5月31日 台風でしたねー、こんな日に撮影に行ってきました。ある飲食店向け雑誌の仕事で、秋田の日本酒の酒蔵と鹿児島の芋焼酎の酒蔵の方の対談を撮影しに西麻布の居酒屋へ。家を出る時はザーザーぶりの雨。電車のダイヤもちょっと乱れておりました。大型のストロボやらカメラやら三脚やらを担いで傘をさして歩くのはちと大変。対談は2時間ほど。で、撮影のあと秋田の浅舞酒造さんから宣伝して下さいと言われてお酒をいただく。さっそくホームページに写真を載せてみました(笑)。芳醇辛口純米酒「醇辛 天の戸」。香りはフルーティで確かに辛口。ちょっと酸味もあるような。口の中がべたっとする甘さがないので私的には食中酒でも楽しめるかな。私があれこれかくよりはホームページを見ていただく方が。浅舞酒造で検索すると見つかります。もう一つの鹿児島の酒蔵さんは大海酒販。こちらのアドレスはhttp://www.taikai.or.jp。杜氏さん同士の対談もあり、話しを聞いているとなかなか熱心な酒蔵さんというのがわかります。興味のある方は、どうぞ!私はちびりちびりと飲みながら書いてて、もうほろ酔いです〜(笑)。
5月28日 久しぶりに気持ちの良い天気。昼間に洗濯をして、夕方から暗室に入って新橋と品川を撮影した4x5のモノクロフィルムの皿現像。パソコンとパソコンの間の床にパットを並べて、一枚一枚現像液に。本当はこの皿現像をラボに出してしまえば、デジタル暗室にダーク・カーテンはほとんどいらなくなるのだけれど。。。現像代がね、一枚300円。4x5のポジ・フィルムの現像代より高い!
 
 

仕事でモノクロを撮影する時は35mmでもブローニーでも、ラボに出す。自分でやるとキズが付いたり、ゴミが付いたりで大変なので。なのに仕事の撮影ではないとはいえ、4x5の皿現像を自分でやっているというと、知り合いのカメラマンさんは皆さん驚きます。プリンターでもあるカメラマンさんの一人は4x 5の皿現像だけはスクラッチや現像ムラが恐いので引き受けないと言ってたなー。どうやら本当は凄く難しいことらしい。まあ、私の場合は多少のスクラッチが付いても、最終的にはデジタル処理なのでスポッチングでなんとかなるかなーと、いい加減な現像してますが(笑)。

 
なんだか今月は建築やら風景やらの写真ばかりだなー。ちょっと色がさびしいので料理の写真でも。昨日、27日は今年の1月から始まったアナウンサーI氏の連載の撮影で戸塚へ。で、タクシーの運転手さんから教えてもらった鮨居酒屋で軽く打ち上げ?かわはぎのお造り、馬刺し、海鮮サラダ、白エビの唐揚げ、蟹シュウマイ、マグロの串かつなどなど。お酒もちょっと入っていい感じ?
↓ほろ酔い加減のライターTさんと担当編集者のH嬢。戸塚に来た記念にとつかと書いてあるお店の前で記念写真(笑)。
 
5月13日 ピンホール写真から始まった、過去3年間の個展に未発表作を加えたものという大西基さんの写真展「大西基00ー02」に行ってきた。2穴のピンホールカメラ、1穴のピンホールカメラによる写真が中心。2穴のピンホールカメラによる風景写真は、私は初めて観るものばかり。
 
 

↑大西さんとピンホールカメラ。手前の赤いのは4x5のピンホールカメラ。以前このカメラを別の個展会場で初めて見た時、アンケートの回収箱かと思いました(笑)。左奥が2穴の8x10のピンホールカメラ、手前右が1穴の8x10のピンホールカメラ。

↑今回の写真展の案内にいただいたポストカード。
2穴の8x10のピンホールカメラによる撮影です。
 
  写真展の会場は再春館ギャラリー。5月27日までです。12:00〜18:00(水曜休み、金曜は20:00まで)。
東京都港区高輪4ー10ー58
品川駅より、徒歩5分程です。

 

 

 

 
 

せっかく品川まで来たのだからと写真展の会場とは駅を挟んで反対側の、港南のあたりをぶらぶら。今度4x5を担いで歩いてみよう。

 

5月5日

大型のカメラを担いでのぶらぶら歩きは、今年は今日が最初。新橋の駅の辺りをぶらぶら、いつのまにか住所は途中で浜松町になってましたが。。。今年の1月30日、ある雑誌の撮影で新橋5丁目にあるビアライゼというお店を撮影に行った。この店の御主人は昔、灘コロンビアに勤めていたかた。灘コロンビアはビール注ぎの名人といわれた故・新井徳司さんのいらした店で、私も一度注いだビールの上にスーッとマッチ棒が立つ瞬間の写真を撮影に行ったことがある。ビアライゼのご主人も故・新井さんの愛弟子であった方なので、同じように、マッチ棒を立ててもらい撮影した。
で、その撮影の時に新橋の駅周辺に建設中の高層ビル群がどうも気になって、いつかぶらぶら歩いて撮影しようかなーと思っていた。

 
  ごちゃごちゃした飲み屋街と高層ビル、取り残された家と高層ビル、ぐしゃぐしゃな電線と高層ビル。ごちゃごちゃでぐしゃぐしゃ。好きかも(笑)。さて、今年もぶらぶら歩きます〜!
 
