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○11月3日(土) 城間松明大綱引(グスクマ テービー) 城間サンパーク通り(浦添市) 18時〜
○11月3日(土) 琉球王朝祭り首里 12時50分〜15時30分
○11月3日(土)、4日(日) 第38回 読谷まつり 読谷村運動広場(読谷村)
○11月3日(土)、4日(日) 田尾8回壺屋やむちん通り祭り2012 壺屋やむちん通り及び路地裏(那覇市)
○11月6日(火) 勝井祐二+SoRA 高江・カフェ 山甌(やまがめ)にて open 18:00 start 19:00 charge 2000円 
○11月10日(土)、11日(日) サクラザカマルシェ 11時〜17時
○11月12日(月) 県立図書館 本の返却期限
○11月17日(土)、18日(日) おきなわ豊かな海づくりフェスタ in 糸満
○11月18日(日) 天皇陛下奉迎提灯大パレード
○11月20日(火) 七尾旅人 高江・カフェ 山甌(やまがめ)にて open 18:00 start 19:00 charge 2000円
○11月23日(金) 壺屋陶器まつり 那覇市立壺屋小学校(予定/那覇市)
○11月25日(日)、26日(月) 竹富島の種子取祭(たなどぅい) 世持御嶽(竹富島/竹富町)
○11月26日(月) 本の返却期限
○11月27日(火) 遠藤ミチロウ 高江・カフェ 山甌(やまがめ)にて open 18:00 start 19:00 charge 2000円
○11月28日(水)*旧暦10月15日 与論十五夜踊り/地主神社
○12月1日(土) 標的の村~国に訴えられた東村高江の住民たち~16時〜16時55分/琉球朝日放送 
○12月9日(日) Mac Bookの5年保証終了日
○12月16日(日) 普天間飛行場周辺行デモ行進
○12月31日(月)〜1月1日(火) 摩文仁・火と鐘のまつり 沖縄平和祈念堂(糸満市)
○1月1日(火)〜3日(木) 首里城「新春の宴」
○沖縄の交通機関 割引切符(詳しくは、こちら
ゆいレール 一日乗車券600円、2日乗車券1000円、三日乗車券1400円
那覇バス 一日乗り放題パスポート(那覇市内区間)660円、バスモノパス(那覇市内区間とモノレール全線一日乗り放題)1000円
那覇バス・琉球バス交通 土日祝1日限定フリー乗車券(111番高速バスを除く)2000円
琉球バス交通・沖縄バス・東陽バス・那覇バス ゴールデンウイークフリー乗車券1000円、バスの日(9月20日頃)フリー乗車券1000円
読谷村コミュニティーバス 1日乗車券400円
石垣島・東運輸 空港線・川平リゾート線5日間フリーパス1000円、みちくさフリーパス(全ての路線バスが、5日間乗り放題)2000円
西表島・西表島交通 1Day Free Pass1000円、3Day Free Pass1500円
与論島・南陸運 2日間乗り放題チケット500円
○福島第一原発事故に関するリンク集 http://www.scn-net.ne.jp/~onodak/news/index.html
○DAYSから視る日々 http://daysjapanblog.seesaa.net/
○独立系メディア今日のコラム 青山貞一・池田こみち http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm
○小出裕章(京大助教)非公式まとめ http://hiroakikoide.wordpress.com/
○twitter#genpatsu http://twitter.com/#!/search?q=%23genpatsu
○twitter#fukushima http://twitter.com/#!/search?q=%23fukushima
○やんばる東村 高江の現状 http://takae.ti-da.net/

11月29日(木)

 午前中は石垣島、竹富島で撮影してきた写真データを外付けハードディスク2台に2重のバックアップをする作業。
 12時にIさん夫妻と壺屋焼物博物館の前で待ち合わせ。迷路のような市場をしばらく歩いて、公設市場の2階で昼食。食事の後、少し市場を散策して国際通りに出たところでIさん夫妻を見送った。
公設市場2階の食堂

←公設市場2階の食堂。色んなお店が、仕切りもほとんど無く並んでいる。昼時だったので空いているお店のテーブルに。
→そーめんちゃんぷる。

そーめんちゃんぷる
ゴーヤちゃんぷる
ラフティ
てびちの煮付け
↑ゴーヤちゃんぷる
↑ラフティ
↑てびちの煮付け
刺身の盛り合わせ

 不動産屋へ来月分の家賃を払いに行き、冷蔵庫の中がほぼ空なのでスーパーと魚市場で買い物。パソコン作業をしながら、ケララカレーと鮪の佃煮を作る。

←魚市場で買った、刺身の切り落とし盛り合わせ。遅めの時間に行ったからか、大きめのトレーに入って500円。持つと重みがある(笑)。鮪は半分を甘辛く炊いて佃煮に。残りは刺身と漬けにした。

11月28日(水)

 朝10時にチェックアウトし、大きなバックを置かせてもらい自転車を借りてサイクリング。海岸沿いを少し走ってみる。24日にお弁当や総菜を買ったスーパーで300円のカツ丼と、200円のチヂミをくるくると巻いたような小麦粉の総菜を購入。ゆんたく館で新聞を見ながら食べる。
 自転車で出歩くのも疲れたので、市立図書館で本を見ながら過ごす。15時ちょっと前に図書館を出て、宿へ戻る。自転車を返し、置いておいた荷物を引き上げてバスターミナルへ。空港線で石垣空港へ。
石垣島の風景
 帰りの飛行機は、石垣空港を17時45分発のJTA0624便。出発の2時間程前に空港に着いて搭乗手続きを済ませ、出発ロビーでゆっくりと過ごす。
飛行場
→石垣空港にて。歩いて搭乗します。
↓飛行機の窓から眺める雲海。美しい。
雲海
 那覇空港に着いて、Iさんに連絡。おもろまち駅で待ち合わせる事にしてモノレールに乗ると、途中の県庁前駅からIさん夫妻が乗車して来てお互いに大笑い。
 おもろまちから安里へ歩き、山羊料理専門店でヤギ刺しとヤギのチーイリチャーを食べる。その後、栄町市場の中の居酒屋で泡盛を飲んで帰宅。 
↓左はヤギの刺身。真ん中はヤギの肉を血と味噌を混ぜて炒めた、チーイリチャー。巨大な看板、巨大な文字で何のお店か一目瞭然です。
山羊料理
  石垣旅行の荷物を持ったままなので、帰りはタクシーを使った。崇元寺横の路地を入り58号に出る手前で降ろしてもらい、料金は500円。
 旅行の荷物もそのままに布団に入り、バタンと就寝。
 本日の出費。昼食500円。レンタサイクル600円。バスターミナル→空港200円。那覇空港→おもろまち290円。居酒屋2000円。タクシー500円。

11月27日(火)

