで踊り子が舞台を舞う。カンタオール(歌手)は豊かな体をふり絞って歌い上げる。その迫力に熱狂した観客が「オーレ!」とかけ声をあげる。ただ見るだけでなく「オーレ!」と声をかけて参加するのが正しいフラメンコの鑑賞法だと知る。

↓→『レイーナ・モラ』のフラメンコ。レイーナは女王の意味。
フラメンコ02
フラメンコ01
 上の文章はスペインから帰った翌年の1987年に、学研から創刊されたばかりの女性誌「NESPA」で、カラー4Pを貰って書いた旅行記の一部です。

 昨年の6月1日に行なわれた日枝神社の春季例大祭、山王祭の様子を、Photo Albumにしました。こちら
山王祭
↑山王祭にて、お神輿の町内巡行。
 安倍首相は、東京電力福島第1原発の廃炉、汚染水対策に取り組む作業チームに対する表彰制度を創設したり、叙勲において保育士や介護職員を積極的に評価していくことについても検討していきたいと述べているが、真っ先にやるべき事は賃金のアップや労働環境の改善では?
 この他に、最近気になった記事。
THE放射能 科学は放射線の影響にどこまで迫れるのか?
川内原発周辺の線量計、半数が性能不足 避難判断の目安
安倍首相は今さら焦り「保育園落ちた」母親ブロガーに聞く
国対沖縄県の和解について
ネット右翼の終わりが鮮明に。田母神事務所強制捜査の衝撃
緊急事態条項「むしろ被災地に権限を」 7首長を本紙調査 否定的な声複数

3月11日(金)

 3.11。今日は新聞もテレビもインターネットも、東日本大震災の話題で溢れている。

 アマゾンの古書、マーケットプレイスで購入した『岡本太郎の東北』(毎日新聞社)が先日届いて読み始めたが、花粉のせいか目がしょぼしょぼして中々読み進められない。岡本太郎の著書は『岡本太郎の沖縄』『沖縄文化論』の2冊しか読んでいないが、その写真と文章に魅了された。『岡本太郎の沖縄』は、4月26日に小学館クリエイティブから復刻版が発売されるようだ。

↓『岡本太郎の東北』。→画像を取り込んだフィルムスキャナー。
フィルムスキャナー
岡本太郎の東北
 7日に届いたサンワサプライのフィルムスキャナー400-SCN024だが、次の日にフィルムをスキャンしようと思ってセッティングするが電源が入らない。電源コードを本体に繋いでボタンを押すだけなのに、説明書に書いてあるLEDが光らない。コンセントの不具合も考えられるので、コンセントをいくつか変えて繋いでみるが何の反応もない。営業時間も過ぎているので、症状を書いてサポートにメール。
 次の日、サポート担当者から連絡があり初期不良だろうという事で、新しい製品を送ってもらう事になる。そして昨日、新しいスキャナーが届いた。
 今度は大丈夫だろうか?と少し心配しながら電源コードを接続しボタンを押すと、LEDのパワーランプが点灯した。さっそく1986年に旅したスペインとポルトガルのポジフィルムをスキャンした。やがて30年前に撮った写真達。
 4月3日に成田を発ち、モスクワで一泊してスペインに。イベリア半島をまわって7月28日に日本へ帰って来た。旅を始めて直ぐの4月26日にソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所でレベル7の事故が起こった。今年は福島の原発事故から5年であり、チェルノブイリの事故から30年でもある。
スキャン画像と修正画像

↑左はフィルムスキャナーで取り込んだ画像。かなりマゼンタが被っている。右はPhotoshopで開いて、カラーバランスをマゼンタの補色であるグリーンにスライドして補正した画像。何十枚もスキャンしたが、ほとんどのフィルムがマゼンタ被りをしている。露出はスキャン時に本体付属の小さなディスプレイで確認しながら±2ほどの調整はできるが、色の調整はできないのでスキャンした後に補正するしかない。しかし、スキャンした後の画像はレンジが狭く補正は限度がある。
 驚くのがスキャンの簡単さと速さ。付属のホルダーにフィルムを挟んで本体に差し込み、ディスプレイで確認してボタンを押すだけ。スキャンの時間は1カット2秒ほどだろうか。取り込んだ画像の解像度を見ると、180dpiで62センチx41センチとかなり大きい。ただし、相当圧縮してあるので100%表示にすると画像はガタガタ。
 11,800円という価格を考えれば充分な機能と性能のような気もするが、もう少し頑張って欲しい。スキャンする前にカラー調整が出来、取り込み時間は多少長くなってもいいから画像の圧縮率を何段階かで選べると素晴らしい。

完成画像
↑トレドの旧市街。スキャンした後、Photoshopでカラーバランスと露出を調整した。久しぶりにポジのフィルムをライトボックスに乗せて、その美しさを再確認した。ちなみにこの旅行でメインに使ったポジフィルムは、ISO25のコダックKMだった。スキャンした画像はちょっと期待外れだったが、30年経ったフィルムの状態が思っていた以上に良かったのが大きな救いだった。
新しいトップページ
トップ画面を模様替しました。スペインのカンポ・デ・クリプターナの夕暮れです。風車の横に男女のシルエット。右端の少年の横にある草むらに、羊のシルエットも重なっています。この写真も、新しく買ったフィルムスキャナーでスキャンしたものです。
↓これまでのトップ画面。
以前のトップページ
 ここ最近の原発と原発事故に関連する記事を3つ。
甘利明元大臣、テレ東取材を中断し提訴「日本は終わりだ。もう私の知ったことではない」
福島原発事故の国民負担は約11兆円
高浜原発に停止命令 大津地裁「新基準で安全といえず」 稼働中で初