 

↑私の使っている4x5のカメラ。TOYO VX125。65mmから300mmまでのレンズを同じ蛇腹で使えるので便利。伸縮式モノレールは125mmから延長パイプを使って315mmまで延びる。ぶらぶら歩きのお供にはなかなかいいカメラかも。

↑ぶらぶら歩きで疲れて、うちの近所の1階がレストラン、2階が民宿、3階がアパートという○○り庵へ。ネギトロ丼と天ぷら、釜あげうどん。これにデザートのアイスクリームが付いて1000円。でも、なんだか普通に安くて面白くないなー(笑)。
5月2日 先日の日曜日、4月27日に撮影した住宅の写真を建築デザイナーさんの事務所に納品。はーこれで無事仕事が完了。
私にしてはドキドキの撮影だった。柴田書店の「月刊食堂」「月刊ホテル旅館」などで、レストランやホテルといった店鋪、施設の撮影はよくしていた。でも今回は4x5を使って個人の住宅の撮影。これまでも雑誌の撮影で行ったお店から、4x5 を使ってお店の写真を撮って欲しいという依頼が何回かあったが、基本的にはお断りしていた。だって、4x5苦手だからな−(笑)。で、持っていくのが大変。なんせカメラマンなのに車を持っていない、というか免許すらないし、持つ気もない。ついでに携帯電話も持ってませーん!が、今回は知り合いのライターさんの旦那さんが独立して初めてデザインした住宅ということと、私の家まで車で迎えに来てくれるということなので、引き受けさせていただいた。昨年、4x5 を担いでぶらぶら街を歩いて撮影していたので、少しは4x5も使えるようになったかな?と、腕試しのつもりで引き受けた(腕試しで仕事を引き受けていいのかな。。。失礼なやつですね。すいません)。最初の予定ではゴールデンウィーク後半の晴れた日に撮影と言う事だったので、まあ、それまでに一度ぶらぶら歩いてテスト撮影しておこうと思っていたら、いきなり明後日の27日でお願いとの電話。焦ります。。。で、前日あわてて必要な機材を購入。
今回は結構カット数があるのでパケットフィルムをメインに使う事にした。で、パケットフィルム用のホルダーを購入。普段使っているのがコダックのE100Sというフィルムなので、コダックのパケットフィルム用のホルダーを買おうと思ったのだが、いろいろ人に話を聞きフジのパケットフィルム用のホルダー、クイックロードホルダーに決めた。広角レンズはフジの90mm/5.6を昨年買ったが、もう少し広角のレンズも欲しいと思いフジの75mm/5.6を急いで購入。家に戻ってさっそくレンズを付けてポラでテスト。友人二人がくることになっていて、そのうちの一人がカメラマンさんなので、クイックロードの使い方を簡単にレクチャーしてもらい、二人をモデルに撮影。ポラ1枚とパケットフィルム2枚を撮影しておき、住宅の写真の本番フィルムを現像する前にテストで流すことにする。フジのフイルムを使う事がほとんどないし、パケットフィルムは初めて。自分の中にデータが何にもない状態での撮影ってびびります〜。
 
今回購入したクイックロードホルダーとフジの75mmレンズ。545のポラホルダーを使えばフジとコダック、両方のパケットフィルムを使えるらしいですが、どうなんだろー?実際に使っている方がいらっしゃいましたら、教えてちょー!
75mmの次は65mmの購入か?(笑)。でも欲しい!4x5のカメラに6x7のフィルムホルダーを付けた時に重宝しそうです。
 
 

今回撮影した住宅。プリントしたものも欲しいということなので、うちのスキャナーでスキャンしてプリントアウト。で、ついでに青空に走る電線と、その影を消してみる。4x5に75mmレンズ。6x7のホルダーを付けて撮影。上から見るとコの字型の家。それにしても手前の建物、柱がなくてなぜ平気なのでしょう。。。私がフォトショップで電線を消すついでに柱を消したわけではありません(笑)。

 

 
  マミヤの645であおり無しで撮影。フォトショップで歪みを調整。電線も消しときました。
 
 
 

当日は建築デザイナーの奥さんである、ライターさんにアシスタントをしてもらう。フィルム番号の横に絞りを書いてもらったり、レンズを持ってもらったり。たぶん大変だったと思うな−撮影中は人使いが荒いので(笑)。ありがとうございました〜!
で、翌日現像所へ。1回目のテスト現像の出来上がるまでは、落ち着かない。ドキドキ(笑)。で、4回にわけて現像に出した。最後の現像が出来上がってきてホ〜ッ。長い一日でございました。
スナップ写真を撮る感覚で4x5を使えたら。。。と昨年から撮り始めたTOKYOgray。まだまだそこまでは使いこなせませんが、でも楽しくはなってきたなー。で、今回の撮影で少しデータができた。カメラマンの財産ってデータだもん、これは大切かも。

さて、この住宅のデザインをされた長井義紀さんの事務所のホームページです。長井義紀ア−キスタジオ。家を建てる予定のある方はぜひ!予定のない方も一度どうぞ!私も撮影スタジオ欲しいぴょん!!!
  4月へ