 朝方に激しい雨。今日は一日雨かな?と思ったが徐々に小降りになり10時にチェックアウトする頃には曇り空。雨は止んでも肌寒い。大きなバックを預かってもらい、散歩に出る。世持御嶽の舞台はもう解体されたかと思い見に行くと、昨日片付けた状態の まま。朝方の激しい雨で、舞台の片付けは延期になったのだろうか?
西桟橋
 まだ行っていなかった西桟橋まで歩き、海を眺め、町中を通りながら宿に帰って来るとスタッフがお昼ご飯を食べるところ。材料代分300円でご馳走になれるというので、お願いする。シチューとご飯とゆし豆腐、泡盛をショットで2杯。
 泡盛で頭と身体がほんわりしたところで、バックを背負って港まで歩く。片道670円のチケットを買い、待合室でしばらく待って、13時45分発のフェリーで石垣島へ。
 離島ターミナルから先日宿泊したドミトリーへ。チェックインを済ませ、荷物を置いて少し布団に横になる。23日に購入した全バス路線乗り放題の切符が使えるのは、今日まで。バスの時刻表を眺め、どの路線に乗るかを決めてバスターミナルへ。
 15時30分の米原キャンプ場線に乗り、川平へ。この路線は島の中程を抜けて海岸に出る。
バスの窓から
川平湾
 川平まで1時間20分ほどだが、他に乗って来る人もおらず貸し切り状態だった。川平に着いて湾を眺める。グラスボートの船が何隻も浮かんでいるが、あいにくの曇り空で肌寒く、観光客は疎らだ。
 バス停に戻り、帰りは17時30分の川平リゾート線でバスターミナルへ戻る。5日間乗り放題のチケットだが、竹富島に行っていたので使えたのは2日間。それでも一日2往復の川原線以外は乗れたかな?これで2000円はお得なチケットだと思う。
 そろそろ晩ご飯の時間なので先日食べに行ったのりば食堂に行こうと30分毎にでている白保線のバスを待っていたら、先に18時20分の伊原間・平野行きが来た。たしかこの路線も登野城七町内を通るので、運転手に確認して乗車。前回は700円の八重山そばセットを注文したが、今日は奮発して900円のとんかつセット。とんかつ、さしみ、小そば、油味噌。
 食べ終わってお店の前を18時55分発の白保線でバスターミナルへ。宿に戻る途中、コンビニで泡盛とお茶とポテトチップを買って帰る。
 ちびちびと泡盛を呑んでカプセル風のベッドに戻り、早めに就寝。23時過ぎ、寝ていたら携帯が鳴る。Iさんから、明日沖縄に行くので那覇で飲もうというお誘いの電話だった。
 本日の出費。昼ご飯300円。竹富島→石垣島670円。晩ご飯900円。ポテトチップス138円、お茶178円、泡盛・八重泉389円。宿泊費1800円。

11月26日(月)

 朝4時半に起きて簡単に支度をし、昨晩の根原家へ。5時前に着くとユークイの一団が集合し、ユークイ留めが行われた。この後、世持御嶽へ行きイバン返上が行われ、これでユークイは総て終了となったようだ。
 この日の進行を、いただいたプリントから書き出します。 

 午前5時、三集落のユークイの一団は、根原家で一つになってユークイ留めを行う。
○午前05時30分頃 世持御嶽へ。イバン返上を行ないユークイは総て終了。
 二日目のムイムイの願い。幸本フシンガーラの願い日とされ、それを祝して仲筋村のシドゥリャニが奉納される。 その後、前日同様の乾鯛の儀式が行われる。その後、玻座間村西地区の主事宅へ参詣。9時頃世持御嶽へもどる。
○午前09時30分頃 庭の奉納芸能(前日と同じ)がある。
○午前10時30分頃 仲筋村の舞台の奉納芸能が終日行われる。
 別途奉納芸能演目がある。仲筋村長者、彌勒、御主前狂言、種子蒔狂言、天人狂言などがあり、最後は鬼捕りで奉納芸能は終了。
○午後05時30分頃 芸能の奉納はすべて終了。
○午後06時30分頃 種子取祭首尾方の御礼(世持御嶽、彌勒奉安殿)を行う。

根原家でのユークイ留め
↑根原家でのユークイ留め。
イバン返上
シドゥリャニ

↑世持御嶽でのイバン返上。

←仲筋村のシドゥリャニの奉納。

↓乾鯛(歓待)の儀式。

乾鯛の儀式
参詣
↑玻座間村西地区の主事宅へ参詣。
庭の奉納芸
ホンジャー

↑初日と同じ演目の、庭の奉納芸。

←舞台の奉納芸の1番目に登場するホンジャー(長者)と、→2番目に登場するミルク(彌勒)。

ミルク
彌勒奉安殿と芳名
↑左・奉安殿に戻られた彌勒さま。右・昨日寄付をしたので、名前が書かれていた。良い記念になりました。
 お昼近くになりカメラと携帯のバッテリーチャージ、データのバックアップをしに宿に戻る。チャージしている間に石垣島で買って来たカップ麺で昼食をとり、シャワーを浴びる。宿に戻ってしばらくして外は台風並みの暴風雨。
雨の中の舞台

 2時間半程休んで、雨が小降りになってきたので世持御嶽へ。一時より雨はだいぶ小降りになって来たけれど、電線の関係か電圧の関係かしばらく舞台の照明が、ついたり消えたり。それでもステージ裏に控える地謡の生音だけで舞踊は進んで行く。見事でした。

←宿で休んでいる間に、舞台の周りにテントが張られ、スピーカーにビニール袋が被せられて雨対策がされていた。

舞台の奉納芸

→多彩な演目の中でも一際異彩を放っていた、サングルロ。前衛舞踊のような趣もある。2008年のものですが、You Tubeに動画がありました。

 狂言では、アレは誰それの孫だ長男だと、それだけで客席は盛り上がる。これも田舎芝居、村芝居の楽しさだろう。

サングルロ
世持御嶽で儀礼
舞台の片付け
 最後の演目が終了し、世持御嶽で儀礼が行われ、舞台の片付け。
 畳やパイプ椅子、ござ等を運んで1時間ほどお手伝いして、宿へ戻る。
  宿でカップ麺とオリオンビールを買って簡単な晩ご飯。宿のゲストの方から泡盛や、イイヤチ、フーチャンプルーなどをご馳走になる。
 さすがにクタクタで、既に何がいつの出来事だか解らなくなっている。
 本日の出費。カップ麺とオリオンビール400円。

11月25日(日)