3月7日(月)

 昨日、今日と暖かい日が続いている。鼻の奥が昨日から痛痒いのは、花粉のせいだろうか。
 3月4日に、『古の雅 いにしえのみやび』『しまねこ』の展示写真をカメラ館の学芸員の方々に手伝ってもらって撤収。その際に、写真展『琉球弧 万華鏡』で来館者にお配りした資料の残りやポスター、ポップなどをカメラ館からいただいて家に持ち帰った。
山の稜線
↑3月4日に撮影した、小矢部川の堤防からの山の稜線。

 この3日間程は、部屋の掃除をしたりネットで買い物をしたり、ボーッとしたりして過ごしている。祭りが終わってしまった時のような、ちょっと虚脱感が出たのかもしれない。終わった後の寂しさと、ホッとした気持ちが入り交じっている。

 奄美・沖縄を撮影しながら、写真を撮る事の責任という事を考えていた 。
  写真を撮るという事は、ある意味とても凶暴な行為だと思う。写真を撮る事をシューティングとも言うが、カメラのレンズを人に向ける事とピストルの銃口を向ける事はどこか似ている。そうしてレンズを向けて撮影した写真に、どれだけの意味があるのかと考えてしまう事もある。また、例え撮った写真に意味があっても、それを残し、発表しなければ意味はない。撮ってしまった事への責任について色々考えていた。
 奄美や沖縄の集落を巡ってカメラによる祭祀の記録をしながら、写真が増えれば増えるほど撮ってしまった事への責任が自分の中で重くのしかかっていた。
 昨年製作したフォトブックで記録として残した事と、写真展『琉球弧 万華鏡』という形で撮った写真の一部を発表出来た事で、少し責任は果たせただろうか。
 『琉球弧 万華鏡』でも写真を展示した奄美大島のユタ神、阿世知照信さんが昨年の10月14日に逝去された。阿世知さんはユタであり、安木屋場集落にある今井権現の神主でもあった。毎年旧暦の9月9日に行なわれてきた今井大権現祭も、もう開催される事はないのかもしれない。

 You Tubeで、Ani DiFrancoの「 Imagine that」を見つけた。

↓今井大権現祭。→阿世知照信さん。
阿世知照信さん
今井大権現祭
ネットで購入したフィルムスキャナーなど
 一昨日ネットで注文したサンワサプライのフィルムスキャナー400-SCN024と、SDカード、カードリーダーが今日届いた。
 フィルムスキャナーはアマゾンで、SDカードとカードリーダーはヨドバシで購入した。
 フィルムスキャナーはニコンのクールスキャンVを使っていたが、今のOSには対応していないので、新しく買ってみた。どんな画像が取り込めるのだろうか。ちょっと冒険。
 もう少し休んだら、次の事を始めようか。
 備忘録として、ここ最近の気になった記事。
原発関連死1368人に 本紙集計 1年で136人増
廃炉作業員不足 協力企業の5割が懸念
福島・甲状腺検査 子のがん「多発」見解二分 過剰診断説VS被ばく影響説
田原総一朗らの“高市発言”抗議会見で明かされた現場の生の声!「デモの映像流せない」「なくなったニュース山ほど」
アベノミクスは裸の王様
新国立、聖火台の置き場なし 場外案に組織委反発
辺野古訴訟、国と沖縄の和解成立 移設工事を一時中止
翁長知事「残念だ」 国交相の辺野古承認取り消し是正指示

3月3日(木)

 桃の節句。家の座敷のテーブルにお雛様が飾られているが、あきらかにお雛様じゃない人形も並んでいる(笑)。
家のひな飾り
 福岡町のひな祭りも今日まで。せっかくなので、午後から島田邸と雅楽の館のひな飾りを見て来た。雅楽の館には、新しく製作した「蘇莫者(そまくしゃ)」の装束も展示してある。
↓→島田邸のひな飾り。
島田邸のひな飾り02
島田邸のひな飾り01
 写真展『古の雅 いにしえのみやび』『しまねこ』の展示も今日で終了。

3月1日(火)

 3月は雪で始まった。
 日曜日は、雅楽の館で雅楽の演奏などの催し物があったので、展示してあった『古の雅 いにしえのみやび』の写真をミュゼふくおかカメラ館のエントランスに飾った。月曜日は雅楽の館の休館日だったので、今日の9時にカメラ館から雅楽の館へ展示写真を再び運び、写真展『古の雅 いにしえのみやび』を再開。3月3日までです。
 雅楽の館からの帰り、雪景色が撮りたくて小矢部川の堤防を歩く。堤防を福岡中学の方まで歩いてから自宅に向かっていると、サークルKを過ぎた辺りで確定申告の書類を提出してきた村上さんの車に拾われる。村上さんのスタジオでコーヒー1杯ご馳走になるつもりが昼ご飯をご馳走になり、そのままドライブに。
雪景色01
↑上段と中段左は庄川水記念公園辺り。中段左と下段は閑乗寺高原辺り。↓井波?
雪景色02 
 砺波・庄川・井波・城端・福光とまわって、写真を撮って帰って来た。

2月へ