オリ−ヴ

バーの隠れメニューといいながら、
ずいぶんとご飯のおかずのような料理が多いですね(笑)。

で、今回はオリ−ヴを。
初めてオリ−ヴを食べたのは、スペインを旅行した時だと思う。
ひょっとしたらそれまでにも食べているかも知れないが、
オリ−ヴと意識して食べたのは。。。
マドリードに着いた日の夜、飛行機で一緒だった人に連れられて
BAR(バル)へ。
セルヴェッサ(ビール)に、
お皿いっぱいのオリ−ヴとハモンセラーノ(生ハム)。
この時のオリ−ヴが最初ではなかったか?
香ばしいオリ−ヴは、ビールに良くあうと思う。

カクテルの王様、マティーニ。
中に飾られているオリ−ヴは、
種をぬいてピメント(赤ピーマン)を詰めたスタッフド・オリ−ヴ。
このオリ−ヴを食べるタイミングが悩ましい。
飲む前に?飲み終わった後に?はて、と悩む。

横浜にカクテルバーパリというお店があります。
今もあるのかはわかりませんが。
ずいぶん昔に撮影でうかがった時に、
マティーニ、ギブソンどちらかをご馳走になりました。
普通はマティーニは材料をステアした後オリ−ヴを飾り、
ギブソンは材料をステアした後パール・オニオンを飾ります。
でも、カクテルバーパリはどちらもパール・オニオン。
ではマティーニもギブソンも同じ?
パリのレシピは、
マティーニはステアした後にオニオンを、
ギブソンはシェークした後にオニオンを。
銀座のバー「クール」の古川緑郎さんを描いた
『銀座 名バーテンダー物語/伊藤精介』(晶文社)
という本に、このカクテルバーパリも登場し、
私にご馳走して下さった田尾幸子さんも登場しています。
そしてその中でマティーニとギブソンの話も。。。
さて、田尾さんにご馳走していただいたのが
マティーニだったかギブソンだったか忘れてしまいましたが、
ショートカクテルはキュッと飲み干すもの、と
2口か3口で飲み干してから
パールオニオンを口に入れたのですが。。。
どうも違うらしい(笑)。
まず半分を飲み、次にオニオンを食べて残りを飲む。
そうすると味が変わるのを楽しめると。
なるほど。で、2杯目をご馳走になりました(笑)。
まあ、オリ−ヴやオニオンをいつ食べても
そんな事は人それぞれで、良いとも思う。
でも、そういう話を聞くのもお酒の、
特にカクテルの楽しみだと思う。
私はお酒そのものよりも、そんな話の方が好きかもしれない。
ご馳走になったのは3杯で。。。
オリジナルのチェリーブロッサムも1杯。
こちらもショートカクテル。
キュッと飲むのが礼儀かと頑張りました。
さすがに撮影機材を担いでお店を出てから
家まで帰るのがしんどかった記憶があります。

オリ−ヴの写真はモノブロックのストロボ1灯に、
ハ二カム・グリッドを付けて。
チェスはバリ島で買ったものです。
ホントはもっとスマートでシンプルな
カクテル・ピンで撮りたかったのですが。。。
家にはない(笑)。