 奉納芸能の初日。
 朝5時半頃に起きて支度をして、世持御嶽の隣りの彌勒奉安殿へ。
 この日の進行を、前日いただいたプリントから 書き出します。

 バルヒル願いの日、奉納芸能初日。
○午前06時00分頃
 彌勒奉安殿には公民館役員、有志、三郷友会長などが彌勒興しの祈願。
 玻座間御嶽では神司たちの祈願。
 その後、両者は世持御嶽に合流し、バルヒルの願い、イバン取りの儀式がある。
 場所を奉納芸能の舞台に移して、乾鯛の儀式が行われる。
○午前08時00分前 仲筋地区の主事宅へ参詣。 
○午前09時00分  世持御嶽へもどる
○午前09時30分頃 庭の芸能を奉納
 棒術、太鼓、マミドー、ジッチェ、マサカイ、祝種子取、腕棒、馬乗者の順で行われる。
○午前10時30分頃 玻座間村の舞台の奉納芸能が行われる。その順序は、玻座間長者、弥勒、鍛冶工、組頭、世持、世曳狂言など。曽我の夜討で初日の芸能は終了する。
○午後05時30分頃 イバン(九年母)戴みの儀式がある。
 それから世乞い(ユークイ)が始まる。ユークイは、種子取祭を統一した根原カンドゥをまつる根原屋から始まり、その後三集落に別れてユークイが深夜まで行われる。
・東集落 宇根屋、興那国屋、神司・顧問家、公民館長家、各家を回り最後は宇根屋。
・西集落 神司家、玻座間長者家、顧問家、主事家、各家を回り最後は上間屋。
・仲筋村 神司家、仲筋長者家、主事家を回り最後は顧問家。

彌勒興しの祈願と神司の祈願
↑左は彌勒奉安殿での彌勒興しの祈願。右は世持御嶽での神司の祈願。
↓→イバン(九年母)取り。九年母はミカン科の常緑低木。
イバン取り02
イバン取り01
乾鯛の儀式01
乾鯛の儀式02

←↑奉納芸能の舞台での乾鯛(歓待)の儀式。

↓神司を先頭に、カミミチを通って仲筋地区の主事宅へ参詣。
参詣
↓庭の奉納芸
庭の奉納芸
 庭の芸能から舞台芸能へ。お昼近くになり、バッテリーのチャージ、データのバックアップを兼ねて一旦宿へ。2時間ほど休憩して再び舞台芸能を見に、世持御嶽へ戻る。販売コーナーで竹富島古謡集と手ぬぐいのユークイセットを購入し、舞台裏の受付へ寄付をおさめる。お弁当とお茶とお菓子をもらい、食べながら舞踊を観賞。
お弁当01
お弁当02
↑寄付をして受付で頂いたお弁当とお茶とお菓子。
←左下の白いご飯のようなものが、イイヤチ(飯初)。
↓舞台の奉納芸能。
舞台の奉納芸
イバン戴きの儀式01
イバン戴きの儀式02
↑→イバン戴みの儀式。↓ユークイ(世乞い)。
ユークイ01
ユークイ02
 17時半に奉納芸が終了し、イバンの儀式があり、19時頃に根原家からユークイが始まった。神司の後について歩き、ユークイに参加してみた。頭に白の手ぬぐいを巻き、庭に敷かれたゴザに座る。蛸とニンニク、お神酒(泡盛)をいただき、神唄をうたう。3軒ほど参加して宿に戻る。
 撮影データをバックアップして、バッテリーの充電をしていると宿の近くにある主事家にユークイの一行がまわって来た。明日の朝も早いので、少しだけ見学してから泡盛を呑んでベッドに入った。
 本日の出費。寄付5000円、ユークイセット1000円。

11月24日(土)

 朝9時過ぎにチェックアウト。大きなバックを共同スペースに置かせてもらって、近所を散歩。宮良殿内、権現堂、桃林寺などを見て歩く。途中にあったスーパーでお弁当や総菜を購入。宿の近くにある、ゆんたく館で買って来たお弁当を一つ食べてお昼ご飯。
石垣島スナップ
 12時頃に宿へバックを取りに戻り、そのまま離島ターミナルへ。12時30分の竹富島行きの船に乗り込む。10分ほどで島に到着。桟橋を進むと島内を巡回するバスがあり、宿の名前を言うと前まで乗せて行ってくれた。チェックインを済ませ、3日分6000円を支払う。
 荷物を置いて、さっそく島内を散歩。明日奉納芸が行われる世持御嶽に行くと、幕を張ったりと準備の最中だった。横では大きな鍋で蛸を煮ていた。
 今回の旅行の目的は、竹富島の種子取祭(たなどぅい)を見る事。竹富島観光センターのホームページに、この祭りについて分かり易く解説したページがあります。
→明朝神司が通るカミミチの掃除。↓奉納芸が行われる舞台の設営。
カミミチの掃除
舞台の設営
  アチコチ散歩して宿に戻ってシャワーを浴び、早めに晩ご飯を食べようと思って支度をしていると、村内放送で明日撮影するカメラマンの方は、まちなみ館にお集り下さいというアナウンス。17時から撮影に関する講話が行われるというので、ご飯を途中にして駆けつける。
撮影の説明会

 種子取祭や、島に関する資料、明日・明後日の儀式の説明や撮影ポイントを説明して下さった。
 説明会は18時を少し過ぎた頃に終わった。資料に書いてあった今晩20時からの儀式の説明がなかったので、これは撮影できないのかと尋ねたら、説明するのを忘れたそうだ。

←参詣を撮影する時は神司の前を横切ったり、追い越しては行けないなどの注意事項を説明して下さる。

 一旦宿で晩ご飯を食べてから、教えていただいた家へ出かける。公民館でいただいた日程を説明したプリントには、「この日はフクミといい芸能の稽古の総仕上げの日。午後8時から公民館役員、石垣・東京・沖縄の各郷友会長などがブドゥイドゥン・狂言ドゥンを訪ねて挨拶し激励する」と書いてある。
国吉家にて
 1時間ほど儀式を見学してから世持御嶽に行って、明日の奉納芸の舞台練習を見せてもらって宿に帰った。
練習風景
 本日の出費。宮良殿内入場料200円。お弁当400円、おにぎり120円、寿司200円、魚天ぷら200円、カップ麺118円、カップ焼きそば128円。石垣島→竹富島670円。宿泊費3泊分6000円。

11月23日(金)

 10時少し前にチェックアウト。大きなバックをフロントに預かってもらい、隣りのバスターミナルへ。全路線バス5日間乗り放題のチケット2000円を購入。まずは大まかに島を一周してみようと思い、10時45分発の西方面・伊原間線に乗り終点の伊原間へ。12時15分に着くと、東方面からのバスが12時20分に到着。こちらは伊原間から先は平野線になり、島の先端の平野に行く。
 平野に到着したのは12時50分で、13時10分にバスターミナルに向けて折り返す。その20分ほどの間に小さな集落を少し歩いてみた。たぶん石垣島で一番北の集落だ。
 平野から伊原間までは同じ道だが、伊原間からバスターミナルまでは来た時と反対周りになる。この帰りの東方面の方が30分ほど乗っている時間は短く、終点のバスターミナルに14時40分に着いた。
バスからのスナップ
 バスターミナルからホテルへ行き預かってもらった荷物を引き取り、今日泊まる近くのドミトリーへ。フロントでチェックインの手続きをし、カプセルタイプの部屋1800円を支払う。
 荷物を置き、明日から泊まる竹富島の宿に確認の電話を入れ、またバスターミナルへ。今度は16時15分の川平リゾート線で唐人墓へ。
  石垣島には1999年3月号の月刊「ホテル旅館」の仕事で一度来ている。この時は1泊2日で、石垣全日空ホテル&リゾート(現ANAインターコンチネンタル石垣リゾート)の撮影だった。撮影を終えて帰る日の午前中に、ホテルスタッフの女性がせっかく石垣島に来たのだからと唐人墓と川平湾を車で案内して下さった。
 唐人墓に来てみて、カラフルに装飾されたその建物が記憶より随分と小さくて、なんだか拍子抜けした。記憶はいつも実際より大きく覚えているもののようだ。
 帰りのバスまで1時間と少しある。唐人墓と道を挟んで反対側の堤防に腰を下ろして、海を眺める。沖には平べったい竹富島が見える。天気予報は曇り時々雨だったが、日中はほぼ晴れだった。午後も遅くなって雨雲が流れて来て、今、竹富島の上空にもかかりそうだ。
夕暮れの海
唐人墓

