梅雨の中休み、４x５を担いでぷらぷら。銀座で降りて交詢ビルのあった場所に歩いてみた。昭和４年？５年？に建てられた英国チューダー様式の煉瓦建てのビル。チューダー様式がどんなものかは知らないんですけどね（笑）。このビルにはかつてビアホール『ピルゼン』、バー『サン・スーシー』が入っていて、どちらも２回ずつ仕事で撮影したことがある。

このビルが取り壊しになるのに伴い『ピルゼン』が閉店するというので撮影に行ったのが一昨年の９月。ニューヨークのテロの何日か後だった。で、その後どうなったんだろーと歩いてみた。ビルのあった場所を囲む３辺の通りを歩くが塀でよく見えない。まだ更地のような感じ？と思いふと上を見たら？？？ワオー！裸の巨大な赤ん坊がオチンチンを出して交詢ビルの跡地を見下ろしてました。いやー私は今そのオチンチンの下を歩いて来たんですけど、気付かなかった。あまりに大きい（７階建て？のビルの下から上だもの→）ので気付かない。しかし、なんで赤ん坊が？こんなに大きく？別に嫌じゃないですけど、不思議（笑）。『ルパン』のある路地やらあちこちをふらふらしながら、東銀座方向へ。歌舞伎座の裏から築地へと歩いていく。レコーディング・スタジオ『音響ハウス？』はここら辺じゃなかったか？ハネケンさんに教えてもらった美味しいコロッケパンのお店も近くにあったような。もう２０年以上も前の事でよくわからない。。。そんなことを思い出しつつ適当に４X５でパシャリ。築地のドトールでトイレ休憩。スペインを歩いた時はよくトイレ休憩にBAR(バール）に入った。どんなに田舎の小さい町でもBARはいくつかあって重宝した。一時日本でイタリアのBAR(バル）が流行ってパニーニにエスプレッソを出すお店がいっぱいできたけど、今はどうなんでしょうね？私が個人的に好きなのはドトール。アルコールこそないけれど、スペインのBARのように使いかってがいい。フードも一番ちゃんとしている気がするんですけどね。

築地から佃大橋を渡り佃島へ。昨年も何回か４X５を担いで歩きに来たけど、来る度に高層マンションが増えているような。雑誌で目にする佃小橋からリバーシティー２１を望む場所で休憩。この佃小橋の横にあるちょっと古いマンションを見る度に驚く。普通のマンションなのに銭湯が入っていて、屋上から銭湯の煙りが。。。赤瀬川原平さんの『超芸術トマソン』に煙突の”膣外射精”として紹介された銭湯が昔あった。周辺に煙突より高いマンションが建ち並んだので、しょうがないので煙突をそのマンションの上へと継ぎ足したという銭湯。この佃島のマンション銭湯はどうなるのでしょうね？マンション一体型とはいえ、ちと古くてそれ程高層でもなし。。。横に新しく高いマンションができたら。。。ね。ちなみに膣外射精の銭湯は巣鴨にある草津湯さん。何年かまえに銭湯のPR 誌の仕事で撮影したことがあります。知らずに行ったんですけどね。撮影中にいろいろ話しを聞いていると、どうもトマソンに出てきた銭湯とわかって妙に嬉しかった（笑）。残念ながら、名物だった煙突はもうなかったですけど。佃島から月島へとたらたら歩いて、今日の散歩撮影は終了！いやーしかし、本当にもんじゃの店の多い事。くらくらします。一人でもんじゃを食べるのも淋しいので、蕎麦でもと思うが満席。中華料理屋さんでビールと肉ソバで一人打ち上げ。銀座から月島までは直線だとそんなに距離はないと思うが、路地をふらふらふらふらするもんだから。。。ちと疲れました〜。

６月２６日

六本木ヒルズに行ってきました〜。って、仕事ですけど。９０歳を超えて現役で仕事をされている美容業界の大御所、M・U先生の撮影。いやー、話される内容や話し声のしっかりしていること。私が子供の頃よくテレビでお見かけしていたが、９０歳を超えてハツラツとされてました。で、撮影のあと六本木ヒルズを少しだけ歩いてみました。

健康雑誌のアロエ特集の撮影。６月４日、編集のSさんの運転する車で静岡県にあるアロエランドに日帰りで撮影に行って来ましたが、その続きで、この日はアロエシャーベットをスタジオで撮影。シャーベットの他、手作り昆布パック、毛穴？などいろいろ撮影。

←撮影用のアロエシャーベットを作るSさん。Sさんはタンゴ、クラシック音楽好きということで、静岡からの帰りの東名高速でいきなりウイン・フィルが流れた時には驚きましたが（笑）。ちなみに私が今回用意した撮影用BGMは『ショーロの夕べ』『ラグリマス／DOLCE PONTES』『PARIS MUSETTE 』『GAMELAN DEGUNG』『カンテ・フラメンコの名花／マリア・バルガスとパコ・デ・ルシア』『わが心のボレーロ』など。Sさん自信作のシャーベットいろいろ。