↑自分の記憶よりずっと小さかった唐人墓。
←唐人墓の横を通る道から眺めた海。沖の左に見える平べったい島影は、竹富島。

 バスターミナル行きのバスが来たので乗り込む。晩ご飯は、昨日自転車で店の前を通って気になっていたのりば食堂に行ってみる。ちょっと遠いが、ガイドブックの地図を見ながらトボトボと歩く。
 畳の小上がりに座り、そばセット700円を注文。ウコンを麺に練り込んだそば、じゅうしい(かやくご飯)、お刺身、小鉢は野菜の和え物、サービスの油ミソ。コンビニの弁当で済まそうかと思っていたけれど、食べに来て良かった。
ソバセット
←そばセット700円。麺にはウコンが練り込んである。

↓昭和な感じが落ち着く、のりば食堂の店内。
のりば食堂の店内
 店名の示す通り、店の前は登野城七町内のバス停。支払いを済ませバスが来る時間の少し前に外で待っていたら、お店の女性が串に刺した物を持って出て来た。バスを待つ間に食べて、という事らしい。ターム(田芋)を揚げた物だった。ご馳走さまです。
 時間通りにやって来たバスに乗る。バスが動き出すと、はす向かいのおばあさんが乗り過ごしたという。ボクが今乗って来た登野城七町内で降りる予定だったのかと思っていたら、どうやらその3つ手前の空港入口で降りるつもりだったらしい。横の人と話しに夢中で乗り過ごしたそうだが、バス停4つ分は随分とのんびりしている。
 バスターミナルの一つ手前の博物館前で降りて、宿に帰る。木製のカプセルベッドにゴロンと横になり泡盛をちびちび。共有スペースから漏れて来る話し声と、お世辞にも上手とは言えない三線の音を聞きながら寝た。
 本日の出費。5日間バスフリーパス2000円。カレーパン140円、お茶120円、飴188円。宿泊費1800円。晩ご飯700円。

11月22日(木)

 10時20分発のJTA605便で、石垣島へ。出発の2時間ほど前に那覇空港へ行き、早めに搭乗手続きを済ませ、ロビーで家から持って来たバナナ3本を朝食代わりに食べる。
 出発も到着も予定時間通りで、石垣空港には1時間ほどで着いた。預けていた荷物を受け取り空港の外に出ると、ちょうどバスターミナル行きのバスがやって来た。
 今日泊まる事になっているホテルは、バスターミナルの横にあった。チェックインには早い時間だったので、フロントで荷物だけ預かってもらい散歩に。しばらくウロウロしてからお昼ご飯。飛行場でもらった観光ガイドを見ながら、とんかつ定食を食べる。
 食べ終わって石垣島市観光協会、市立図書館へ。図書館であれこれと沖縄、八重山に関する本を眺めてから離島ターミナルへ寄って、ホテルに戻る。フロントで鍵を貰い、部屋に行こうとエレベーターに乗ると、自転車無料貸し出しと書いた張り紙を見つけた。とりあえず荷物を入れてすぐにフロントに戻り、自転車を1台借りて周辺を走ってみる。途中から後輪のブレーキのワイヤーが切れているのか、ブレーキが利かない事が判明。
 スーパーを見つけたので飲み物、食べ物を購入してホテルへ戻る。途中、天川御嶽と美崎御嶽を見つけたのでお参りと撮影。どちらの御嶽も佇まいが美しい。
スナップ
 明日からはドミトリーなので、今日は湯船にお湯をはってゆっくり浸かる。シーズンオフだからか、ツインを一人で使っている。テレビはずっと、信用金庫の立てこもり事件を報じている。買って来た泡盛をちびちびと呑みながら、早めに就寝。
バスターミナル
ホテルの部屋
↑格安チケットを往復で買うのと1000円程しか違わなかった、ホテル1泊付きのパック。ツインルーム、朝食付き、自転車無料貸し出しとかなりお得。←部屋の窓からバスターミナルを見下ろす。
 本日の出費。美栄橋→那覇空港290円。石垣空港→バスターミナル200円。ランチのとんかつ定食690円。スーパーで買い物、ポテトチップス98円、ブレンドコーヒー116円、泡盛・請福498円、アイスティー105円、じゅうしいおにぎり84円、煮付けセット398円、レジ袋3円。

11月20日(火)

 昼ご飯に一昨日作った肉豆腐を食べる。生卵につけてスキヤキ風にしてみた。
 新都心の郵便局からエクスパックライトで写真を送ってから、水道局へ行き水道料金の支払い。なんだか検針票と請求書がいくつもあるので確認したら、検針は2ヶ月に一度でそれを半分に割って毎月請求しているそうだ。それなら請求も2ヶ月に一度でいいんじゃないかと思うんだが。
 水道料金を払った後、コンビニで電気料金の支払い。コンビニで公共料金の支払いをするようになったのは沖縄に引っ越してからですが、コンビニの店員さんは愛想良くテキパキとこなしますね。とくにファミリーマートの店員さんは丁寧な気がします。
 支払いが済んで自転車で少しぷらぷら。ジュンク堂で、来年のスケジュール帳を購入。高校を卒業してから毎年スケジュール帳を買っていたが、今年は買わなかった。昨年は奄美手帳を買って使っていたが、あまり使用しなかったので今年は普通のノートに東京や離島に行く時だけ日程を書き込んだりしていた。それでも何とかなるが、沖縄は年中行事や祭祀が多いので、やっぱりスケジュール帳があると便利かと思いOKINAWA Resort Diaryというのを買ってみた。
2013スケジュール帳 中頁
2013スケジュール帳 表紙
今日の那覇の夕暮れ

 肉豆腐は今日の昼の分でなくなり、晩ご飯はカレー。こちらも明日カレーうどんにすればお終いかな。

←久しぶりにベランダから那覇の街。日差しは強いけれど、風が冷たくなってきました。

 今月3日に行われた、古式行列と城間松明大綱引の写真をPhoto Albumにしました。古式行列はこちら、大綱引きはこちら

琉球王朝絵巻行列
↑古式行列。↓城間松明大綱引のしゃもじ合戦。
城間松明大綱引

11月18日(日)

 昼ご飯を食べてから、スーパーへ買い出し。買って来た食材で、カレーと肉豆腐を作る。これで2、3日は料理作らなくても大丈夫かな?
波上宮 七五三
 15日の七五三から初めての日曜日。波上宮に行くと、着飾った子供達が両親に連れられてお参りに来ていた。
  境内で写真を撮っていると、巫女さんに先導されて新郎新婦と親族の方々が鳥居をくぐり拝殿の中へ。神前式が始まった。この結婚式があるからか、少し端に寄せられたお賽銭箱に、小銭をチャリンと入れて、私もウートートゥ。お二人の幸せを少し祈ってみました。
波上宮 結婚式
 式が終わり拝殿の前で記念写真を撮影しているのを見てから、自転車で国際通りへ。国際通りを少し入った緑ヶ丘公園で17時半から、天皇陛下奉迎提灯大パレードのオープニングがあるので見に行く。
 天皇皇后両陛下は、糸満市で開催されるおきなわ豊かな海づくりフェスタ in 糸満のために昨日来沖された。
 今日はそれを歓迎して、18時から国際通りをスタートし奧武山公園まで日の丸の旗と提灯を持って歩くパレードが行われる。
→両陛下が国立沖縄戦没者墓苑を訪問されたのを報じる、昨日のテレビニュース。
テレビのニュース画面
天皇陛下奉迎提灯大パレード
 奧武山公園に到着し、川を挟んで両陛下がお泊まりになっているであろうホテルに向かって旗頭や空手の演舞などが行われた。
 20時過ぎ、来た道を辿りながら緑ヶ丘公園へと戻る。とめて置いた自転車で家へ。炊飯器のスイッチを入れ、カレーを温めて少し遅めの晩ご飯。食材を買うついでに100円ショップで缶切りを買ってきたので、食後に一昨日嘉手納で買った桜桃を食べる。
パレードの帰り道
  沖縄で見る日の丸は、色んな事を考えさせる。主催者発表では、7000人がパレードに参加したそうだ。

11月16日(金)

 朝ご飯の代わりに、一昨日貰った琉球の焼き菓子・こんぺんを食べる。中はゴマを練り込んだアンコでした。
 泊南公園で行われたヒマーチヌ御願の写真を公園近くの果物やさんに届けてから、久しぶりに自転車で遠出。嘉手納方面を目指す。
 国道58号を走り、浦添市を過ぎて大謝名に来た時に住宅地の上空をオスプレイが飛行しているのを発見。カメラを取り出すのが遅くて撮影できなかった・・・orz。
 家をお昼頃に出発して、もうすぐ1時。ちょっとお腹も空いてきて、どうしようかな?と悩んだ時に、最近チェックしている沖縄B級ポータルサイトDEEokinawaに紹介されていた食堂自流を思い出した。
 58号の大謝名の交差点から少し中に入った場所で、直ぐに見つかった。壁に貼られたメニューを見て、350円のカツ丼を注文。しばらくして出て来たどんぶりの蓋を開けて驚いた。卵でとじた野菜炒めの上にソースがかかっている。これは何だろうと思いながら観察すると、野菜の下に揚げ物が。
 ご飯、トンカツ、野菜炒めの卵とじ、ソースの順に重ねられている。普通のカツ丼でもないし、ソースカツ丼とも違う。ご飯の上のトンカツの半分に卵とじを、半分にソースをかけて、野菜炒めは別皿だったらもっといいのにな〜と思いながら美味しくいただきました。
カツ丼
←350円のカツ丼。
↓沖縄の古い建物によくある、看板ではなく直接コンクリートの壁に書かれた店名。看板だと台風で飛ばされるからだろうか?
食堂自流
 お腹がふくれたので国道58号に戻り、普天間基地の横を通り北谷へ。観覧車のあるアメリカンビレッジへ寄ってみる。
看板?
北谷アメリカンビレッジ
↑アメリカンビレッジ。
←ビルの上のグルメ回転寿司市場と居酒屋味自慢は看板のように見えるが、これも壁に直接描いているっぽい。屋上の壁をこの形に設計したのが凄い。
 しばらくビレッジ周辺を自転車で走り、また国道58号に戻り嘉手納まで。軍用機が続けざまに低空飛行で58号を横切り、基地の中に消えて行った。
嘉手納 軍用機

 嘉手納から寄り道もせず国道58号を走って那覇へと帰る。新都心の辺りで空に茜雲。家に着いたのは6時頃で、嘉手納からゆっくり走って2時間ほどかかった。
 嘉手納のスーパーで買った黄桃の缶詰を食べようと思ったが、缶切りが見つからない・・・orz。

 衆議院が解散。<太陽の党>解党、維新と合流へ 「減税」とは破談←何やってんだろう、この人たち。だけど、今晩のボクの問題は缶切りがない。行かなくちゃ 缶切り買いに行かなくちゃ でも今日は疲れてて無理 

テレビでは我が国の将来の問題を
誰かが深刻な顔をしてしゃべっている
だけども問題は今日の雨 傘がない

You Tubeから「傘がない/井上陽水」。名曲です。

 本日のスナップをPhoto Albumにしました。こちら

11月14日(水)

 先日の日曜日、近所の電信柱にお知らせと書いた張り紙を見つけた。11月14日の午後1時から泊の「村ウガミ」ヒマーチヌ御願を、泊南公園で執り行いますというものだった。
 ヒマーチヌ御願・・・何だろうと気になっていたので、今日、昼ご飯を食べてから自転車で5分くらいの泊南公園に行ってみた。
 12時40分頃に公園に着くと既に始まっているようで、公園の隅にある拝所で御願でいる方、公園の真ん中に設けられたテーブルと椅子でゆんたくされている方々がいらした。ご夫人ばかりで少し気後れするが、張り紙を見て興味があって来ましたと告げ、少し話しを聞き、少し写真を撮らせてもらった。
 午後1時から4時までと張り紙に書いてあったので、ここに集合して泊村(現在の泊1、2丁目)にある拝所を巡るのかと思っていましたが、代表の方が午前中に7箇所ほどの拝所で安全や健康を祈願されたようです。
 次々に集まっていらっしゃる方は、公園の隅の拝所で御願をされお札をもらいます。ヒマーチヌは火まつりという意味で、火事にならないようにお札を台所に貼るそうです。
 女性だけで行う祭祀ですかと尋ねたら、昔は男性が多かったが時代が変わって男性は会社勤めになり、参加できなくなったそうだ。今日は旧暦の10月1日で、平日だ。確かに平日の昼間だと、勤め人は参加するのが難しいですね。
  拝所の上には石があり、隠居のお嶽と彫られている。隠居されたのは、近くにある崇元寺(そうげんじ)のお坊さんだそうだが、それと火の神様がどう結びつくのかはわからなかった。ちなみに崇元寺は沖縄戦で焼失し、現在残っている三連アーチ型の石門は重要文化財に指定されている。かつては尚氏王統の霊を祀るお寺だったそうだが、今は公園になっている。
  色々と教えていただいて公園を出ようとすると、お土産ですと果物の入ったビニール袋をいただいた。

↓御願に人が集まっている泊南公園。→公園の隅にある拝所。上の石には、隠居のお嶽と彫られている。
ヒマーチヌ御願02
ヒマーチヌ御願01
魅川憲一郎ショー
 泊南公園から自転車で国際通りへ。平和通り商店街の中に、ひやみかちマチグヮー館というイベント会場があり、無料で観覧できるというのを最近知ったので行ってみた。今日は14時〜14時30分まで魅川憲一郎さんのものまね歌謡ショーだった。魅川憲一郎さんは、沖縄に引っ越してからローカルのテレビ番組でよく観る。大人気で開演直前に椅子を追加したが、立ち見の方もけっこういらした。
 歌謡ショーの後、市場を少し散歩。直ぐに帰るのも勿体ないので牧志、辻、若狭の路地をぷらぷらと自転車を走らせる。波之上ビーチにも寄ったが、さすがにもう泳いでいる人はいなかった。
 本日のスナップをPhoto Albumにしました。こちら
泊港
←泊港にて。実際よりアンダー目に撮っています。↓お土産にいただいた袋にはミカン、バナナの他にお饅頭と、琉球の焼き菓子・こんぺんが入っていた。
お土産
 今日の党首討論で明後日16日に衆議院の解散、来月4日に公示し、16日に選挙と言う流れが濃厚になった。夜、政局についてのニュースを見ていると、森 光子さん死去のテロップが流れる。
 女優の森 光子さんが10日に亡くなられた事がわかった。

11月13日(火)

 先日都知事の職を放り出した石原慎太郎氏が、新党を立ち上げ、その名前が太陽の党だという。
  本人の著作「太陽の季節」から持って来たのか、弟の「太陽に吠えろ」から持って来たのか知らないが、タイヨウノトウと聞いてまず思い浮かぶのは大阪万博でのモニュメント「太陽の塔」。なぜ岡本太郎の強烈な印象が残るタイヨウノトウという名前を付けたのか?と思ったが、もうすでに1970年の大阪万博を知らない人も多いのかと思い直した。ボクなど一度頭の中で太陽の塔から太陽の党に変換しなくてはいけないが、若い人たちにはすんなり太陽の党として受け入れられるのだろう。
 昨日、クレージーキャッツの桜井センリさんの訃報が、ニュースで流れた。これでクレージーのメンバーは犬塚弘さんだけとなった。
 クレージーキャッツは、僕にはシャボン玉ホリデーと強く結びついているが、第1期の放送は1972年までだそうだ。今40歳より若い人はこの番組も、クレージーキャッツもピンとこないかもしれないな。
 You Tubeから「シャボン玉ホリデー」。この頃のテレビは魔法の箱で、登場する人たちはキラキラと輝くスターだった。 谷啓さんの”ガチョーン”、ハナ肇さんの”アッと驚く為五郎”は、イヤミのシェーと同じく小学生だったボクらが大好きなギャグだった。
 ハナ肇さんと言えば、ドラム・ソロで叩いているうちにドラムからシンバルスタンドへ、そして床を叩きながらステージの前に出てくるというギャグがあった。これはハナ肇さんの専売特許で他にやる人はいないだろうと思っていたら、デイヴィッド・マレーのバンドで来日したアンドリュー・シリルがドラム・ソロで床を叩き出して驚いた。
 You Tubeから「クレージーキャッツ wirh タモリ」(ドラム・ソロも有り)。
 アンドリュー・シリルがハナ肇さんを真似たとも、その反対も考え難いが、それとも他に先駆者がいるのだろうか??
↓→アンドリュー・シリル。1993年6月に撮影。ドラム・ソロの途中から、床を叩くパフォーマンス。
アンドリュー・シリル02
アンドリュー・シリル01

 2ヶ月ほど放っておいたら髪の毛がボサボサになって来たので、散髪に。沖縄に引っ越して初めてだ。何回かお店の前を通り、大人調髪900円に魅かれていた理髪店に入る。3ミリのバリカンを入れてソフトモヒカンにした。待ち時間もなかったので10分程で完成。支払いになって、700円ですと言われてビックリ。900円でも安いな〜と思っていたが、平日は700円でいいんだとか。
 昨日、今帰仁村の泡盛・美しき古里を飲み干したので、今日、宮古島の泡盛・多良川を買って来た。
 これで沖縄に来てからの泡盛遍歴は、久米仙→菊之露→残波→忠孝→美しき古里→多良川。

↓900円でも安いと思っていたが、平日はカット700円。→宮古島の泡盛・多良川。
多良川
平日カット700円の店
 昨日は返却期限の本を返しに、県立図書館へ。読み終えた4冊を返し、読み切れなかった1冊を延長してもらい、新たに「太陽と風とカンカラ三線/ 沖縄を見続けた写真家 平良孝七の世界」を借りて来た。隣りの市立中央図書館は休館だったので、牧志にあるほしぞら図書館で「赤いゴーヤー/比嘉豊光写真集1970→1972」(ゆめあ〜る)、「世界の詩 山之口 貘詩集/金子光晴編」(彌生書房)を借りる。
 高田渡さんの曲に「生活の柄」と言う曲があるのは知っていたが、その詩が山之口 貘によるもので、山之口 貘が沖縄出身の詩人だと最近知ったので1冊借りて来た。*本の返却期限は11月26日。
借りて来た本

生活の柄/山之口 貘

歩き疲れては 
夜空と陸との隙間にもぐり込んで寝たのである
草に埋もれて寝たのである
ところ構わず寝たのである
寝たのであるが
ねむれたのでもあったのかー
このごろはねむれない
陸を敷いてはねむれない
夜空の下ではねむれない

 You Tubeから「生活の柄/高田 渡」。

11月11日(日)

 昨日、今日と桜坂を中心にした街フェス・ASYLUMが開催されている。このところ部屋に閉じこもりがちだったので、散歩がてら出かけてみた。 
 桜坂劇場の前に自転車を止め、目の前の希望ヶ丘公園のサクラザカマルシェに立ち寄る。出店を見て回っていると、先月宮古島で泊まったゲストハウスのスタッフをしていた男性とバッタリ再会。先月の末にヘルパーの仕事を辞めて那覇に来て、これから本島の北部に少し行くらしい。よい旅を。
 公園を出て、久しぶりに公設市場、農連市場とその周りを散歩。農連市場の中を流れる川で釣りをしているオジさん達がいて、たくさん釣れている。黒いので最初は鯉かと思ったら外来種だそうで、何かの餌にするらしい。あまりに釣れるので腕が痛くなるし、切りがないといって暫くして竿を仕舞ってしまった。
 壺屋から桜坂に戻り自転車で家に戻る途中、パラパラと雨が降って来た。そう言えば明け方、一瞬目覚めた時は激しい雨音が聞こえていた。
 午後5時まで、2時間半程のマチグヮー(市場)、スージグヮー(路地)散歩。スナップ写真をPhoto Albumにしました。こちら
スナップ
 住民票を移していないので投票できないが、今日は那覇市長選が行われた。即日開票され、現職の翁長雄志氏が4選を果たした。

11月10日(土)

 撮影データの現像作業が一段落したので、部屋でゴロゴロしながら本を読んでいる。昨日、「沖縄・奄美・吐噶喇1974-1978/中平卓馬写真集」(未来社)、「楽園の原点 おきなわ/三好和義」(新潮社)を読み終え、今日は「写真0ゼロ年 沖縄/photographers' gallery press別冊」を読んでいる。この本は面白いけれど文字が多く、しばらく読み進むとウトウトしてしまう。返却期限を一度延長してもらっている本だが、再度延長になりそう。

 一昨日、再放送だと思うが歌手生活60年を迎えた、雪村いづみさんをテレビで観た。僅か30分の番組でしたが、その波瀾万丈な人生と歌への情熱が伝わって来た。
 雪村いづみさんは、10年程前に撮影させていただいたことがある。1997年〜2001年までレコード・コレクターズ誌で、「戦後ニッポンのポピュラー音楽」という連載の撮影をしていた。2001年6月号の笈田敏夫さんが最終回だが、この2002年の雪村さんも、この連載の延長線だと思っている。 雪村さんに限らず、この連載に登場していただいた方々の話しは大なり小なり波瀾万丈で面白かった。
 この連載がスタートするきっかけは確か、田中勝則さんが生田恵子さんを取材した事だと思う。 生田さんは日本で初めてブラジル録音をした女性歌手で、その当時の貴重な話しを聞かせていただいたのだが、その直後に病気で亡くなられてしまった。それで戦中、戦後と活躍された歌手、ミュージシャンの方々に健康でご存命な今のうちに話しを聞いておかなければというので、田中勝則さん、北中正和さんが交互に取材・執筆という形で連載が始まった。
 そう言う経緯でスタートした連載なので仕方のない部分もあるが、登場していただいた方々も随分と亡くなられてしまった。 今ネット検索で知ったのだけれど、二葉あき子さんも昨年の8月16日に96歳で亡くなられている。
 この連載が一冊の単行本に纏まる事がなかったので読む事は難しいが、上海バンスキングの劇作家・斉藤憐さんの著書「昭和のバンスキングたち」 (ミュージック・マガジン)で、大変だけれど音楽がワクワクしていた時代の話しが読めます。*どちらにも登場するミュージシャンは、サックス奏者のレイモンド・コンデさんだけです。

→雪村いづみさん(2002年3月12日撮影)。
  You Tubeから、「BLUE CANARY」「チャチャチャはいかが」「マンボ・イタリアーノ」。
 せっかくなので、美空ひばりさん、江利チエミさんとの初代三人娘による「じゃんけん娘」。


↓左から池 真理子さん(1998年撮影)、二葉あき子さん(1998年撮影)、生田恵子さん(1995年撮影)。
 池 真理子さんも2000年5月30日に亡くなられている。 池 真理子さんはご自宅にお伺いして取材している。取材の後、一緒に晩ご飯を食べましょうと、ラーメンの出前をとってもらった記憶がある。
 You Tubeから、「愛のスイング/池 真理子」「フランチェスカの鐘/二葉あき子」「東京ティティナ/生田恵子」。

雪村いづみさん
池真理子さん、二葉あき子さん、生田恵子さん

 10月28日に、那覇の国際通りで行われた琉球王朝絵巻行列の写真をPhoto Albumにしました。こちら

琉球王朝絵巻行列

11月8日(木)

 今月の後半に行く八重山諸島。6泊7日の旅行ですが、初日の石垣島でのホテルしか決まっていなかったので、旅のメインとなる竹富島で泊まる宿を電話で予約。ドミトリーで1泊2000円のゲストハウスが3連泊で予約できて、ほっとした。まだ決まっていない2日目と最終日の宿は、旅のプラントをもう少し練ってから探そうと思う。

 昼の1時過ぎ、バリバリと低い音がするのでベランダに出ると上空をオスプレイが飛行していた。昨日も新都心のスーパーで買い物をした帰り、上空を飛行するオスプレイを見た。普天間に配備されて1ヶ月ちょっと、だんだん普通の光景になって来たのか、周りの人は空を見上げる事もしない。
 沖縄タイムスの昨日のwebに、海兵隊部長「オスプレイ 車より安全」という記事が載っていた。自動車よりも事故率が低いと言うが、それで安全だとする思考回路がわからない。オスプレイが一度事故を起こせば、その被害規模は自動車の接触事故とは比べ物にならない。また「夜中に爆音を響かせるバイクよりも騒音は小さい」と述べたというが、子供染みた言い訳のようにしか聞こえない。
 2004年8月13日、沖縄国際大学に米軍のヘリが墜落した。幸い学生や周辺住民を巻き込む事はなかったが、事故現場の保全や事後処理などは米軍主導で行われ、何が起こったか詳しくは知らされていない。その際、ストロンチウムを撒き散らした疑惑がある。
 今年になって、ベトナム戦争の前線基地だった沖縄に枯れ葉剤が持ち込まれ、使われていたとする報道を目や耳にする。詳しくはこちらや、こちらで。米政府はそんな記録はないとし、日本政府は追及する気もないようだ。なんとなくオスプレイを巡る問題にも似ている。
 オスプレイの構造上の問題も不安だが、米日政府のこうした不誠実な対応が一番不安にさせる。
オスプレイ01
←↓部屋のベランダから撮影(トリミングしています)した、オスプレイ。1機目はプロペラを垂直に、2機目は水平にして飛行。
オスプレイ02
 今日のお昼は豚まんと、沖縄そば。たぶん初めてカルチャーショックを受けた食べ物は、肉まんだと思う。中学生の頃だと思うが、こんなに美味しいモノがあったのか・・・と。今日は3個食べた。晩ご飯はマグロの刺身と、魚てんぷら。メニューを考えるのが面倒な時の定番ですね。
昼ご飯と、晩ご飯
 10月27日に行われた首里城祭2日目の様子と、栄町市場屋台祭りの写真をPhoto Albumにしました。册封儀式や伝統芸能の宴はこちら、屋台祭りはこちら
冊封儀式
↑首里城祭の冊封儀式。↓栄町市場屋台祭り。おばぁラッパーズ登場。
栄町市場屋台祭り

 昨日の米大統領選でオバマ氏が再選したが、4年前の熱狂はない。「YES,WE CAN!」を合い言葉に、この4年でアメリカが少しは変わるものだと期待していたけれど。
 この4年で日本の首相は何人変わったんだっけか。小・中学校の試験に歴代の総理の名前を挙げよ、なんて問題はあるんだろうか。あったら可哀想だな、僕だって答えられない。

 今日は酉の市ですね。以前は浅草の鷲神社や長國寺で人混みにもまれて、そろそろ師走だなと思い、12月の羽子板市で年末を感じていました。昨年、一昨年と過ごした奄美では、あまり師走を感じなかったかな。一昨年は門松やしめ縄も作ったのに。さて、沖縄の師走はどんなだろうと、半袖のTシャツで考えている。
 以前撮影した酉の市の写真がこちらに、羽子板市の写真がこちらにあります。
 今年は二の酉まで。11月20日だそうです。

11月5日(月)

 午前中はコンタクトシートの作成。フォトショップCS6にしてから初めての作業で、ちょっとやり方に戸惑う。
 昼ご飯を食べてから撮影データをDVD-Rに焼き、コンタクトシートと一緒にファイルに入れて郵便局へ持って行き、レターパックライトで東京へ送る。明後日には届くはず。
 郵便局から桜坂劇場へ行き、15時20分から上映の「スケッチ・オブ・ミャーク」を観る。
 「スケッチ・オブ・ミャーク」は、音楽家でありプロデューサーでもある久保田麻琴さんが、宮古島の古謡、神歌と出会った事から始まる。宮古の音楽、歴史、祭祀についてサラーム海上さんが久保田さんにインタヴューしており興味深い内容だ。 
 この映画にも少し紹介されている池間島のミャークヅツ(You Tube)を、来年は見に行きたいと思っている。 
 17時頃に映画は終わったけれど、今日は20時からもう一本「ニッポンの嘘〜報道写真家 福島菊次郎90歳〜』を見ようと思っている。というのも 映画館の入場料は通常1600円だが、会員は1000円で、月曜日はさらに割引があり800円で入れる。上映期間が9日までなので、料金の安い月曜日は今日まで。
 次の上映まで時間があるので、ご飯を食べに自転車で浦添方面へ。途中のコンビニでガス料金の支払い。先月は1455円だったが、今月は1756円。お目当ての焼き肉屋さんで、500円の牛カルビ切り落とし定食を注文。風邪予防に、すりおろしニンニクをたっぷり入れる。
  食べ終わって桜坂劇場に向かう途中、100円ショップでお口の匂い消しにガムを購入。かなりニンニク入れたので、さすがにそのまま劇場は気が引ける。ガムにどれだけの効果があるかはわかりませんが・・・。 
 少し早めに着いたので1階の雑貨や本を置いているコーナーで、写真集をパラパラと捲る。10分前になり、開場。まさか沖縄で福島菊次郎さんの映画を観るとは、思わなかった。
宮古島・前浜ビーチ
 宮古島滞在最終日だった10月12日に撮影したスナップを、Photo Albumにしました。こちら。↑の写真は、前浜ビーチ。

11月3日(土)

 先月27日は冊封使行列、28日は琉球王朝絵巻行列が行われましたが、今日は12時50分から首里城で古式行列です。
 12時頃に家を出て、自転車で首里城へ。古式行列は正殿に王と王妃を迎えに来るところから始まります。正殿は有料区域なので、年間パスポートを作っておいて良かった。
首里・古式行列01
首里・古式行列02
 行列は守礼門を出て、龍潭池の横を通り鳥掘り交差点まで進みます。途中で赤田のミルク(弥勒さま)やエイサー隊、旗頭などが加わり所々で演舞を披露。
 王と王妃は先月見ているので、今日は聞得大君に会いたくてスタッフの方に行列のどこにいるか訪ねると、資料を見ながら、聞得大君は黒い籠の中ですが、人が乗ると担いで行列できないので空です。えっ!?どうも聞得大君は不在のようだ・・・orz。 
 色んな地区の旗頭が集合しているようで行列はまだまだ続きそうだったが、16時頃に行列見学を離れて浦添市の城間に向かう。
 18時からサンパーク通りで行われる城間松明大綱引(グスクマ テービー)を見に行く。沖縄の綱引きも、今期はもうこれが最後だろうか?
 17時過ぎに会場に着いて、お弁当屋で買った鳥唐揚げとおにぎりを食べながら始まりを待つ。18時になって通行規制が行われ、トラックで大綱が運ばれて来た。この大綱は、先月真栄里の大綱挽で使われた綱を譲り受けている。 
 子供エイサーや子供綱引きの後、青年部のエイサー、婦人部の踊り、旗頭、保存会や浦添市長さんなどの挨拶があり、いよいよ大綱引きが始まった、
城間大綱引き
大綱

↑カヌチ棒が入れられた大綱。
←綱引きは、わりと短時間で勝負がつく。2回戦目は写真を撮らずに一緒に引いてみた。真剣にやると、けっこう体力使いますね。

 沖縄の綱引きは、綱引きの前にガーエーが行われる。ガーエーとは我の張り合いらしく、旗頭対決や棒術対決、睨み合いといったガーエーをこれまで見て来たが、城間の綱引きでは婦人部のおしゃもじ合戦が繰り広げられた。二手に分かれて、大きなおしゃもじをぶつけ合う戦いだ。また、綱引きの後にも婦人部のぶつかり合いが行われた。こちらはホントに生身の身体をぶつけ合う。勝負の付け方も、どちらが勝ったのかもわからなかったが、その後は仲良くカチャーシーを踊って綱引き行事は終了した。

↓婦人部によるおしゃもじ合戦と、ぶつかり合い。気合いが入っています。
婦人部のしゃもじ合戦とぶつかり合い
 21時頃にカチャーシーが終わり、名残を惜しむように天に向かって舞っていた2つの旗頭も仕舞われた。綱を運ぶトラックもやって来た。さあ、帰ろう。
 サンパーク通りから国道58号に出て、自転車で家に向かう。天気予報では曇りのち雨だったが、なんだか一日良い天気で終わった。さすがに夜は半袖のTシャツ一枚では過ごせないが、薄いヨットパーカーを羽織れば充分だ。

11月2日(金)

 この2、3日、空が騒がしい。家に籠って静かに写真データの現像をしているから余計に気になるのか、上空を飛ぶヘリコプターや飛行機の音が耳につく。
 今日はオスプレイが新都心の上空を普天間の方向へ飛行するのが、部屋のベランダから見えた。気づくのが遅くて写真は撮れなかったけれど。
  日米政府により、住宅地上空の飛行はなるべく行わないと言う取り決めがなされたというが、住宅地の真ん中にある普天間飛行場に配備されたオスプレイに、そもそもそんな約束が守れるわけがない。
 先月16日に起きた米兵2人による強姦事件を受けて米軍人の深夜外出禁止令が出されたばかりだが、昨夜、またしても沖縄で酒に酔った米兵による住居侵入と少年への暴行事件が起きた。そもそも深夜外出禁止令が、その場凌ぎの対策でしかないように見える。日米地位協定の見直しを、この国の政府は真剣に求める気はないのだろうか。
 国は1972年の本土復帰から20年ごとに軍用地の使用契約を地主と結んでいるが、契約拒否している地主の土地は、駐留軍用地特措法に基づき強制使用されているという。今年の5月14日に1992年の賃貸借契約が満期を迎えた。昨年の12月の時点で契約拒否に転じた地主は115人だったそうだが、この米軍用地問題も注視していく必要があると思う。
飛行機
 ↓10月11日に撮影した池間島の様子をPhoto Albumにしました。こちら
池間島のイワシ

10月へ